- はじめに
- ①AWS Compute Optimizerは、EC2インスタンスに関する推奨事項を強化
- ②AWS Lambda Extensionsが一般提供開始
- ③AmazonEMRがEC2のキャパシティ予約をサポート
- ④AWSOutpostsでEC2のキャパシティ予約をサポート
- ⑤AWS ServiceQuotasがAmazon CloudWatch Logsをサポート
- ⑥Amazon Lumberyard Beta1.28が利用可能に
はじめに
こんにちは!サーバーワークスの福島です。 今回は、 5/25のアップデートについて紹介していきます。
こちらの内容については、YoutubeやPodcastでもアップロードしているので、気になる方はぜひチェックしてください。
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①AWS Compute Optimizerは、EC2インスタンスに関する推奨事項を強化
機械学習を使って過去の使用率メトリクスを分析し、AWSリソースの最適化およびコスト削減を推進してくれるサービス AWS Compute Optimizer
今回は、このAWS Compute OptimizerがEC2インスタンスに関する推奨事項を強化したというアップデートになります。
強化された点は4つあります。
まず1つ目が推奨品質の改善ということで、 EC2インスタンスタイプの推奨を生成するときに、1秒あたりのネットワークパケット、 ローカルストレージスループットおよびIOPSを考慮するようになりました。
次に2つ目がレコメンデーションカバレッジの改善ということで 追加で153のEC2インスタンスタイプをサポートするようになりました。
次に3つ目が推奨事項の洞察ということで、 不足、過不足しているリソースが表示されるようになりました。 例えば、CPUが不足していますよー、とか、メモリが過剰ですよーといった感じです。
最後に4つ目がプラットフォームの違いに関する情報ということで、 現在のEC2インスタンスタイプと推奨されるEC2インスタンスタイプのプラットフォームの違いが表示されるようになりました。
ここには、例えば、ハイパーバイザーやネットワークインターフェースといった内容が表示されます。
これによりインスタンスタイプを変更する前に何を確認しなければならないかが、即座に分かるようになりました。
AWS Compute Optimizerは、EC2以外にもEBSやLambda、AutoScalingのコストとパフォーマンスの最適化を推奨してくれます。 また、無料で利用することができますので、AWS Compute Optimizerを利用していない方は、これを機にぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
②AWS Lambda Extensionsが一般提供開始
サーバレスでコードを実行できるサービスであるAWS Lambda 今回はこのAWS Lambdaに関するアップデートで 去年の10月にプレビュー版が公開されていたAWS Lambda Extensionsが一般提供開始されたというアップデートなります。
AWS Lambda Extensionsは、Lambdaレイヤーを使って、Lambdaと各種運用ツールを統合する機能でDatadogやImperva,Sentryなどと統合することが可能です。
この機能を使うことで、Lambdaのログを任意の宛先にAWSサービスを介さずに、直接送信したり、 セキュリティエージェントを介して、機能アクティビティを検出・アラートなどが可能になります。
ただし現在は、東京リージョンでは利用できなく、バージニア北部、アイルランド、ミラノでのみ利用可能となっております。
Lambdaの運用するにあたって嬉しい機能かと思いますので、 東京リージョンで利用可能になる前にほかのリージョンで機能を試してみてはいかがでしょうか。
③AmazonEMRがEC2のキャパシティ予約をサポート
ビッグデータのクラウドプラットフォームであるAmazon EMR 今回はこのAmazon EMRでEC2のキャパシティ予約が可能になったというアップデートになります。
この機能を使うことで、例えば、インスタンスタイプやAZに厳しい要件があった場合でも、中断することなく、クラスターをローテーションが可能です。
こういった厳しい要件がある場合、キャパシティ予約の利用、検討してみてはいかがでしょうか。
④AWSOutpostsでEC2のキャパシティ予約をサポート
オンプレミス環境でAWSサービスを利用できるようにするハードウェア製品、AWS Outposts。 今回はこのOutpostsでEC2のキャパシティ予約がサポートされたというアップデートになります。
このキャパシティ予約は、AWS Resource Access Managerを利用して、 Organization内の他のAWSアカウントと共有することも可能です。
この機能は、計画的または計画外の急増、バックアップ、ディザスタリカバリなど、 将来の需要増加に備えてアプリケーションにリソースを確保したい際に利用できます。
Outposts使っている方はぜひこの機能を使ってみてはいかがでしょうか。
⑤AWS ServiceQuotasがAmazon CloudWatch Logsをサポート
AWSのサービスクォータを管理できる AWS ServiceQuotas 今回はこのAWSServiceQuotasでAmazon CloudWatchLogsのサービスクォータも管理できるようになったというアップデートになります。
CloudWatchLogsのサービスクォータを確認および調整する機会がありましたら、AWS ServiceQuotasを確認してみてください。
⑥Amazon Lumberyard Beta1.28が利用可能に
ゲームエンジンであるAmazon Lumberyard 今回は、このAmazon LumberyardのBeta1.28が利用可能になったというアップデートになります。
Twitch Gemの更新、セットアップとインストールエクスペリエンスの改善、40を超えるバグ修正などが行われました。
Amazon Lumberyard使っている方は、Beta1.28、試してみてはいかがでしょうか。
以上6件、5/25のアップデートでした。
引き続き、毎日AWSではアップデート情報をお届けします。 応援よろしくお願いします。
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