クライアントが IPv4 でも AWS 内をできるだけ IPv6 Only にしたい

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こちらは、サーバーワークス Advent Calendar 2025 の 21 日目の記事です。公開が遅れてしまい申し訳ありません。

こんにちは、エデュケーショナルサービス課 AWS トレーナーの小倉です。

私は re:Invent で毎年必ず見るセッションがあります。
こちらのセッションは、VPC の機能と 2024/12~2025/12 までのアップデートについて説明しており、VPC の現在の機能を知るうえで非常に有用なセッションとなっています。YouTube の字幕を日本語にすれば内容を理解できますので、VPC の情報をキャッチアップしているみなさんには見ていただきいセッションです。

youtu.be

こちらのセッションの最後のほうで、「AWS サービスの 75% 以上が IPv6 をサポートするようになった」と言っていましたので、AWS 内をできるだけ IPv6 Only にするにはどのようにすればよいかを考えてみました。なぜ IPv6 を使うのかや AWS 内からの IPv6 通信については 1 年前のブログで説明していますので、今回は IPv4 でインターネットから AWS 内への通信について説明します。

blog.serverworks.co.jp

インターネットから AWS 内

前提として、IPv4 と IPv6 は互換性がないため、IPv6 あてに IPv4 で通信を行ったときにはどこかで IPv6 への変換が必要です。
Web サーバーへの通信であれば、CloudFront で IPv6 オリジンをサポートしていますので、クライアントから CloudFront までは IPv4、CloudFront からオリジン(ALB や EC2 など)まで IPv6 通信が可能です。ただ、こちらの機能は、VPC オリジンには対応していないため、オリジンはパブリックサブネットに配置が必要です。

aws.amazon.com

aws.amazon.com


Web サーバー以外への通信であれば、IPv4 通信を考慮して、IPv4 と IPv6 の両方使えるデュアルスタックでの準備が必要です。いろいろな可能性を考えて試してみたのですが、IPv4 から IPv6 へ変換することができませんでした。

まとめ

今回は IPv6 を利用した場合のインターネットから AWS 内への通信を考えてみました。私の 1 年前のブログで IPv4 から IPv6 へ変換する機能があると IPv6 化が進むと書いていましたが、CloudFront に機能追加されていました。この機能が追加されたことによって、また少し IPv6 の利用が増えるのではと考えています。

以下のサイトに IPv6 をサポートする AWS サービスがまとめてありますので、もし IPv6 の利用を考えている方は、利用する AWS サービスが IPv6 に対応しているかを事前に確認するようにしましょう。

docs.aws.amazon.com

小倉 大(記事一覧)

アプリケーションサービス部エデュケーショナルサービス課 札幌在住

AWSトレーニングの講師をしています。

最近は7歳の息子と遊ぶのが楽しいです!

Twitter: @MasaruOgura