AWS マネジメントコンソールの調査のために HAR ファイルを取得する方法

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CI部 佐竹です。
本日は Google Chrome で HAR を取得する方法を記載します。

はじめに

AWS のマネジメントコンソールの UI に何らかの問題(意図しない動作)が発生した場合、AWS サポートは原因の切り分けのために HAR ファイルの提供を利用者に依頼する場合があります。

今回はその HAR ファイルの取得方法を記載します。注意点として、HAR ファイル内には、ファイルの記録中に閲覧したページの内容、または cookie 等の機密データが含まれている場合があるため、取り扱いにはご注意ください。

HAR ファイルの取得方法

デベロッパーツールを起動する

F12 キー、もしくは [Ctrl+Sfhit+I] でデベロッパーツールが起動できます。ブラウザ上から開く場合は、右上の「⋮」ボタンから「その他のツール」>「デベロッパーツール」へと移動してください。

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HAR ファイル記録の前準備を行う

「Network」タブを開きます。

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次に、左上にある「」に注目します。これは HAR がレコーディング中であることを示しています。赤くなっている場合は、一旦このボタンを押下して、レコーディングを中止します(Ctrl+E でもオフにできます)。

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次に、その横にある Clear ボタンを押下して、今までのネットワークの記録を削除します。

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「Preserve log」と「Disable cache」のそれぞれのチェックボックスにチェックを入れます。

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HAR のレコーディング開始後、事象を再現させる

作業準備ができたら、「」を再度押下しレコーディングを開始します

F5キーを押下する、ボタンを押下するなどし、事象を再現させてください。

HAR ファイルをダウンロードする

矢印の「↓」マークを押下することで、「Export HAR file」= HAR のダウンロードが可能です。

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ローカルに保存してください。

HAR ファイルを圧縮する

HAR ファイルは非常にサイズが大きくなる場合があります。HAR ファイルのやり取りのコストを下げる目的でも、Zip 等でファイルを圧縮してください。

これらの手順で、HAR ファイルが作成可能です。

まとめ

本日は、AWS マネジメントコンソールのトラブルシューティングで役に立つ HAR ファイルの取得方法について記載しました。

手軽に取得できるうえに、マネジメントコンソールの UI のトラブルシューティングには非常に役に立つのが HAR です。何か困った動作があったら、HAR を添えてサポートケースを起票しましょう。なお、AWS サポートケースに添付できるファイルサイズは限られています。その場合は、AWS サポートケースに S3 アップローダーを依頼することになります。

簡単ですが今回はこれまで。
ではまたお会いしましょう。

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マネージドサービス部所属。AWS資格全冠。2010年1月からAWSを利用してきています。2021-2022 AWS Ambassadors/2023 Japan AWS Top Engineers/2020-2023 All Certifications Engineers。AWSのコスト削減、最適化を得意としています。