【2025年2月最新!】AWS Certified DevOps Engineer - Professional (DOP-C02) 合格記 学習方法と所感

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ソリューションアーキテクト1課の櫻井です。 2025年の2月末にDevOps Engineer - Professionalを受験して合格したので、学習内容や感触などを共有できればと思います。

1. 学習を始める前の状態

  • 新卒4年目
  • AWSを用いた実務は3年ほど経験あり
  • Solutions Architect Professional・SysOps Administrator Associate保有
  • Developer Associateは保有してない
  • 主にインフラ構築の業務がメイン
  • アプリケーション側の知識は少ない
  • マルチアカウント環境の運用経験あり

2. 試験概要・範囲

2.1 概要

 当たり前ですがSysOps Administrator Associateよりも圧倒的に難易度が高かったです。 試験時間はSAProと同様の190 分でその内180分が試験、5分が試験に関する注意事項の確認、5分が試験に関するアンケートです。 180分間で75問(内10問は採点対象外、今後採点対象の設問として使用できるかどうかを評価するために設定されているもの)を解き、1000点中750点以上を獲得すると合格です。

その他、出題範囲などについてはAWSが出している公式の試験ガイドが詳細に記載しているのでそちらを確認ください。

https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-devops-engineer-professional

↑こちらのリンクの「この認定を取得するための要件」の部分から「試験ガイドを確認します」を選択してください。

2.2 範囲

詳細な範囲は試験ガイドから確認してください。 私が実際に受けて感じた所感としては、

  • AWS Code サービス群 →CodeDeploy CodeBuild CodePipeline 、そして新規利用が終了したCodeCommit.... (DOP-C03になるまでは普通に問題に出てきそうですね...) →パイプラインを作って、こういうことやりたいならどのステージに組み込む?みたいな問題が多かった印象。
  • DR戦略 →このRTO・RTPならどの構成を取るべき?みたいな問題がいくつかありました。
  • Systems Manager →パッチマネージャー、シークレットマネージャーなど運用に関わる機能が多岐にわたって出てきます。Systems Managerでできることは網羅的に把握しておいた方が良いでしょう。

3. 学習方法

3.1 学習期間・学習の流れ

 学習期間としては約2ヶ月です。平日は30分~1時間程度時間を確保して、時々休日に3時間くらい学習するという形で進めました。ある程度実務を経て基本的な知識はあると感じていたので何かしらの教材での体系的な学習は行わず、初めからCloud Licenseの問題集を購入してを解き始めました。

3.2 学習教材

使用した教材は以下の通りです。

3.2.1 Cloud Licence問題集

 Web問題集になります。350問くらいの内容を少しづつ解いて進めました。難易度は本試験と同等と感じます。類似サービスのCloudTechを使った時にも感じましたが非常に似た問題が本試験にも出てきました。間違えた問題をチェックすることも可能なので、記録してあとで何度か解いて理解を確認するという感じで進めました。  当然ですが、ただひたすら問題を繰り返して解いて暗記するのではなく、解説を読んでどうして他の選択肢はダメなのか理解することが大切だと思います。各サービスへの理解が深まるので、本試験で見たことない問題が出ても対応できます。

3.2.2 AWS Black Belt等の確認

 問題集を解いていて付属する解説だけではよくわからない場合もあるので、その際はAWS Black Beltや弊社ブログ記事などを調べてさらに理解を深めました。私は設計構築を行なってもその後の開発に関わることはあまりなかったので、その分野に関わるサービス(codedeployなどのcode系)は調べることが多かったです。

4. 試験当日の過ごし方

4.1 試験前の準備

190分もあるのであまり水は飲みすぎないようにしました。それくらいです。 身分証を二つ持っていくのは忘れずに。

4.2 試験会場・試験中の注意点

 近くに会場がないなどの事情がなければ絶対にテストセンターでの受験をお勧めします。 自宅受験は準備が大変でトイレも行けないらしいので、190分が辛くなります。 テストセンターは試験官に連絡すればトイレに行けます。 試験室に常備薬以外何も持ち込めないので、カンニングの恐れがないということなのでしょう。 冬は普通に足が冷えるので、暖かくしないと足の冷たさで集中力が削がれて辛いです。

4.3 試験後

 18時ぐらいに試験が終わって、当日20時半くらいには結果がメールに届きました。(早すぎる....) 私のパターンはかなり珍しい気がします。大体翌日には結果が届くはずです。

5. 振り返り

5.1 所感

 得点は837点で、全ての分野にて「コンピテンシーを満たしている」の判定だったのでひとまずAWSが要求する基準は満たせました。 試験を受けた感想としては、得意でない開発分野の問題が難しいと感じることが多かったです。問題の文章量はSAProよりは短いのでその点は楽でした。 それと180分もあるので、残り20問を過ぎたあたりでかなり集中力が落ちていました。残り25分を残して75問全て解き終えて、残り時間はチェックを付けた問題の見直しをして終えました。

5.3 学習方法について

   AWSで運用・開発の経験がある程度ある方はすぐに問題集をときはじめる形で問題ないと思います。あまりない方に関しては試験ガイドにて試験対象のサービスとして挙げられているものから知らないサービスの概要を学んでよくわからなければハンズオンもしてみることをやってから問題を解いてみて良いと思います。

6. まとめ

 時間をかけてコツコツ勉強すれば必ず受かることができる試験だと思います。そして難易度が高い分、各AWSサービスへの理解は確実に深まりますので頑張ってください。皆さんの受験時の参考になれば幸いです。