AWS LambdaにおけるNode.js 18のサポート終了に伴うWafCharm製品の対象Lambda関数の更新対応について

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こんにちは。最近熱中症になりかけた荒井です。

Lambda 関数で使用されるNode.js 18 ランタイムのサポート終了が 2025年9月1日 に予定されています。 それに伴い、WafCharm 製品をご利用のAWSアカウントにて対象関数があった場合の更新手順について記載します。

www.wafcharm.com

docs.aws.amazon.com

対応が必要な環境

本件の対応が必要な環境は、以下の条件に当てはまる環境となります。

  1. WAFログ連携の方式として、Lambda 関数を用いてWAFログを転送する旧方式を利用している
  2. WAFログ転送のための Lambda 関数のランタイム設定が Node.js 18.x となっている

対応が不要な環境

逆に本件の対応が不要な環境は、以下の条件に当てはまる環境となります。

  1. WAFログ連携の方式として、WafCharmのコンソールから設定可能な新方式を利用している

Lambda ランタイム確認手順

AWSマネジメントコンソール(日本語)を利用する場合は

AWSマネジメントコンソールにログイン -> サービス一覧画面もしくは検索ウィンドウから Lambda をクリック-> 左ナビゲーションペインより 関数 をクリック -> 対象関数(*1)の ランタイム カラムの値を確認します。

*1...メーカー指定手順書でも関数名は任意となっておりますので、確実な方法は関数内のコードが以下ページで公開されていたコードと一致している事を確認してください。

■ AWS WAF Classic

https://docs.wafcharm.com/manual/classic_aws_waf/index.js

■ AWS WAF v2

https://docs.wafcharm.com/manual/new_aws_waf/index.js

WafCharmで利用している対象 Lambda 関数のランタイムがもし Node.js 18.x の場合は、以下手順で Node.js 22.x へ変更してください。

Lambda ランタイム変更手順

① 関数名をクリックし、コードの変更を行います。

AWS WAF Classic / AWS WAF v2 のどちらを利用しているかによって使用すべきコードが異なるので、ここは注意してください。

■ AWS WAF Classic

https://docs.wafcharm.com/manual/classic_aws_waf/v2/index.mjs

■ AWS WAF v2

https://docs.wafcharm.com/manual/new_aws_waf/v2/index.mjs

② ファイル名を右クリックし「Rename」を選択し、ファイル名を "index.js" から "index.mjs" に変更します。

③ Deploy ボタンをクリックし、画面上部に "関数が正常に更新されました" と表示されることを確認します。

④ 画面下部のランタイム設定から「編集」をクリックし、ランタイムを "Node.js 22.x" に変更し、「保存」をクリックします。

画面上部に "関数が正常に更新されました" と表示されることを確認します。

変更作業は以上です。

Lambda ランタイム更新確認手順

AWSマネジメントコンソールよりサービス一覧画面もしくは検索ウィンドウから CloudWatch をクリック -> 左ナビゲーションペインより ロググループ をクリック -> /aws/lambda/[対象関数名] のロググループをクリック -> 最新のログストリームをクリック -> ランタイム変更タイミング以降のメッセージを確認し、ERROR という文字列が出力されていない事を確認します。

おわりに

今回は、Lambda の Node.js 18ランタイムサポート終了に伴う更新手順について解説しました。

2025年9月1日のサポート終了に向けて、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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