AWSの表彰プログラムをご存知ですか?

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こんにちは、技術2課の加藤ゆです。
最近ますます気温が低くなってきましたね~
私は冬の方が好きなのでようやく好きな季節がやってきました。

さて本日は、AWSの表彰プログラムについて紹介します!
中でも Japan AWS Jr. Champions の活動に関しても記載していきます。

技術に関する話題ではないですが、エンジニア関連記事ということで。 ご興味あればご覧ください;)
※あくまて2023年度の情報を記載しますので、今後制度や内容が変わる可能性はあります。

AWSの表彰プログラムについて

AWS Partner Network (APN) 参加企業に所属しているエンジニアのうち、一定の条件と審査に通過した者を表彰するプログラムです。
AWSパートナー向けの技術専門家を選出する制度になります。

2023年時点では、以下の4種があります。

  • AWS Ambassadors
  • AWS Top Engineers
  • AWS ALL Certifications Engineers
  • AWS Jr. Champions

aws.amazon.com aws.amazon.com aws.amazon.com aws.amazon.com

弊社サーバーワークスからは各4プログラムで全て選出

2023年情報を載せます
www.serverworks.co.jp

「2023 Japan AWS Ambassadors」に2名、
「2023 Japan AWS Top Engineers」に3名、
「2023 Japan AWS Jr. Champions」に2名、
「2023 Japan AWS ALL Certifications Engineers」に16名が選出されています。

各プログラム(表彰)内容をざっくり紹介

いずれもAWS パートナーネットワーク (APN) に加入している会社に所属するエンジニアを対象としています。

2023年度の場合、2022 年 4 月 1 日〜2023 年 3 月 31 日の活動期間内に対して
各プログラムの基準を元に審査があり、選出されます。

ざっくりこんな感じのイメージでしょうか。

AWS Ambassadors

AWS Partner Network (APN) の技術専門家を選出し、コミュニティを形成するためのグローバルプログラムです。
AWS Ambassador Partner Program では、公開プレゼンテーション、オープンソースプロジェクト、ソーシャルメディア等を通じてAWS の技術的専門知識を共有し、自身の技術スキル・クラウド知識を研鑽するプロフェッショナルを AWS Ambassadors として認定しています。

概要

  • Japan AWS Top Engineers を受賞したエンジニアの中から、さらにグローバルで定められている共通基準を満たした方を選出
  • 選出される人数は各パートナーから最大 2 名のみ

以降記載のTop Engineers になった者の中から、更に選ばれしエンジニアが選出されます。

aws.amazon.com

グローバルで認められるエンジニアであり、「AWS Top Engineers」の上位に位置づけられるとされているので、まさに国際レベルのトップ中のトップですね。

AWS Top Engineers

特定の AWS 認定資格を持ち、会社を超えてパブリックに技術力を発揮した活動を行っている方、または技術力を発揮したその他の重要な活動や成果がある方を、Japan AWS Top Engineers として、AWS Japan が審査し選出しています。

こちらはいくつか種類があります。

  • AWS Top Engineers (Services)
  • AWS Top Engineers (Software)
  • AWS Top Engineers (Networking / Analytics / Machine Learning / Security / Database / SAP on AWS)

各専門領域の中で、必要なAWS資格を保持しておりパブリックな活動をしている方が選出されます。
2023年審査の総評には以下のような記載があり、専門領域における活動を見ているプログラムになっています。

今回の評価については、外部発信、案件対応力、技術リードとしての活動の各軸を総合評価し、多角的、かつ高い水準での活動であったかどうかを審査致しました。
その為、特定の軸のみでのアピールであった場合、高い総合評価に繋がりにくい傾向にありました。水準については、Japan AWS Top Engineers としてふさわしいかどうかを確認しました。
カテゴリー (専門領域) 別の選出については、該当領域のエキスパートと共に審査しています。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/2023-japan-aws-top-engineers/

AWS ALL Certifications Engineers

「AWS 認定資格を全て保持している」AWS エンジニアの皆様を対象にした表彰プログラムです。
新しい認定資格が追加され、AWS 認定資格を全て保持することの難易度は非常に高くなっています。そのような中、モチベーション高く AWS 認定資格取得にチャレンジされている方々を表彰致します。

AWS認定資格は増えたり減ったりしますが、とにかく審査期間に全冠取得している方が対象です!

概要

  • 対象の AWS 認定資格をすべて保持している方を選出
  • AWS 認定資格は申し込み時点で有効且つ、審査期間である 2023 年 4 月 30 日まで有効である必要がある (※2023年度選出の場合)
  • AWS 認定資格保持のエビデンスとして、デジタルバッジが必要である

2022年度は340 名、2023年度は579 名選出との事ですので、今後も表彰が継続すればAWS人口(?)に合わせて受賞者は年々増えそうですね。

AWS Jr. Champions(2023 年新設)

AWS Partner Network (APN) 参加企業に所属し、現在社会人歴 1 ~ 3 年目で AWS を積極的に学び、アクションを起こし、周囲に影響を与えている APN 若手エンジニアを選出しコミュニティを形成する、日本独自の表彰プログラムです。
本プログラムでは、AWS に関して実践してきた技術的な挑戦や、コミュニティのリードなど自ら起点となって周囲に影響を与えているか、アウトプットを通じて周囲へ貢献しているか、という観点が評価の対象になります。

2023 Japan AWS Jr. Champions に選出された方は、一定の技術力があり、社内の AWS コミュニティをリードでき、今後は Japan AWS Top Engineers そして Japan AWS Ambassadors になることが期待される皆様です。

こちらは2023年より新設された日本独自の表彰プログラムです。

概要

  • 社会人として働き始めてから 3 年以内の方が対象
  • 経験や案件実績ではなく、AWS エンジニアとしてのポテンシャルを重視して選出

若手エンジニアに特化したプログラムであり、AWS エンジニアとしてのポテンシャルを重視した表彰となっています。
記載のある通り、将来の「Top Engineers」「Ambassadors」になることが期待される活動をした若手エンジニアに対して表彰されます。

Japan AWS Jr. Championsとは?

ここからは、2023年に新設された「AWS Jr. Champions」に注目して記載していきたいと思います。

当ブログ執筆者の加藤も、2023Japan AWS Jr. Championsに選出されております。

要件

2022 年 4 月~2023 年 3 月の活動期間において、こちらのAWSブログ記載のクライテリアを基準として AWS Japan での審査のもと選出されます。
※あくまで2023年度選出時の話になります

AWS Summitにて2023 AWS Jr.Champions表彰時の集合写真

  • AWS認定資格要件

    • クラウドプラクティショナーの取得、その他の認定資格 2 つ以上の資格を保持すること
  • AWS に関する活動

    • Challenge
      • AWSに関するチャレンジを行ってきたか
    • Influence
      • 周りに影響を与えているか
    • Output
      • アウトプットを通して周りに貢献しているか
  • AWS PSA (Partner Solutions Architect) からの推薦状

わたしは「AWS に関する活動」に関する自己推薦を社内で出し、
そのうえで「AWS PSA からの推薦状」を頂くためにPSAの方と面談をしました。

活動内容

Jr. Champions独自のコミュニティとして毎月「Japan AWS Jr. Champions Meetup」の開催があります。

2023Japan AWS Jr. Championsに選出された84名限定のコミュニティです。
毎月1回、様々なインプットやアウトプットの機会があり、オンラインorオフラインで集合しています。

2023年度は第一期生なので、今後内容が変わる可能性は大いにありますが
一部をピックアップすると、以下のようなことをしています。

  • AWSJ開催の特別セミナー・Workshop
  • 各社のJr. Championsよる、AWSに関係するテーマでのLightning Talk
  • AWS DeepRacer - Jr. Champions Cup

その他の活動は各人により様々です。
Jr. Champions $ Top Engineersを巻き込んだ勉強会の企画・開催、社内/社外向けコミュニティの登壇・開催、ブログ執筆などなど…

任意ですがそれぞれで活動をされていたりと様々です。

おわり

どのプログラムにも共通して、「アウトプット」「技術力」と合わせて「コミュニティをリードする力」が求められている印象です。
選出のポイントとしても、アウトプット(登壇や発信など)が重視されています。

AWSやCloud事業を盛り上げる、技術力あるエンジニアを集めたコミュニティといったイメージでしょうか。
選出されたメンバーには、コミュニティのリードや、情報発信を積極的にしていくことが期待されます。

みんなでAWSを盛り上げていきましょう!というメッセージを感じますね!

以上、こんな表彰プログラムがあるんだよ~というご紹介でした;) 最後までご覧いただきありがとうございました!

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エンタープライズクラウド部 所属

2020年4月に新卒入社