CloudNative Days Spring 2021 Online でサーバーレス初心者向けセッションで登壇しました

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こんにちは。

花粉がえげつない今日この頃ですが、みなさまお元気でしょうか?私は元気ではありません。

花粉、デバフ効果がすごいですね。くしゃみも出るのでおちおち外を歩けません。永久耐性がつく隠しイベントとかアイテムとか、都合よく転がっていませんかね...。

噂では、鼻にはアレグラ、目にはティアーレALショットが結構いいらしいと聞くので、現在宅配待ちです。作業効率にも悪影響なので、これで多少改善できればいいなぁと思います。

花粉で頭痛を併発することってありませんか?誰かあれの良い処方を教えてください...。

はい。

今日のブログネタは 2021/03/11 - 2021/03/12 に開催された、CloudNative Days Spring 2021 Online に登壇しましたよ、という宣伝記事です。

event.cloudnativedays.jp

個人的には、CloudNative Days 自体はかなり kubernetes の色が強めのカンファレンスという印象で、(kubernetes の知見がない)自分には縁遠いものという意識だったのですが、今回はオンライン化に伴い「CFP (Call for papers) による事前審査なし、誰でも出演可能」という新たな取り組みがあり、自分もサーバーレスネタで参加してみようと思った次第です。

参考: CNDO2021 の募集記事より

オンラインでは、誰でも情報を得ることができ、誰もが発信することもできます。オープンな思想のもとに作られたインターネットには境界がありません。

そうしたインターネットの成り立ちを思い出し、初心者から達人まで、住んでいる場所を問わず、クラウドネイティブに取り組む人が、

・今まで参加者だった人が壁を感じずに発信できる

・参加者が、これまで以上に多様な視点から学びを得られる

そんな機会を創り出し、登壇者・参加者・イベント主催者といった垣根を超えて、クラウドネイティブ・コミュニティを広げていきたいと考えています。

CloudNative Days Spring 2021 Onlineでは、クラウドネイティブ技術を通じて培った知見やマインドセットを最大限に活用し、これまでに無かった斬新なイベントを目指しています。

cloudnativedays.medium.com

詳しい中身はセッション動画やスライドを見ていただければいいとして、概要とか感想とかをさらっとシェアします。動画のアーカイブが残る そうなので、もし参加しそびれたけど興味がある、という方があればぜひ視聴してみてほしいです。

登壇情報

私のセッション動画と資料です。

event.cloudnativedays.jp

speakerdeck.com

どのような発表なのか?

サーバーレス開発って結構覚えることも多いし、プラクティスと呼ばれるものも日々変化し続けていてなかなか初学者のキャッチアップが難しい領域なのかな?という意識がありました。

私自身は案件実績も出てきてある程度自走できるようにはなってきたんですが、多くのサーバーレス初心者にとっては「なにから始めたらいいのかわからない」「覚えることが多すぎる」「覚えるべき、と感じる個別の話題がありすぎてキャッチアップしきれない」などという感覚が強いのではなかろうかと。

こういう時、自分としては以下のような要素があったらいいよねと思ってます。

  • 学習を進めるための全体観を知り、ロードマップのイメージをより具体化する(同時に焦点を絞る)
  • 実際にコードを書いていくときのTips, テンプレ的な書き方を知ることで自分の手札を増やす(要するに他人のコードを読む、ということです)

このセッションではこのへんにアプローチできたらいいなという意識で個人的なおすすめをいくつか紹介しています。

めちゃくちゃざっくり言うなら

  • とりあえず Serverless Framework, lambda の作り方は最初に身体で覚える
  • Step Functions は早めに覚えておくとよい
  • Serverless Framework での開発を加速する、有用なプラグインの紹介
  • テンプレートファイルや python のコードベースレベルでの Tips

こんな感じのことを喋っています。

...まあ、詳しくはスライドを見てください。私自身もさほど大層な知見はありませんが、ご質問などがあれば twitter (@hassaku_63) とかでコンタクトいただければベストエフォートでお答えすることもできるかと思います。

感想

前述しましたが、CloudNative Days はほぼほぼ k8s ガチ勢の集いだと思っていたので、個人的にはあまり縁がない印象でした。しかし、今回幅広く募集をかけられたことやその経緯・意図を見て、自分が持ってるサーバーレスの話をアウトプットしてみたい気持ちになりました。

イベントのクオリティ保証を考えれば、 CFP による事前審査を取り払う決断はなかなかハードルの高いものであったと思います。しかし、自分としては実際参加のハードルがかなり下がりましたし、おかげで今回初めて登壇側に回ることもできました。今回の決断をされた運営のみなさまには感謝していますし、打ち出されたコンセプトが素晴らしかったと思います。

※私の発表が CNDO の方向性に適っていたのかどうか、視聴者に役に立つ情報を提供できたのかどうかは別問題...正直あんまり自信はないです

また、今回の Cloudnative Days は事前録画を提出する形式でした。録画は初体験だったのですが、Zoom の録画機能に助けられました。あれは非常に便利なので、ぜひ資料作成のタスクを持っている皆さんにもおすすめしたいです。

編集の切り貼りは地味に面倒ではあったのですが、後から喋り直しが効くのはありがたかったです。時間の都合もあるのでがっつり手直しはしませんでしたが、だーっと喋ってみて、後から言葉に詰まったシーンを部分的に差し替えたり、切り取りでセッション時間を調整したりといった作業ができたので、調整はしやすかったです。

アーカイブが残ることは事前にわかっていたので、 とりあえず紹介するけどさほど重要じゃないスライド に関しては「じっくり見たい人は静止して確認してね」といった録画ならではの回し方ができるのも、結構よかったかなぁと思います。慣れてしまえば事前録画のほうが楽かもしれませんね。

登壇ノウハウが得られたことも含め、学びのあるカンファレンスになりました。

運営のみなさま、そして視聴してくれたみなさま、ありがとうございました。未視聴な方も、興味があればぜひ覗いてみてくださいね。

また、当社ではサーバーレスの技術支援などもお受けしてますので、ご興味のあるお客様がいらしたら、ぜひ当社にお声がけくださると幸いです。

橋本 拓弥(記事一覧)

プロセスエンジニアリング部

業務改善ネタ多め & 開発寄りなコーポレートエンジニアです。普段は Serverless Framework, Python, Salesforce あたりと遊んでいます