【環境構築】Windows11でLinux(Ubuntu)を使用する

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こんにちは。サービス開発課の刈谷です。

サーバーワークスから貸与して頂いた業務用PCのOSは、Windows11でした。

個人用PCのOSは、Linuxで、前職のPCのOSは、Windows10でWSL2環境で開発していたため、 業務用PCもLinuxが良いと考え、この機会にWSL2の環境構築手順としてご紹介させて頂きます。

コマンド一発でインストール可能

Powershellを管理者権限で立ち上げて以下のコマンドを実行します。

■コマンド

wsl --install

f:id:swx-kariya:20220406090223p:plain
powershell画面とコマンド実行内容

手順等は必要無く1から4がコマンド一発でインストールされるので、 コマンド入力後、エラー無く終了するのを確認します。

  1. 必要な機能の有効化(Linux用Windowsサブシステムを有効)
  2. Ubuntuディストリビューションのダウンロード
  3. WSL2を既定のバージョンとして設定
  4. Linuxカーネル更新プログラムパッケージ

※ 以前は、上記1.Windowsの機能(Windowsの機能の有効化または無効化から)でLinux用Windowsサブシステムを有効にしたり、 2.Miscrosoft StoreからUbuntuをダウンロード等、必要な機能を有効にする必要がありました。

参考:WSLドキュメント手動インストール手順

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install-manual

システム(PC)を再起動

インストール完了後、システム(PC)を再起動します。

再起動すると、Ubuntuが自動で立ち上がりますので、 Ubuntuを使用するためのusernameとpasswordを入力します。

Enter new UNIX username: ユーザー名
New password: パスワード

f:id:swx-kariya:20220406090446p:plain
ubuntuの設定画面

これで入力や設定は完了です。

Windows Terminalを使用する

ここからは、Windows Terminalを使用してWSLが使用可能な状態か確認して行きます。

Windows Terminalで新しいタブを開き【PowerShell】を開きます。

f:id:swx-kariya:20220406091103p:plain
Windows Terminalでpowershellを開く

WSL2を使用しており、ubuntuがrunningの状態であるかを確認します。以下のコマンドを実行します。

■コマンド

wsl --list --verbose

■実行結果

NAME               STATE        VERSION
* Ubuntu-20.04      Running      2

Linuxコマンドも試してみます。

Windows Terminalを開いて新しいタブを開き【Ubuntu】が項目に追加されているので、Ubuntuをクリックします。Ubuntuのターミナルで以下のコマンドを入力します。

■コマンド

sudo apt update

f:id:swx-kariya:20220406091242p:plain
Ubuntuのターミナルの画面

■実行結果 パッケージ一覧を更新

以上でWindows11でLinux(Ubuntu)を使用する環境構築手順の完了です。 皆様も是非お試し下さい。

備考

■実行環境

Microsoft Windows バージョン21H2(OSビルド 220000.556)

■Windows Subsystem for Linux に関するドキュメント

docs.microsoft.com

■WSL1と2の比較

docs.microsoft.com