こんにちは。サービス開発課の刈谷です。
サーバーワークスから貸与して頂いた業務用PCのOSは、Windows11でした。
個人用PCのOSは、Linuxで、前職のPCのOSは、Windows10でWSL2環境で開発していたため、 業務用PCもLinuxが良いと考え、この機会にWSL2の環境構築手順としてご紹介させて頂きます。
コマンド一発でインストール可能
Powershellを管理者権限で立ち上げて以下のコマンドを実行します。
■コマンド
wsl --install
手順等は必要無く1から4がコマンド一発でインストールされるので、 コマンド入力後、エラー無く終了するのを確認します。
- 必要な機能の有効化(Linux用Windowsサブシステムを有効)
- Ubuntuディストリビューションのダウンロード
- WSL2を既定のバージョンとして設定
- Linuxカーネル更新プログラムパッケージ
※ 以前は、上記1.Windowsの機能(Windowsの機能の有効化または無効化から)でLinux用Windowsサブシステムを有効にしたり、 2.Miscrosoft StoreからUbuntuをダウンロード等、必要な機能を有効にする必要がありました。
参考:WSLドキュメント手動インストール手順
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install-manual
システム(PC)を再起動
インストール完了後、システム(PC)を再起動します。
再起動すると、Ubuntuが自動で立ち上がりますので、 Ubuntuを使用するためのusernameとpasswordを入力します。
Enter new UNIX username: ユーザー名 New password: パスワード
これで入力や設定は完了です。
Windows Terminalを使用する
ここからは、Windows Terminalを使用してWSLが使用可能な状態か確認して行きます。
Windows Terminalで新しいタブを開き【PowerShell】を開きます。
WSL2を使用しており、ubuntuがrunningの状態であるかを確認します。以下のコマンドを実行します。
■コマンド
wsl --list --verbose
■実行結果
NAME STATE VERSION * Ubuntu-20.04 Running 2
Linuxコマンドも試してみます。
Windows Terminalを開いて新しいタブを開き【Ubuntu】が項目に追加されているので、Ubuntuをクリックします。Ubuntuのターミナルで以下のコマンドを入力します。
■コマンド
sudo apt update
■実行結果 パッケージ一覧を更新
以上でWindows11でLinux(Ubuntu)を使用する環境構築手順の完了です。 皆様も是非お試し下さい。
備考
■実行環境
Microsoft Windows バージョン21H2(OSビルド 220000.556)
■Windows Subsystem for Linux に関するドキュメント
■WSL1と2の比較