Amazon WorkDocsを検証してみた(前編)

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先日の福島県沖を震源とする地震は、規模が大きかったですね... 。横揺れの振幅も大きく、私はアノ「船酔い」感覚を久しぶりに感じました。そして大雨が降ったりめちゃくちゃ晴天になったり... 自然も、季節の境目で揺れ動いてると思って乗り切りたいですね。みなさまのご安全を祈りつつ、どうかご自愛もいただければと思います。

さて「Amazon WorkDocs」に触れる機会があったので、前編と後編に分けてまとめていきたいと思います。

そもそも、Amazon WorkDocsとは、フルマネージド型のファイルサーバーサービスです。

aws.amazon.com

類似品としては、box BusinessやDropbox Business、SharePoint Onlineがあげられるでしょうか。
難しいものではないので、さっそく[今すぐ始める]をクリックして進めましょう!

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ディレクトリーサービスは既存の「AD Connector」を利用したいので、今回は「標準セットアップ」を選択します。


[起動]ボタンをクリックして進めます。

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「AD Connector」の「作成」をクリックします。作成といっても新規作成ではなく、既存のAD Connectorを選択する流れになります。

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すべての項目を入力したら[次へ]ボタンをクリックします。

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内容に問題がなければ、[ディレクトリの接続]をクリックします。

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「プロビジョニング中」のメッセージを読んでいたら、サイトのステータスがすぐに「有効」になりました。 f:id:swx-sumiko-mori:20210215135657p:plain

Directory Serviceへアクセスして、該当ディレクトリーの「アプリケーション管理」タブを見てみます。
すると、Amazon WorkDocsのステータスが「有効」になっているのがわかります。
なお、AWS Single Sign-on等は利用していないのですが、URLが自動的に作成されまして。他サービスとの接続性がここから確認できますね。

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では、設定をしていきます。まずは管理者からで、[アクション]→[管理者の設定]をクリックします。 f:id:swx-sumiko-mori:20210216134733p:plain

オンプレのActive Directoryにいる適切な権限を持ったユーザー名を指定して[管理者の選択]ボタンをクリックします。 成功すると、前画面「WorkDocs サイトの管理」に戻ります。ユーザー名が異なっていたりする場合は、エラーが表示されますので、エラーメッセージに沿って対処してください。

すると、管理者宛にメールが飛んできますので、[Eメールを確認]ボタンをクリックします。 f:id:swx-sumiko-mori:20210215144812p:plain

メールアドレスを入力します。 f:id:swx-sumiko-mori:20210216140456p:plain

ユーザー名とパスワードを入力します。なお、グレーアプトした箇所はドメイン名が表示されます。 f:id:swx-sumiko-mori:20210216140656p:plain

ログインに成功すると、Success!メッセージが表示されて、管理ダッシュボード画面に入ります。では続けて、詳しく見ていきましょう。 f:id:swx-sumiko-mori:20210216140900p:plain

優先言語の設定

「メール通知」のデフォルトは「English (United Status)」なので「日本語」に変更しました。

Email Notification

管理者メールアドレス認証を実施します。メールアドレスは変更することも可能です。

Hancom オンライン編集

Hancom ThinkFreeとの連携を設定することができます。 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workdocs/latest/userguide/hancom-online-edit.html

って、Hancom ThinkFreeって初めて!なので、少し見てみました。

ウィキペディア「ThinkFree Office」抜粋:

Thinkfree Officeは、韓国のHancomのオフィススイートである。

前身の「Amazon Zocalo」との親和性があったのでしょうか... また1つAWSの歴史を知ってしまった! w

Amazon Zocalo is now Amazon WorkDocs: https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2015/01/28/amazon-zocalo-is-now-amazon-workdocs/

ストレージ

ユーザーが利用できる容量を設定します。 サイズを指定するもしくは、 容量制限を適用しない(無制限)選択肢もあります。

IP ホワイトリスト

WorkDocsにアクセスできるCIDRを指定します。

セキュリティ(ポリシー設定)

4項目を指定します。

  • パブリックに共有可能なリンクの送信をだれに許可しますか?(選択肢から1つ選ぶ)
    ・パブリック共有なし
    ・すべての管理されたユーザーがパブリックに共有できます(デフォルト)
    ・パワーユーザーのみがパブリックに共有できます

  • 自動アクティベーション
    「WorkDocs サイトに初めてログインするときに、ディレクトリ内のユーザーすべての自動アクティベーションを許可します。」(デフォルトはチェックあり)

  • WorkDocs サイトへの外部ユーザーの招待が許可される相手    
    外部ユーザーとの共有(デフォルトはチェックがはいっており、下記の3つの選択肢から選ぶ仕組みです。チェックを外すと選択肢もなくなります。)  
    ・管理者のみが新しい外部ユーザーを招待できる  
    ・すべての管理対象ユーザーが新しい外部ユーザーを招待できる(デフォルトの選択肢)  
    ・パワーユーザーのみが新しい外部ユーザーを招待できる

  • 新しいユーザーに対するロールの設定 :
    ・ディレクトリからの新しいユーザーは管理対象ユーザーになります (デフォルトではゲストユーザーです)(デフォルトでチェックあり)
    ・新しい外部ユーザーは管理対象ユーザーになります (デフォルトではゲストユーザーです)

復旧箱の保持期間

リカバリーボックスのリテインペリオッドです。 下限は「0」日間、上限は「365」日間です。それ以上を指定すると「保持期間が無効です」と表示され保存できません。

コンテンツの検索

デフォルトは、有効になっています。 無効にすると、ユーザーはコンテンツやコメントを検索できなくなります。なお、一度無効化して再度有効にする場合は、Amazon カスタマーサポートへの連絡が必要になるので、ご注意ください。

Office 365

デフォルトではOffice 365が利用可能になっていますが、利用不可にする場合はチェックを外します。

ユーザーの管理
  • ユーザーの招待
    ファイルを共有したいユーザーに招待メールを送ることが可能です。メールアドレスとメッセージを入力し[送信]ボタンをクリックします。 f:id:swx-sumiko-mori:20210216151204p:plain

受信メールを確認して、[今すぐはじめる]をクリックします。 f:id:swx-sumiko-mori:20210216151537p:plain

Topページに飛ぶので、eメールアドレスを入力し[ログイン]ボタンを押下して、仮パスワードを入力して[ログイン]します。 f:id:swx-sumiko-mori:20210216151701p:plain

すると、ユーザーアカウントとパスワード情報の入力が求められます。入力したら[送信]を押します。 f:id:swx-sumiko-mori:20210216152237p:plain

すると「処理中」画面に遷移して、ログイン成功な状態になります。 f:id:swx-sumiko-mori:20210216153129p:plain

なお、管理ダッシュボードを見ると、新規追加したユーザーがリストアップされています。 f:id:swx-sumiko-mori:20210216154237p:plain

ユーザー情報は管理者が更新可能で、、、意外と奥が深いので、続きは後日「備忘録[2]」でご紹介します!