- はじめに
- re:Inventとは
- What's new in Amazon RDS
- さいごに
はじめに
こんにちは、技術三課の三木です。
最近、プロに写真を撮ってもらう機会がありました。
「笑顔でお願いします~」「視線を自分の指先に持ってきてみてください~」などと誘導されてポーズを決めるのですが、
2分おきくらいに「背筋を伸ばして、胸を張ってみてください~」と言われました。
元々猫背気味な自覚はありましたが、「こんなに頻繁に言われるほど前屈み気味なのか…」とショックを受けた今日この頃です。
そんなわけで、このブログは背筋を伸ばして書いてみたいと思います。
re:Inventとは
re:InventとはAWSの年次イベントです。
様々な新機能・新サービスの紹介や各種サービスの活用方法、顧客事例の紹介などが行われます。
今年はオンライン開催という事で視聴者上限もなく、気軽に参加することが出来ます。
参加はこちらから!
AWS - re:Invent
多くのセッションが英語ではありますが、私の見たセッションはどれも資料が分かりやすく、勉強になるものばかりでした。
「面白そうだな」「勉強になりそうだな」「使えそうだな」と感じましたら、ぜひ参加してみてください!
(英語のセッションが多くはありますが、資料は分かりやすく作られてますので、気後れせずに一度参加してみる事を強くお勧めします。)
What's new in Amazon RDS
このセッションでは、Amazon RDS向けにリリースされた様々な新機能が紹介されました。
項目として16項目もありますので、この記事では全体像を記載しようと思います。
Choice
Choiceからは4項目です。

1. New public cloud regions/AZs
文字通り、新たなリージョン/AZが追加されましたので、その紹介です。

2. RDS on Outposts
OutpostsはAWSサービスをオンプレミス環境で実行するためのサービスです。
去年はRDS on VMWareが発表されたのに続き、今年はRDS on Outpostsが発表され、選択肢がさらに増えたという形です。


3. New DB versions and features
こちらも文字通り、新バージョンの紹介です。

4. Snapshot export to Amazon S3
RDSのスナップショットをAmazon S3に送ることが出来るようになりました。
これで、主要なトランザクションアプリケーションに影響を及ぼすことなく、ダウンストリームのレポート作成および分析アプリケーションが本番データベースからのデータを利用できるようになりました。

Security and Compliance
Security and Complianceからは3項目です。

5. Active Directory Support
異なるVPC上にあるMicrosoft ADでも利用可能となりました。


6. Compliance enhancements
コンプライアンス系のアップデート紹介です。
RDS for SQL ServerでTLS1.0および1.1が利用不可となったなど、複数のアップデートがありました。

7. Improved application security
RDS Proxyの話です。これを使うことでIAM認証を利用することが出来ます。
RDSがID/Passwordの認証にしか対応していなかったとしても、アプリケーション側に認証情報を埋め込む必要が無いため、セキュリティ向上につながります。


Durability and Availability
Durability and Availabilityからは4項目です。

8. SQL Server backup enhancements
これも読んで字のごとくですね。SQL Serverのバックアップ周りが色々と強化されています。

9. Cross-region automated backups

10. Read replica enhancements
リードレプリカ周りのアップデート情報になります。

11. Oracle mounted replicas
Amazon RDS for Oracle が、Oracle Data Guard フィジカルスタンバイデータベースを使用して、管理された災害対策 (DR) をサポートしました。

Price-Performance
2項目です。

12. Graviton2 instances
話題のGraviton2上のRDSですね。グラフからも既存に比べ性能が高いようです。

13. RDS for SQL Server price reduction
RDS for SQL Serverがお安くなりました。

Ease of use
そして最後に3項目です。

14. RDS Proxy -connection pooling
7項目目にも出てきたRDS Proxyの話です。
接続の開閉に伴うデータベースの負荷 を削減することができます。

15. RDS Proxy - seamless failovers
こちらもRDS Proxy。
RDS ProxyでDNS の変更に依存しない⾼速なフェイルオーバーが実現できます。

16. Integration with License Manager
License Manager を活用することで、ライセンス契約条項に基づいて Oracle Database ライセンスの使用状況を一元的に追跡できるようになりました。

さいごに
いかがだったでしょうか。1つのサービスに絞って整理されているので、アップデート内容も頭に入りやすいなと私は感じました。
What's newは、RDS以外の他のサービスでも開催される予定です。気になる方は是非ご視聴ください!
AWS - re:Invent
また、本セッションに関連するセッションは以下になります!

三木 宏昭 (執筆記事の一覧)
クラウドインテグレーション部 技術1課
紅茶と親子丼とAWSが好き
2021年の目標:毎日リングフィットアドベンチャーのコントローラーを持つ
2021 APN ALL AWS Certifications Engineers