こんにちわ!サーバーワークス日本最南端社員の久保玉井(くぼたまい)です。
いつもはリモートワークで沖縄にてお仕事をしておりますが、今回はre:Invent2023に参加ということでラスベガスに来ております。
日々、AWSの面白さ素晴らしさをお伝えするAWS認定インストラクターのお仕事をしておりますが、今回はラスベガスにてSubject Matter Expert Programという教育系セッションに参加したのでそのレポートとなります。
この記事がどなたかのお役に立てれば嬉しいです。
Subject Matter Expert Programとは?
AWSではトレーニングおよび認定プログラムの一貫として、AWS認定資格が各種準備されています。
現時点で認定資格は12種類あり、入門編からスペシャリティ資格までと多数ありますよね?
そんな多数の認定資格ですが、実は試験問題を作成する仕組みが準備されています。それがSubject Matter Expert Program(SME)です。
だれが試験問題を作成しているのか?
「AWSが認定する資格試験となるので、すべてAWS社員の方々が問題を作っているんでしょ?」と私も最初は思っていました。
しかし実は試験問題を作るにあたって、一般の方々からも応募を募って準備しているんです。
Subject Matter Expert Program(SME)に応募した方々の力も結集して、AWSと協力して認定試験が作られていたんですねー
どんな事ができるようになるのか?
AWSを実務で利用し豊富な経験を持つ方がSMEへエントリーし、そこで一定の手順を踏んだ後に以下の事ができるようになります。
- 試験がカバーするトピックとその範囲の検証
- 試験内容の開発
- 試験問題が技術的に正確かどうかの確認
- 試験の合格スコアの設定
おもいっきり試験を作成する立場になるという感じですね。
SMEへ参加することのメリット
一般的に考えると認定資格試験の問題を作成する側になっちゃうと、認定試験の受験が出来なくてデメリットになるのでは?と個人的に思ったのですが、今回のセッションでは以下のメリットを教えてくれました。
- 優れた専門家と協力し、自身の影響力を発揮するチャンス
- プロフェッショナルなネットワークを広げる機会
- SNSやプロフェッショナル・ネットワーキング・サイトでデジタル・バッジによる専門知識の証明
SMEに参加することで自分自身の影響力を高める事ができるようですね。
応募の資格は?
じゃぁだれでもSMEへ応募できるのか?と思うのですが、ちゃんと応募の資格があります。
- 関連する AWS の実践経験と高い技術知識
- 優れた英語の読み書きスキル
- 基礎レベルおよびアソシエイトレベルの試験の場合: 2年間の実践または同等の AWS 経験
- プロフェッショナルレベルおよびスペシャルティ試験の場合: 2-5年間の実践または同等の AWS 経験
- 有効なAWS認定資格
(プロジェクターに投影された「Strong English reading and writing skills」というのを見て、改めて英語力を身に着けなきゃと思いましたね)
まとめ
実は今回のセッションでは、実際にSMEへ参加されている方も登壇し、説明担当のAWS社員の方と10分ほどディスカッションをされていました。
SMEプログラムの素晴らしさを話されているのを見て楽しそうだなと感じました。
もしもSMEに興味がある方は以下のサイトでも詳しく説明が記載されていますので確認してみてください。
今回の記事がどなたかの参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました\(^o^)/
久保玉井純(執筆記事の一覧)
アプリケーションサービス部
サーバーワークス日本最南端社員。
最近、AWS Authorized Instructor Award 2022で表彰いただきました。引き続きわかりやすいトレーニング提供できるように頑張ります!