東北のサウナー小菅です。
2023年11月27日~30日でラスベガスで開催されたAWS re:invent 2023に参加してまいりました。
Keynote、数多くのブレイクアウトセッションがある中で
コスト削減に関するワークショップに2つ参加しましたので、ワークショップのこと、コスト削減において個人的に大事と思ったことを紹介したいと思います。
やったこと
参加したワークショップのタイトルは以下2つです。
- NTA304-R | AWS cost optimization: Monitor, analyze, and act on your AWS spend
- SUP301-R | Continuous cost and sustainability optimization
ちなみに私は予約して参加しましたが割と予約せずとも並べば参加できるらしいです。(弊社社員の情報)
基本的には、最初ワークショップのテーマに関する説明がありほとんどの時間を手を動かすハンズオンになります。
参加したワークショップの中では、AWSにおけるコスト最適化のメソッド4つが紹介されていました。
- Discount(割引をうまく使いなさい)
- Deleting(不要なリソースは削除しなさい)
- Rightsizing(決め打ちじゃなくて検証して適切なリソースサイジングしなさい)
- Suspending(使わないときは止めなさい)
4つのメソッドのうちどのアクションを取るか(Act)を判断するために、
コストを可視化(Monitor)して分析(Analyze)しなさいとのこと。
説明を受けたあとはワークショップで利用する一時的なAWSアカウントを使って
実際にコスト削減の手段としてどういうオペレーションがあるかをベースにワークショップを実施しました。
ハンズオンでは、わからないことがあれば周囲にいるスタッフに聞くこともできます。
どちらのワークショップも時間は120分でしたが早く終わった方から退出してました。
ちなみに1つ目のワークショップは日本人の参加者がいて非常に心強かったですが、
2つ目のワークショップはオンリージャパニーズで奮闘してました。
感じたこと
構築初期でタグ戦略は考える
コストの分析をするにあたり、構築したAWSリソースにあらかじめタグを付与していれば
例えばCost Explorerで分析しやすく、かつResource Explorerで該当のリソースの検索も容易になります。
また、一部機能を利用すればコスト削減へのアクションも取りやすいと思います。
やっといて損はないので、固定でどのタグを付与するか、特定の条件においてどのタグを付与するか
タグ戦略を考えておくことを推奨します。
コストは可視化して定期的にウォッチする
Cost Explorerでもいいのですが、
アップデートでもありましたQuickSightをを利用したコストの可視化を利用する等、
コストは定期的に可視化して削減の余地がないか検討する継続的な活動が大事になると思いました。
ちなみにこのアップデートはマルチアカウント構成で且つコンソールにログインすることはないがコストに関して共有すべき相手がいる組織において有効かと思います。
さいごに
AWS re:inventのワークショップでは実際に手を動かすことが多く「こういう使い方もあるか」と思う場面が何度もありました。
人気なセッションとして、Keynote、GameDay、AWS jamなどありますが、もし予約していたセッションとセッションの間に結構な時間があればワークショップに参加して新たな気付きを得るいい機会になるかもしれません。
小菅 信幸(執筆記事の一覧)
仙台在住/サウナをこよなく愛するエンジニア
2024 Japan AWS All Certifications Engineers