RDS for Oracle 18c(12.2.0.2) における End of Support タイムライン

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CI部佐竹です。
本日は RDS for Oracle 18c についてです。

はじめに

本ブログでは2021年2月18日に更新されました以下のフォーラムの内容について整理します。

Announcement: Announcement: Amazon RDS for Oracle - End of Support Timeline for 18c Major Version

https://forums.aws.amazon.com/ann.jspa?annID=7838

本アナウンスは、Oracle社が Oracle Database 12.2.0.2 のバージョンにおいてサポートの終了期限を発表したため、それに伴い RDS for Oracle でも同バージョンの提供を終了するというものになります。今回はこのスケジュールを整理するのが目的となります。

なおフォーラムが2月18日に更新されているのは、Oracle社が 12.2.0.2 のサポート期限を6月8日から6月30日に伸ばしたためで、それを受けて RDS for Oracle の EOS も延長されました。Oracle が公式に公開している資料は以下になりますので合わせてご確認ください。

support.oracle.com

なお、本ブログは以下のブログの更新版でもあります。

blog.serverworks.co.jp

Oracle Database のサポート期限について

前回同様に Oracle 公式のドキュメントにて、「Oracle Lifetime Support」を確認してみます。このうち、2021年に期限を迎えるものを以下に表としてまとめました。

f:id:swx-satake:20210330164418p:plain

背景が黄色の部分が2021年にサポート期間が終了するものです。現在、Oracle Database 12c のみが該当しています。

RDSに関するバージョンの詳細は「Oracle データベースエンジンリリースノート」をご確認ください。

また表に加えて、以下タイムラインとしてまとめたものも作成・更新しました。

f:id:swx-satake:20210330164703p:plain

なお、18c は 19c と同じメジャーバージョンと思って頂いて問題ありません。19cは(12.2.0.3)とあるように 12.2 系のファミリーです。このナンバリングは、18c と 19c がリリースされた西暦の後ろ2つを取ったものとなっているためです。つまり、Oracle Database 12.2 の2018年に出たパッチセットが18cであり、2019年に出たパッチセットが19cです。今後2020年にもリリースされる場合は 20c となる想定です。

そのため、18c から 19c におけるアップグレードは 11g(11.2.0.4) から 19c(12.2.0.3) へのバージョンアップよりも比較的影響範囲は少ないと考えて良いでしょう。

RDS for Oracle の End of Support の整理

Oracle 社のサポート期限終了を受け、RDSはフォーラムの通りの対応を取ると発表がありましたが、情報が多いため前回と同様にタイムラインとしましたのでご紹介します。

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  • オレンジ:能動的な対応や作業が可能な期間
  • ブルー:強制的な(自動的・受動的な)対応を受ける期間
  • グレー:不可能な処理

また、今回は LI(ライセンス込み)、BYOL 共に同じタイムラインになります。

要点

重要な点を以下に書き出します。

  • 18c が新規に構築可能なのは4月30日までで、5月1日から新規構築が不可能になります
  • ただし Snapshot からの復元の場合は、6月30日まで 18c での復元構築が可能になります
  • 6月30日がサポート期限となりますので、それまでに手動でのアップグレードを行ってください
  • 7月1日以降、期限切れを迎えた DB.Instance は予め設定されている Maintenance Window で自動アップグレードが行われます
  • Snapshot からの復元も、7月1日以降は 18c での復元構築が不可能となり、19c に自動アップグレードが行われます

これらは以下の公式ドキュメントにもまとまっておりますが、英語版でのみ表示されます。

docs.aws.amazon.com

バージョンアップに備える

RDS for Oracle 18c については以下が AWS 公式ドキュメントとなります。現時点で日本語版には 18c についての記載がないため、英語で表示して確認ください。

docs.aws.amazon.com

注意点としては以下の2点が記載されています。

  • 19c へのアップグレード後、SQLステートメントのパフォーマンスが異なる場合があります。その場合は、OPTIMIZER_FEATURES_ENABLE パラメーターを使用して、18cオプティマイザの動作を保持できます。詳細は、 『Oracleドキュメント』の「オプティマイザへの影響」を参照してください。
  • BYOLモデルで Oracle 18c の拡張サポートがある場合は、その影響を考慮してください。この場合、Oracle Support for Oracle 19c での拡張サポート契約が必要です。 BYOLのライセンスとサポートの要件の詳細については、Amazon RDS for Oracle FAQ を参照してください。

合わせて、一般的なバージョンアップに関連するAWSの公式ドキュメントをご紹介します。

まとめ

今回は、発表された Oracle Database 18c におけるサポート期限を確認すると共に、それに対応した RDS for Oracle のサポート期限について整理しました。RDS for Oracleのサポート期限の情報を探している方の手助けとなれば幸いです。

では、またお会いしましょう。

佐竹 陽一 (Yoichi Satake) 記事一覧はコチラ

SRE3課所属。AWS資格12冠。2010年1月からAWSを利用してきました。
AWSのコスト削減、最適化を得意としています。