みなさんこんにちは。マネージドサービス部の塩野です。 元ネタはこちらですが、本記事はAmazon RDSのイベントをEventBridgeのAPI経由で送信する方法をご紹介します。
設定概要
EventBridgeの機能のみで実現できる方法ですが、AWSのドキュメントやNew Relicのドキュメントだけでは細かいところのニュアンスが伝わらずうまく設定できませんでした。全体の流れだけではなく引っかかりやすいポイントも一緒にまとめましたので最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
設定
EventBridgeのAPI設定(接続)
1.AWSのマネコンからEventBridgeの画面を開く
2.メニューの「統合」の中の「API送信先」を開き、接続タブの中の「接続を作成」をクリック
3.接続名の欄に任意の名前を入力
4.送信先タイプで「パートナー」を選択し、パートナーの送信先でNew Relicを選択
※当記事ではNew Relicに送信できるところまで確認しておりますが、その他のパートナーについての動作はご確認ください
※パートナーの送信先は2022年12月現在、Salseforce、Datadog、Freshworks、MongoDB、New Relic、Splunk、Sumo Logic、TriggerMesh、Zendeskが選択肢に記載されています
5.APIキー名とAPIキーを入力し、作成ボタンをクリック
※APIキー名は必ず「X-License-Key」と入力してください
※New Relic側のAPIキーのKey typeは「INGEST - LICENSE」を選択してください
※New RelicでAPIキーを発行する際はAccountの選択を間違えないようにしてください
- New Relicでデータ登録用LicenseKeyを発行する
管理メニューよりAPI keysを選択し、Create keyをクリック。対象のNew Relic Accountを選択、Key typeに「INGEST - LICENSE」を選択、Name欄に任意の名称を入力し、Create a keyのボタンをクリックしてライセンスキーを発行します。
EventBridgeのAPI設定(API送信先)
1.AWSのマネコンからEventBridgeの画面を開く
2.メニューの「統合」の中の「API送信先」を開き、「APIの送信先」タブの中の「API送信先を作成」をクリック
3.名前の欄に任意の名称を入力する
4.API送信先エンドポイントにLog送信先のエンドポイントを入力する
5.HTTP メソッドに「POST」を選択する
6.接続の欄に前項「EventBridgeのAPI設定(接続)」で作成した接続先名を選択する
7.「作成」をクリックする
EventBridgeのルール設定
1.AWSのマネコンからEventBridgeの画面を開く
2.メニューの「バス」中の「ルール」を開き、「ルールの作成」をクリック
3.名前の欄に任意の名前を入力し、「次へ」をクリック
4.イベントソースに「AWS イベントまたは EventBridge パートナーイベント」を選択
5.イベントソースに「AWSのサービス」を選択
6.AWSのサービスで「Relational Database Service (RDS)」を選択
7.イベントタイプで「すべてのイベント」を選択し、次へをクリック
8.ターゲットタイプに「EventBridge API の宛先」を選択
9.API 送信先に「既存の API 送信先を使用」を選択し、前項の「EventBridgeのAPI設定(API送信先)」で作成したAPI送信先を選択する
10.「ヘッダーパラメータ」の項でパラメータを追加
ヘッダーパラメータ
キー:Content-Type
値 :application/json
11.実行ロールで「この特定のリソースについて新しいロールを作成」をクリック
12.次へをクリック
13.必要に応じてタグを設定し、次へをクリック
14.ルールの作成をクリック
総括
いくつかの方法を紹介してきましたが、個人的にはEventBridgeの機能を用いてAPI経由で送信するのが一番扱いやすいように思います。
この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。
さいごに
弊社はAWSパートナーネットワーク(APN)の最上位の「プレミアコンサルティングパートナー」に認定されており、AWSの導入以外に運用のサポートもしております。AWSのインフラ基盤運用で「人が少なくて夜中障害が起きた時に毎回電話対応もツライし、障害時に手順に沿ってサービスやインスタンスを再起動してもらえたらうれしいなぁ・・」といったような運用まで手が回らなくてお困りの方がいらっしゃったら、弊社AWSの運用代行サービスで運用のサポートをお受けすることもできますのでお気軽にご相談ください。
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