【Amazon Connect Salesforce CTI Adapter】Salesforceページ操作と連動してステータスを制御する機能がアップデートされました(v5.14)

記事タイトルとURLをコピーする

概要

Amazon Connect Salesforce CTI Adapter Version 5.14がリリースされました。
SalesforceページとAmazon Connectのステータス連動機能がアップデートされましたので紹介したいと思います。
連動機能自体は以前のバージョンでも提供されておりましたが、より細かな動作設定が可能になっています。

amazon-connect.github.io

blog.serverworks.co.jp

今回試した環境

  • Salesforce Developer組織(Summer '21)
  • Amazon Connect Salesforce CTI Adapter v5.14 for Salesforce

設定手順

ACLightningAdapter→Festuresを新規作成

  • 「AC CTI アダプタ」オブジェクト→「ACLightningAdapter」レコードを選択します
  • 「Features」タブを選択、「新規」をクリックします

f:id:swx-shinsaka:20210617164526p:plain

Feature(特徴)を入力

今回はログアウト時、ログイン時ともにオフラインへ遷移する設定を試してみます。

  • 各項目を入力し、「保存」をクリックします
項目名 備考
AC Feature Name SetAgentStatusOnSessionEnd
Status:Offline
InitialAgentState:Offline
ログアウト時=Offline、ログイン時=Offline
アクティブ チェックON 本設定を有効化

f:id:swx-shinsaka:20210617164801p:plain

動作確認

ログイン時の動作

設定後、Amazon Connectのステータスを Available にした状態でセールスフォースへログインしてみます。
まず気になるのが、勝手に開く小さな別ウィンドウです。
セールスフォースウィンドウ(群)と連携するためのウィンドウのようで、閉じずにそっとしておいて欲しいようです。

f:id:swx-shinsaka:20210617172854p:plain

Amazon Connectのステータスですが、ログイン後、自動的に Available から Offline へ遷移しました。

ログアウト時の動作

Amazon Connectのステータスを Available に変更し、セールスフォースログアウト操作を行います。
ログアウト後、しばらく(数秒)すると小さな別ウィンドウがモゾモゾと動作し、Amazon Connectのステータスが Offline へ遷移、別ウィンドウ自身も閉じる、という挙動でした。

その他設定メモ

Feature設定で、 Status:Logout と指定すると、オフラインへ遷移するのではなく、Amazon Connectからもログアウトすることが可能です。

注意点

ブラウザタブ・ウィンドウのクローズ操作やリロード操作、さらに、ブラウザタブ・ウィンドウの復元操作などにも本機能は反応します。
(ブラウザの onloadイベントやbeforeunloadイベントをトリガーにしていると推測)

予期せず Offlineステータスへ遷移してしまうようなケースも考えられますので、利用者の操作と本機能の挙動をきちんと把握・検討の上、設定するのが良さそうです。

まとめ

細かい挙動の設定ですが、短期間のうちにアップデートされているということは、利用者からのリクエストが多い機能なのかなと想像できますね。
ご参考になれば幸いです。