あなたの Windows 系システムお安くできるかも。。。【AWS料金見積ツールのご紹介】

記事タイトルとURLをコピーする

こんにちは、Enterprise Cloud部 技術1課 宮形 です。昨年2022年末にAWS料金見積ツールにおいて AWS Modernization Calculator for Microsoft Workloads というものが追加されていましたのでご紹介します。

AWS公式記事について

AWSのリリース記事としては昨年2022年11月の下記となります。

AWS 料金見積りツールで Microsoft ワークロードのモダナイゼーションコストの見積りをサポート

また、AWS BLOG でも今年2023年5月にユースケースや使い方紹介する記事が公開されていますので、こちらも併せてご覧ください。

AWS Modernization Calculator for Microsoft Workloads によるモダナイズしたアーキテクチャの見積り方法 | Amazon Web Services ブログ

どういう時に使う?

ご利用のシステムにおいて、サーバーが Microsoft 製OSやミドルウェア中心で構成されている場合、こちらの料金見積ツールをご利用する対象となります。

「今のランニング費用をもっと安くできないか?」

「今のシステムをクラウドSHIFTするとコストはどうなるのか?」

という風に少しでも思ったことがある場合、ご利用いただくと良いと思います。

具体的には Windows Server や SQL Server 等が対象となり、そのシステムが オンプレミス、AWS、AWS以外クラウド いずれで動作していても利用できるツールです。

今のシステムの利用状況を大まかに入力すると、ツールが自動的にAWS上でクラウド最適化、モダナイズした場合の月額ランニング費用(AWS利用料)を試算してくれます。ツール利用は無料で、事前の登録なども必要ないので、思いついたときに即座にご利用いただけます。

使ってみた

試しに使ってみましたので、その結果をご紹介します。

仮想シナリオとして、AWSは既に利用していて、Windows Server の EC2 で IIS使ってWebサーバー3台構成、データベースは RDS の SQL Server エンジン 1台、ALBとWAFでインターネット公開しているシステムを稼働中ということにします。

AWS Pricing Calculator 上での月額AWS利用料は下記のようになりました。約1,000USD/月 です。

AWS Modernization Calculator for Microsoft Workloads は下記URLから開始します。こちらに今の利用状況等を入力していきます・・・

https://modernization.calculator.aws/microsoft/workload

すると、最後に下記のようなレポートが表示されます。月額 約 240USD ですので、月額AWS利用料が 1/4以下 になるという試算結果となりました!

レポート内をクリックしていくと、AWSリソースの内訳やスペックもみることができます。

現行システムと移行後のシステム比較表と構成図は下記の通りとなります。

システム ELB WAF Webサーバー DBサーバー ストレージ
現行システム ALB 1台 1 ACL EC2 (Windows Server/2vCPU IA/8GBメモリ) 3インスタンス RDS (SQLServer Standard/2vCPU IA/vCPU1/3.75GBメモリ/ストレージ300GB) 1ノード S3 Standard 90GB
移行後システム(ツール結果) ALB 1台 1 ACL ECS Fargate (Linuxタスク/2vCPU ARM/8GBメモリ) 3タスク Aurora(PostgreSQL互換/2vCPU ARM/4GBメモリ/ストレージ300GB) 1ノード S3 Standard 90GB

AWS Modernization Calculator for Microsoft Workloads ではこの他にもいろいろパターンを入力できるので、是非皆さんもお試しください。

「そんなうまい話ある?」と疑問になりますが、下記を優先的に選択することで、コストを安価にしようとしてくれるようです。

  • Graviton (ARMアーキテクチャ)
  • オープンソースのOSやミドルウェア
  • サーバーレスやマネージドサービス

「そんな簡単にシステムのインフラ変更できんでしょ・・・夢物語だね」

となるかもしれませんが、AWSとしてはこれら移行を支援する手法を多岐に用意しているので、検討する切っ掛けとしてくださいね!っていう事だと思います。

  • .NET Framework アプリケーションを NET 6.0 以降にすることで Linux コンテナでも実行可能
  • データベースの変換には SCT と DMS が利用可能 etc

参考記事:

.NET 6.0 (Linux、macOS、Windows) をダウンロードする

Microsoft SQL Server の AWS SCT のソースとしての使用 - AWS Schema Conversion Tool

まとめ

AWS Modernization Calculator for Microsoft Workloads は現状の利用状況を入力するだけで数分でAWS利用料の試算レポートを入手することが出来るので、Microsoft系ワークロードをお持ちのお客様は一度お試しいただけると良いと思います。

私個人的には Microsoft 系製品も大好きであり、他に置き換えできないような有益なソフトウェアやサービスはたくさんあると思っています。すべて移行してしまうのではなく、適切な利用をすることでコスト最適化を少しずつ始めていただければよいと考えます。

本ツールとBLOGの内容が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

宮形純平(執筆記事の一覧)

Enterprise Cloud部 技術1課

好きなお酒は缶チューハイと本格焼酎