2020年1月に公開いたしましたジョブワークフロー機能ですが、その後も継続的にアップデートしております。リリース以降、ご利用いただいたお客様からの声をもとにしたUIアップデートはもちろんのこと、トリガー関連で以下のようなアップデートをいたしました。
- タイマートリガーの今すぐ実行機能をサポート
- HTTPトリガーへの対応
- SQSトリガーへの対応
- スケジュールトリガーへの対応
各アップデートの活用例
タイマートリガーの今すぐ実行機能をサポート
タイマートリガーを使ったジョブワークフローを作成した場合、ジョブの実行時間は数時間〜数日後になるケースがほとんどです。作成したタイマートリガーを使ったジョブワークフローが意図したとおりに動作するか動作確認したい場合、この機能を使うとすぐにご確認いただけます。
HTTPトリガー、SQSトリガー
この2つのトリガーは既存のジョブスケジューラーなど外部システムとCloud Automatorを連携させる場合にご利用いただくトリガーになります。すでにジョブスケジューラーで一元管理をしているものの、Cloud Automatorのアクションを使いたいというケースでは、HTTPトリガー、SQSトリガーをご活用ください。
スケジュールトリガー
スケジュールトリガーは先月リリースしたばかりのトリガーとなりますが、早速対応いたしました。スケジュールトリガーは単純な繰り返し設定ではない不定期な予定をしたい場合に効果的です。リスト形式でスケジュールを指定できますので、柔軟なスケジューリングができます。
おわりに
様々なトリガーをサポートしたことによって、より多くのシーンでジョブワークフローをご活用いただけるようになりました。適切なトリガーの選び方はマニュアルページでフローチャートも用意しておりますので、参考にしてみてください。
Cloud Automatorではロードマップを公開しており、今後以下のような機能を公開する予定です。
- ELB(ALB/NLB): ターゲットグループにEC2インスタンスを登録 アクションの追加
- ELB(ALB/NLB): ターゲットグループからEC2インスタンスを登録解除 アクションの追加
これらの機能もジョブワークフローと組み合わせると、ELBに登録されているEC2インスタンスのアップデートを行いたい場合に、一度ELBから登録解除してアップデートし、再度ELBに登録するというワークフローが作れます。
ジョブワークフローの今後のアップデートにもご期待ください。
Cloud Automator(クラウドオートメーター)とは、ノンプログラミングでAWS運用を自動化し、AWSの利用を最大限に引き出すサービスです。バックアップや災害対策、AWS費用の削減を実現する「ジョブ」と、AWSがガイドライン通りに運用されていることを継続的に確認する「構成レビュー」という2つの機能をご提供しております。