【Cloud Automator】複数のジョブをワークフローとして管理できるようになりました

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本日、Cloud Automatorの新機能として「ジョブワークフロー」機能をリリースしました。

ジョブワークフロー

これまで、「AMIを作成するジョブ」と「インスタンスを停止するジョブ」を組み合わせてEC2インスタンスの定期的なバックアップを実現するような場合には、それぞれのジョブを「Webhook後処理」と「HTTPトリガー」などを使って個別に繋ぎ合わせる設定が必要でした。

このやり方では、それぞれのジョブの後処理やトリガーの設定内容や前後関係を把握しておく必要があるため、ジョブの管理がとても煩雑になってしまうという課題がありましたが、今回リリースしたジョブワークフロー機能を利用することでこの課題を解消できるようになります。

ジョブワークフローで解決できること

「開発環境というタグの付いたEC2インスタンスに対して、毎日決まった時間にAMIを作成したうえでインスタンスを停止させる」という運用をしたいとします。

これを運用ジョブの機能だけで行おうとすると、下図のように2つのジョブ間を「Webhook後処理」と「HTTPトリガー」で以下のように連携させる必要があり、複数ジョブ間での後処理やトリガーの管理が煩雑になってしまいます。

従来のジョブ連携

このような場合にジョブワークフローを利用すると2つのジョブ間の連携を管理する必要がなくなり、下図のように、あらかじめ用意したジョブをジョブワークフローの中で実行順に並べるだけで済むようになります。

ジョブワークフローによるジョブ連携

ジョブワークフローとしてまとめられた一連のジョブは、ジョブワークフロー単位で有効・無効を切り替えたり、ワークフロー全体を通しての実行成否をログとして確認できるようになります。

詳細な使い方および制限については、サポートページの「ジョブワークフローとは」をご覧ください。

おわりに

今後のリリース計画については、ロードマップページにて公開しております。
これからも Cloud Automator をよろしくお願いいたします。

Cloud Automator(クラウドオートメーター)とは、ノンプログラミングでAWS運用を自動化し、AWSの利用を最大限に引き出すサービスです。バックアップや災害対策、AWS費用の削減を実現する「ジョブ」と、AWSがガイドライン通りに運用されていることを継続的に確認する「構成レビュー」という2つの機能をご提供しております。

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