最近入社した高橋です。日々ポインコと暮らしています。
さて今回はWorkSpacesのユーザーセルフサービスアクセス許可についてです。 各設定を有効化した場合、実際にWorkSpace上でどんな感じになるのかをご紹介します。
ユーザーセルフサービスアクセス許可については、過去の当社過去ブログも参考にしてみてください。
WorkSpacesとは
簡単に言うと、AWSを使った仮想デスクトップ(VDI)のことです。内容については割愛します。 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workspaces/latest/adminguide/amazon-workspaces.html
ユーザーセルフサービスアクセス許可とは
機能を有効することによって、ユーザー自身がWorkSpaceを再起動したり、スペック変更や再構築もできるというものです。 では、実際に有効にするとどうなるのかを見ていきましょう。
WorkSpace構築時、以下のように許可の有効/無効を選択できますので、「はい」にチェックします。
また、各項目ごとに有効化/無効化も選択できます。2019年11月時点ではデフォルトで全て有効化されています。
準備が整ったらWorkSpaceを起動しましょう。 今回はWindows10で構築し、WorkSpacesクライアントで接続します。 ※ブラウザから接続するWebAccessは、ユーザーセルフサービスアクセス許可にはまだ対応していないようです...
このアカウントを記憶する
WorkSpace接続時に以下のように訊かれるようになります。 ただし、パスワードは記憶されないので、毎回入力する必要があります。
クライアントからWorkSpaceを再起動する
画面上部のメニューに「WorkSpaceの再起動」が登場します。
Windows上ではなく、WorkSpaceから再起動ができます。
ボリュームサイズを増やす
同じくメニューからボリュームサイズを増やせるようになります。 後述するコンピューティングタイプの変更や実行モードの切り替え、WorkSpaceの再構築もメニューからおこなえます。
ただし、WorkSpace構築後、またはボリュームサイズ変更から6時間経過しないと変更できないので注意が必要です。
増やせる状態になると、以下のように表示されます。段階的にしか増やせないようです。
増加中も制限はありつつもWorkSpaceは使えます。
しばらく待っていると、無事10GBから50GBに増えました。
コンピューティングタイプを変更する
こちらもボリュームサイズと同じく、6時間待たないと増やせません。また、減らす(スペックを下げる)のは30日に1回だけのようです。 (増やした直後にすぐ減らすことはできました)
変更するとWorkSpaceは強制終了され、変更中は接続できません。
しばらく待っていると、無事メモリやCPUが増えました。 (画像ではメモリしか分かりませんが...)
実行モードを切り替える
実行モードもメニューから切り替えられます。 AlwaysOnにすると、その時点で月額料金が発生するので注意しましょう。
クライアントからWorkSpaceを再構築する
再構築(リビルド)については、当社過去ブログを参考にしてください。 メニューから再構築が可能になります。
あとがき
ユーザーセルフサービスアクセス許可を有効化するとどうなるかをお送りました。 早くWebAccessでも使えるようになると良いですね!
高橋 悠佑 (ポインコ兄) (執筆記事一覧)
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