みなさんこんにちは、仙台オフィスの赤塚です。
今回は、 9月21日から23日にかけてアジア・パシフィック地域で活動しているAWSユーザーグループの合同イベントに参加した様子をレポートいたします。
この合同イベントは AWS DevDay in Seoul のサブイベントとしてAWS 韓国のご協力を得て8カ国(韓国、中国、シンガポール 、ベトナム、インド、タイ、フィリピン、日本)のユーザーグループが協力して企画・開催されました。
イベント概要
- AWS DevDay in Seoul
ソウルで開催された AWS DevDay はAWS主催のテックイベントで、今回のメインとなるイベントになります。 - AWS COMMUNITY DAY APAC
AWS DevDayと同じイベント会場内で同時開催されました。AWS COMMUNITY DAY はアメリカの西海岸地域のユーザーグループが中心となって行なっていたアドバンスドな内容のテックイベントで、昨年からソウルでも開催されていたものを、今回APAC(アジア・パシフィック地域)に拡大して開催されることになりました。
内容は各地域のユーザーグループに参加しているエンジニアによる技術セッションで、 特徴的だったのは、オンライン配信主体のイベントになっていて、韓国の会場からYouTubeにより英・韓・日で同時通訳により配信する形で実施された点で、リアルタイムでのユニークビューワーは533名(英: 180名, 韓: 265名, 日: 97名)と、なかなかの好評だったようです。 - AWS APAC Usergroup Meetup 2017
コミュニティオーガナイザーだけの交流イベントとして、上記イベントの翌日に済州島に移動して一泊二日の合宿形式で行われました。
このイベントはAWS Summit Tokyoに参加されていた韓国のユーザーグループのメンバーとした会話がきっかけで、11月末からラスベガスで開催されるre:Inventの前に、各地域で活動するユーザーグループの運営メンバー同士の深い交流を目的として、韓国にたくさんの国からユーザーグループのオーガナイザーが集まる機会を利用して行われました。
こちらはAWS DevDayやAWS COMMUNITY DAYとは違ってゼロからの企画で、コミュニケーションをSlackやメッセンジャー(一部中国のメンバーとはWeChat)で行い、企画資料の共有はGoogle Docsを使っています。 ちなみに済州島は東南アジアの国からもビザなしで渡航できるそうで、今回のような国際イベントに最適なロケーションと言えるでしょう。
イベント前日のオフィスツアーと交流ディナー
早めに到着したメンバーのために、AWS韓国オフィスに集合してしてオフィスツアーが行われました。
交流ディナーは韓国に来たら外せないサムギョプサルです。やっぱり本場は美味しいですね。
翌朝9時からリハーサルのため早めに解散し、私はホテルに戻って青森の立花さん・京都の岡本さんと合流しました。
AWS DevDay in Seoul
Dev Dayは日本でも Dev Day Tokyo 2017 として、 AWS Summit と同時開催されましたので参加された方も多いかもしれません。
韓国での参加者は400名超で、500名を超えている印象でした。
私たちは別会場での配信となるため早めに集合してリハーサルを行い、本番前にみんな仲良くランチタイムです。
食事のあとDev Day会場に移動して参加者の皆様にご挨拶しました。
コミュニティイベントでこれだけの国旗が並ぶのは歴史的な出来事です。みなさんに温かい拍手で迎えていただき本当に感動しました。
AWS COMMUNITY DAY
同じ会場内にある本番用トラックに移動して私たちの本番はこれからです。
複数地域の人たちが集まると英語での発表になりますが、同時通訳で配信されたおかげでかなり参加しやすかったのではないでしょうか。
驚いたのは日本語通訳の精度の高さで、英日の同時通訳を日本で行ったのかと思うほどでしたが、実際には英語->韓国語と翻訳された内容を韓国のスタッフの方が日本語に通訳されていたそうです。
イベントの動画はこちらからご覧いただけます。冒頭はコマーシャルになっています。
発表内容
Intro to APAC Community Day AWS Korea User Group
Sanuk Park from AWSKRUG
まずはホストコミュニティの韓国ユーザーグループから、いつも交流でお世話になっている 共同代表の Sanuk Park さんによる韓国ユーザーグループの紹介です。
韓国では大学生のコミュニティグループ「AWSKRUG University supporters」が発足していて、すでに15名の精鋭メンバーがいるそうです。
AWS Vietnam Community
Hồ Việt Anh from AWS-VN
ベトナムユーザーグループのAnhさんからはコミュニティの紹介として、中小企業やスタートアップの方々が中心になって勉強会やドキュメントを翻訳している様子をご紹介されました。3人の参加者から始まった勉強会も今では国内に複数のブランチを持つほどに成長しているそうです。Anhさんは日本ともビジネスの交流があるそうで、旅行中よく会話をしました。
Microservice Architecture with AWS Beanstalk & Docker at Postman
Shamasis Bhattacharya from India UG, Vice President of Engineering at Postman
インドのバンガロールから香港経由で参加された Shamasis Bhattacharya さんからは、WEB API テストクライアントの 、WEB API テストクライアントの ostman を使った Elastic Beanstalk や Docker での開発について紹介されました。彼の熱いプレゼンもとても印象的でした。
How to develop Alexa Skill Kit based on Serverless
Hidetaka Okamoto from JAWS-UG Kyoto
我らがJAWS-UGからは京都で活動している岡本 秀高さんの発表です。Amazon Echo に搭載されている音声アシスタントサービス Alexa のテストの作成方法や、Alexa を支える Serverless architecture についての紹介をされました。
岡本さんは神戸を中心にAlexaについてかなりの数の勉強会を開催されているメンバの一人です。AlexaやEchoにご興味のある方は勉強参加してみてはいかがでしょうか。
Building an A.I. with Amazon Rekognitih Amazon Rekognitizon Lex
Vit Niennattrakul from ThailnnattrakThailnnattrakrom Thairakul from Thai
バンコク UGの Vit Niennattrakul さんからは Amazon AI サービス群について、ディープラーニングを活用した画像認識した画像認識 Amazon Rekognitignitin と、同じgnitignitin と、同じィープラーニングを活用して音声やテキストでのチャットボットが構築できるマネージドサービスの Amazon Lex についての紹介とサンプルのデモが行われました。
Golang on Serverless with Apex Up
Kai Hendry from Singapore UG
シンガポールUGの Kai Hendry さんは Lambda ファンクションのデプロイ管理ツールの Apex を使った効率的なサーバーレスでの開発についてノウハウを紹介されました。 Kaiさんはフリータイムにジョギングをしたり、ビデオクリップを撮影していたりと、韓国をアクティブに楽しんでいたのが印象的でした。
DevOps and Bigdata Practices with Amazon EMR an EMR an Apache Kylin
Jacky Chan from Shanghai UG
上海UGのJacky Chanさんからは mazon EMR と Apache Kylin を用いたケータリングシステムでの DevOps 開発について、ケーススタディを紹介されました。Jackyさんには先日の AWS Summit北京 でもとてもお世話になりました。
Embracing ChatOps Infrastructure based on AWS and Slack
Neil Alwin Hermosilla Lead Devops Engineer @ Onerent.co
ご家族で韓国にいらしていたフィリピンUGの Neil Alwin Hermosilla さんは Slackbot と Ansible を組み合わせたAWSの構成管理について紹介されました。
アフターディナー
イベント終了後はみんなでお決まりのサムギョプサルです。 韓国語がほとんど分からないメンバーでもお店の方にとても親切にしていただいて、楽しい夕食になりました。
江南の夜は終わらない
明日からは5時起きで済州島に移動して「AWS APAC Usergroup Meetup 2017」に参加します! 初めて行われた8カ国のユーザーグループによる合同企画イベントの様子は別のブログで!
ではまた!