こんにちは、AWS事業部セールスグループの中嶋です。
4月から自転車で会社まで通っているのですが、途中の坂道で立ちこぎをしないと登れないので挫折しかけてます。
さて、2013/4/6(土)に第5回JAWS-UG名古屋勉強会が開催されまして、そこで私と永淵(@AWS事業部セールスグループ)が発表して来ましたので勉強会の様子をレポートさせていただきます。
今回の発表者は11人!それぞれの持ち時間が10分~15分でしたので、17:00~21:00の長丁場でした!
Togetterで関連ツイートがまとめられ、当日の様子はUSTREAMで配信されていましたのでそちらも併せてご覧ください。
「AWSアップデート」 アマゾンデータサービスジャパン株式会社 堀内さん
まずはいつもの堀内さんからAWSの最新アップデート情報について!
AWSの思想のお話、さらに新しいサービス(Elastic Transcoder、Redshift、OpsWorks)の機能説明をされました。
サービスのアップデートだけでなく非常に速いペースで利用料の値下げがされており、過去6年間で30回以上の値下げとのこと。
資料が公開されているのでこちらをご覧ください。
「AWSのいろんな使い道」 株式会社サーバーワークス 中嶋
私、中嶋からはAWSをどんな場面でどのように使えるかお話しました。
検証環境では同じ環境をアカウント間でうまく共有して使うことで手間を省き、本番環境ではEC2以外のサービスを上手く使って運用負荷をかけずに設計しましょう、といった内容です。
当日は画面のサイズが合わずどんまいな感じになってしまったので、こちらの資料をご覧いただけると嬉しいです。
「独立系Slerの苦悩」 株式会社システムサポート 田中さん
お二人のお子様のお父さんで、趣味はロードバイク。
自社にOracle Database 10g Platinumの日本人第一号が誕生したことによりOracleをメインで営業することで、ユーザーの認知度や受注件数が増加したものの中部地方ではなかなか難しかった。
その後2012年にAWSと出会い、AWSとOracleを組み合わせた導入支援を行うことで中部地方でも営業の幅が広がるようになったとのこと。
詳細はUSTREAMをご覧ください。
「美人CDPと事例から学ぶクラウドデザインパターン、そして2.0へ」 cloudpack 吉田さん
3月に行われた春のJAWS-UGイベント三都物語から始まった十八番の美人CDPネタです!
今回はそれぞれのAWS導入事例で使ったCDPについて美人CDPを交えてご紹介されていたので、わかりやすくインプットできたのではないかなと思います。
個人的にはもっとハンサムCDPを増やして欲しいです。ダンディCDPでもいいかもしれません。
前回からさらに新しい美人CDPも追加されていたので、こちらの資料もご覧ください。
「【発表】名古屋発!CDP道場の開催について」 JAWS-UG 名古屋支部 川路さん
CDPを持ち回りで実装してみて発表する勉強会「CDP道場」を月1ペースで行うとのこと。
名古屋支部の分科会として活動していくようです。
第一回は2013/5/16(木)18:00~ 是非ご参加してみてはいかがでしょうか。
「物体認識システムを支えるAWS」 有限会社来栖川電算 山口さん
ビッグデータの分析をHadoopを使って分析する様々なAWS活用事例をご紹介され、さらに来栖川電算さんで提供している物体認識サービスの事例についてもお話されました。
物体認識では必要なデータが非常に多く、そのデータを処理するためにかなりの時間がかかります。
そのためデータベースを活用した機械学習環境をAWSを活用して自社で構築されたとのこと。
S3上に分散ファイルシステムを構築してすべて格納しバッチ処理を行っています。
こちらの資料にはご紹介しきれなかった事例と提供している面白いサービスがたくさん載っていますので、是非ご覧ください。
「中部大手製造業におけるAWS活用検討・導入事例」 アビームシステムズ株式会社 石田さん
田中さんに引き続きロードバイクが趣味、というか実業団に入っているとのこと。実業団ロードレースチームの監督も兼務されています。
本題では中部大手製造業での事例をお話されました。
中部の大手製造業では各拠点のデータを一元管理するため1つのDCに保管していますが、「DR対策が不十分」ということと「肥大化する過去の検査データの管理・運用」が挙がって来ました。
そこでAWSの活用!まずはDR対策として日本のDCからシンガポールリージョンへ移行し東京リージョンはバックアップサイトとして構築。
肥大化するデータについてはS3、RDS、DynamoDBを活用して処理を行うようにされました。
今後はEMRを使って解析を行い製品不良の早期発見に使えるようアップデートしていく…とのことでしたが、Redshiftの登場により改めて将来構想を考え直していかれるとのことです。
詳細はUSTREAMでお楽しみください。
「スタートアップだからこそ使うAWS」 ワンダープラネット株式会社 村田さん
スタートアップ企業(起業したばかりの企業)が悩む点を諸々解決してくれるのがAWS!
スピードの点では、10分程度で利用スタートができスケールアップもスケールアウトも自由に操作することができます。
費用の点では、初期費用・場所代・電気代が不要でハードウェアの専門知識が必要ないので人件費が削れます。
さらに構成の変更等もケースに合わせてブラウザで容易に行うことができる点も魅力とのこと。
こちらの資料も併せてご覧ください。
ワンダープラネットさんのアプリケーションが可愛い!と一部の女子で盛り上がっていました。
「AWSはとんでもないものを盗んでいきました。あなたのオンプレ脳です」 アビームシステムズ株式会社 大杉さん
どこかで聞いたことがあるタイトルですが、これまでオンプレミスを使ってきた人がAWS上で構築するとやってしまうダメな例を交えて、AWSで構築する大事なポイントをお話されました。
様々ポイントはありましたが、3つ目のAWSを運用するためには自動化を積極的に行う点が印象的で、自動化はどこを目指すのかについて昨年11月開催「re:Invent」で講演したWerner Vogels氏のコメントを紹介されてました。
「sshやrdpでEC2インスタンスにログインすることがあるなら、あなたの自動化はそこで途切れている」
自動化の追求はまだまだ続きますね。
こちらの資料も併せてご覧ください。
ちなみに大杉さんもロードバイクが趣味とのことで、この記事だけで自転車の話が4回も出て来ましたが流行っているんですかね。
「一緒にDRしませんか?」 株式会社サーバーワークス 永淵
当社のサービスであるDRスターターパックを一緒に販売しませんか?という内容でお話しました。
まずはDRスターターパックで使われているAWSのサービスStorage Gatewayの説明から入り、「データのバックアップとして」「現状のリソースがいっぱいになった」「AWSの導入のきっかけとして」といったDRスターターパックがはまるお客様のご要望を紹介しました。
Storage Gatewayについて、さらに詳しい情報はこちらも併せてご参考ください。
このようなお客様のご要望がありましたら、是非詳しくお話をさせていただけたらと思いますので永淵でも中嶋でもお声がけください!
詳しい資料はこちらでも公開しています。
「Windows on AWS最新情報」 アマゾンデータサービスジャパン株式会社 渡邉さん
名古屋といえば、、、SKE48ということで、名古屋に着いたらまずは栄に行って様子を見てきたというほどのAKBのプロです。
AKBだけでなく、Microsoftも極めている渡邉さんからはAWS上でのMicrosoft情報についてのお話。
MicrosoftとAWSはパートナープログラム結び日本での共同プロモーションを行うなど表面上は意外と仲良しです。
アップデート情報としては主に以下の内容をご紹介されました。
- WindowsインスタンスにアタッチできるEBSが25個に増加
- SQL Server 2008 R2から2012へのバージョンアップが数クリックで可能
- RD GatewayによるWindowsインスタンスの接続
- →RDPよりセキュアに接続ができるようになる
- Windows Server Failover Cluster ManagerとSQL Server 2012 Availability GroupがAWS上で可能
- →Availability Zoneでレプリケーションをとれるようになる
RD GatewayによるWindowsインスタンスの接続方法については資料を公開されているのでご参考ください。
懇親会とまとめ
懇親会では名古屋を愛するインフラエンジニア、プログラマの方々とお話させていただきました。 DRの要望も挙がってきているようでしたので是非一緒にDRスターターパックを提供していけたらなと思います。 懇親会ではお店の名物「鍋プリン」も出て来ました。名古屋支部JAWS-UGにはじめて参加させていただきドキドキしていましたが、名古屋のみなさんがそれはもう温かく迎えてくださって本当にありがとうございました! 翌日はひつまぶしをいただき桜がまだ残る名古屋城を散策し、名古屋を堪能させていただきました。