こんにちは、PE部の針生です。
re:Invent 2020 も今週で一段落となりそうです。 (1月にもセッションはあるので、まだ閉幕というわけではありません)
オンプレミスからクラウド上にデータを移行する際、皆さんならどうやって移行しようと考えますか?
AWS なら DataSync というサービスがあります。
Migrate your data to AWS quickly and securely using AWS DataSync (AWS DataSync を使用して、データを AWS に迅速かつ安全に移行します)
というセッションがありましたので、このセッションについて視聴レポートしたいと思います。
アジェンダ
- AWS DataSync の概要
- AWS DataSync の仕組み
- AWS DataSync を使用したオンプレミスの移行
- お客様のユースケース
- 移行のヒント
- AWS DataSync を始めよう
DIY 転送ツールの課題
DIY 転送ツールでは以下の課題をクリアする必要があります。
- パフォーマンスの管理
- データの暗号化と検証
- 帯域幅の消費
- ネットワークの問題からの回復
- インクリメンタル転送
- スタッフの時間とリソース
AWS DataSync のメリット
AWS DataSync を使用するメリットとして以下をあげています。
- 高速データ転送
- 使いやすい
- 安全で信頼できる
- フルマネージド
- 費用対効果
移行のヒント
ファイルとフォルダのフィルタリング
転送したくないファイルやフォルダを指定する事が出来ます。
スライドでは拡張子が .tmp
と .temp
を除外するパターンを例にあげてます。
特定のフォルダやファイルパターンだけ転送する事も可能です。
スライドでは /new-files
フォルダー配下のみ転送するようなパターンを例にあげてます。
移行のベストプラクティス
- 利用可能なネットワーク帯域幅を使用して計画する
- 完全転送を開始する前に、必ずテストを実行してください
- ファイルサイズはスループットに影響します
- 複数のエージェントでパフォーマンスをスケールアウトする
- Amazon EFS または AmazonFSx for Windows ファイルサーバーにコピーする場合は、スループットを適切にプロビジョニングします
まとめ
改めて AWS DataSync についての理解を深めるのに良いセッションでした。 オンプレミスから AWS にデータを移行する計画をされている方は Migrate your data to AWS quickly and securely using AWS DataSync セッションを視聴することをオススメします。
また re:Invent 2020 では様々なセッションがオンデマンド配信されています。 まだ間に合いますので、理解を深めたいサービスや興味のあるサービスのセッションを覗いてみてはいかがでしょうか?