【毎日AWS #176 トークスクリプト】【AWSアップデート 4/7】AWS Amplify Admin UIで新機能Data Managerが追加 他6件 【Data management is now generally available in the AWS Amplify Admin UI】

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はじめに

こんにちは!毎日AWS木曜日担当の小林です!  今回は、4/8 放送の 「毎日 AWS #176」  のトークスクリプトを公開いたします。


良ければ、各メディアで公開してる放送も見ていただけると嬉しいです!

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では、さっそく最新1日のアップデートを見ていきましょう。
今回は 4/7 、7件のアップデートがありました。

トークスクリプト

①AWS Amplify Admin UIで新機能Data Managerが追加

モバイルアプリやWebアプリを構築するためのサービスAWS Amplify、 その機能である、バックエンドの作成管理がGUIでできるAWS Amplify Admin UIで、データ管理という新しい機能が追加されました、というアップデートです。

今回追加された機能Data Managerとは、シードデータの生成をしバックエンドのテストができる、というものです。 シードデータとはデータベース作成時にデータベースに入力されるデータのことで、シードデータでレコード数やデータの条件を設定することができます。 その条件に沿ったシードデータの自動生成が可能で簡単にテストデータを生成してくれます。

また、Data Managerの追加により、ブラウザにてGUI操作でデータのフィルタリングや並び替えもできるようになっています。

東京を含む12のリージョンで使用可能になっています。

今回の機能追加で、テストデータを簡単に生成して、アプリのテストができるようになりました。 Amplify Admin UIを使用しているユーザーにとっては非常に嬉しいアップデートになりますので、 ご利用されている方はぜひ触ってみてください。

②AWS SystemsManagerのParameter storeでパラメータラベルの削除をサポート

リソースの管理するためのサービスの集合であるAWS SystemsManager、 その中のサービスの一つであるParameter storeで、パラメータに関連づけられたラベルの削除ができるようになりました、というアップデートです。

まずParameter storeってどんなことができるのか、というところですが、各種設定データを保管するサービスになります。 様々なサービスからParameter storeに保存されたパラメータに参照可能で、アクセス制御や暗号化が可能なので安全にパラメータを保管することができます。 ユースケースとしては、DBの認証情報をパラメータストアに設定し、ログイン時はパラメータストアに取得しに行く、というものですね。

パラメータ作成時にラベルと呼ばれる値を設定が可能でした。パラメータストアではバージョン管理ができますが、そのバージョンがどのようなものか識別するために使用できます。例えばlatestとかですね。 このラベルが、今回のアップデートで削除できるようになり、削除後、新たなラベルを設定することも可能になりました。

地味なアップデートですが、使っているユーザーにとっては、いざという時変更できないと困るということもありそうなので、頭の片隅にこういうこともできるんだなーと覚えておいてもらえたらいいかなと思います。

③Amazon CodeGuruの機能CodeGuru Reviewerで課金体系の変更を発表

機械学習を利用してコードの品質管理のために推奨を提供してくれるサービスAmazon Code Guru、 その機能でコード内の欠陥やベストプラクティスから離れていないかコードレビューを実施してくれるCode GuruReviewerの料金についてのアップデートです。

これまでは、分析されるコード100行あたり$0.75請求され、紐づけられたリポジトリに変更が加わる度、課金されるような形でした。そのため、変更が多ければ多いほどレビュー数も増えるため、課金も多くなる、という課金体形でした。 今回のアップデートで、レビュー数に関係なく、リポジトリのコードの行数によって固定の月額料金を払う、という課金体系に変更されました。 ブランチが複数ある場合は一番コードの行が長いブランチのコードの行数によって料金が決定します。なお、コメント行や空行はカウントされません。

使用開始時、フルスキャンが実施され、その後はプッシュやプルリクエスト時に確認する増分でのレビューになり、コード数が10万行以内の場合月額$ 10、10万行を超えると追加の10万行ごとに$ 30が請求されます。 なお、追加でフルスキャンを実行する場合は10万行あたり$ 10が追加課金されます。

また、最初の90日間10万行は無料で使用することが可能です。

月額固定になったことで、安くなっただけでなく、非常にシンプルな課金体系になったので試算がしやすくなりました。 これを機会に、Code GuruReviewerを使用してみるのもいいかなーと思います。

④Amazon Code Guru ReviewerのPythonサポートが強化

先ほどのアップデートに引き続き、こちらもAmazon Code Guru Reviewerのアップデートになります。

こちらのアップデートはAmazon Code Guru Reviewerで、Pythonで書かれたコードをレビューする際、既存で検出していたルールの他に新たなルールが追加されました、というアップデートです。

具体的には、3つあり、コードの複雑さを識別するルール、引数のバリデーションが十分に行われているかをチェックするルール、リソースリークを検出してくれるルールになります。

Amazon Code Guru ReviewerのPythonサポートは2020年12月で、今回さらなる強化がされましたので、Amazon Code Guru ReviewerがPythonサポートされてからまだ使用されていない方はぜひこの機会に触ってみてはいかがでしょうか。

⑤AWS Batchでservice-linked roleをサポート

バッチ処理サービスであるAWS Batchでservice-linked roleが利用できるようになりました、というアップデートです。

service-linked roleとは、AWSによって事前定義されたIAM Roleのことです。 使用するサービスを実行するために必要最低限のアクセス許可が含まれたロールになります。 そのservice-linked roleがAWS Batchでも登場しました。 AWS Batchの場合、EC2の起動、インスタンスをAWS Batchコンピューティング環境に参加させる等のAWS Batchを使用するために必要な操作が事前に設定されています。

そのため、手動でロールを作成することなく、必要最低限の操作のみできるロールを使用して、AWS Batchを利用できます。

service-linked role非常に便利ですので、サービスを初めて触る時権限によるエラーの影響を受けることなく、サービスの検証ができますので、是非ご活用ください。

⑥AWS GlueでAmazon Kinesis DataStreamsからのクロスアカウント読み取りをサポート

マネージドなETLサービスであるAWS Glueで、AWSGlueジョブを実行しているアカウントとは異なるAWSアカウントのAmazonKinesis DataStreamsからデータを取得することができるようになりました、というアップデートになります。

このアップデートにより、データを一つのアカウントに集約し、データの処理や統合管理を一つのアカウントで簡潔させることができるようになりました。

データを収集するアカウントが複数あり、それを簡単に一括管理したい場合この機能は重宝しそうですね。

なお、別アカウントのAmazon Kinesis DataStreamsからデータを受け付ける場合、IAMポリシーの設定も別アカウントから受け付ける設定が必要になります。 設定内容はドキュメントに記載がありますので、ご利用の際はご注意ください。

⑦AWS ElementalMediaLiveでHTML5ベースのモーショングラフィックスオーバーレイ機能をサポート

ライブ動画処理配信サービスであるAWS ElementalMediaLiveで、ビデオ内にHTML5を利用したグラフィックオーバーレイ機能を追加できるようになった、というアップデートになります。

モーショングラフィックスとはロゴ、イラスト、文字などに動作を加え動画にしたコンテンツのことで、オーバーレイとは動画の上に重ねられた画像などのコンテンツのことを指します。

今回のアップデートでHTML5を利用して、モーショングラフィックスオーバーレイ、テキストや画像等がビデオ内に追加できるようになりました。

なお、モーショングラフィックスオーバーレイをビデオに挿入する場合、モーショングラフィックスオーバーレイ機能を有効にする必要があります。 この機能を有効にすると追加で課金が発生しますのでご利用の場合はご注意ください。

以上7件、4/7のアップデートでした。

最後に

過去の放送やSNSもやっているのでフォローしていただけると嬉しいです!

また来週!


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