【ANGEL Dojo】振り返り

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はじめに

PE部の谷です。

AWSJ様が主催するANGEL(APN Next Generation Engineer Leaders)Dojoという疑似プロジェクトに参加しています。
9月3日に最終発表があり、仕上げの真っ最中です。
少し早いですが、もうすぐ終わりということで振り返っていきましょう。

ANGEL Dojoとは

先述の通り、ANGEL Dojoは、「日本を元気にする」という趣旨のもと、AWSJ様が企画した疑似プロジェクトです。
期間は約3カ月間(2021年6月~9月)で毎週木曜日と金曜日に1チーム5~6人でアプリケーションの企画から実装までを実践していきます。

詳細は以下になります。

aws.amazon.com

自信をもって人前へ「リハする」

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コンセプト

プレゼンをした際、自分では最後まで、にこやかな表情で話すことができたと思っていたら、先輩から「表情が硬いよ」と言われた。

お客様とのミーティングで資料説明をする際、話す内容を覚えてきたのに、緊張のあまり早口になってしまい、内容をしっかりと伝えることができなかった。

そんな経験のある人たちをターゲットに、私たちのチームは手軽にプレゼン練習ができるアプリケーションを開発することにしました。

サービス概要

リハするを利用することで「1人でも」「客観的に」話し方の改善を目指すことが可能です。

スマートフォンやパソコンに向かって練習したプレゼンの動画をアップロードするだけで、リハするが表情や話すスピード・ 声量を分析します。

その分析結果に基づいて、 たとえば、程よい声量で堂々と話している方には「適切なボリュームで話せていますね!」とコメントしたり、 緊張気味で表情が強張っている方には「もう少し笑顔を意識してみましょう!」とアドバイスいたします。

学んだこと

一からアプリケーションを開発するという経験は、学ぶことがたくさんありました。

その中でも特に勉強になったことは、

  • Working Backwardsの考え

  • アジャイル・スクラム開発

です。

Working Backwardsの考え

AWSでは、ものをつくる前にプレスリリースを書くそうです。
その際に大切にしている考え方として教えていただいたのが、Working Backwardsです。

これは、「お客様起点で考える」というもので、

  • お客様は誰か?

  • お客様の課題は何か?

  • その課題に対してどのような解決策があるか?

  • 解決策によって生み出されるメリットは?

  • ニーズの裏付けは?

これらを考え、それをもとにプレスリリースを書いていきます。

お客様の年齢、性別、職業、性格、趣味など具体的にペルソナを決めます。

我々は、

  • 澤田さん(仮名)

  • 25歳女性

  • 社会人2年目

  • 営業

というペルソナから、
「お客様との商談がまだ緊張気味でぎこちない」
「自分がどんな顔をしていてどんな印象を持たれているか知りたい」という課題に行き着きました。

ペルソナを疎かにすると、プレスリリースを書くときにズレが生じ、その度にペルソナを考え直す作業をしていました。
そのおかげで、抱える課題を明確にすることができ、自分たちが作りたいもの先行にならずにすみました。

ペルソナは自分達と世代が近い人を選ぶとやりやすいと思います。
最初、世代の違う人を選んだのですが、どんな生活を送っているか想像がしづらく断念しましたw

Working Backwordsの考え方は、アプリケーションをいちから作るときだけでなく、社内の改修依頼などでも役に立つと思います。
改修によって喜ぶ人は誰か(実際にいる社員さんなど)を考えると、使っている姿を想像しやすいので、依頼されたやり方とは別のもっと良いやり方が思いつくかもしれません。

アジャイル・スクラム開発

小さな単位で実装とテストを繰り返す開発手法です。

我々は、スプリント期間を1週間と決め、短いスパンで開発、実装を繰り返すことができました。

サービスのコアとなる機能(リハするでいうと、AIによる分析、ユーザー認証など)は初期のスプリントで実装し、サービスが動く状態になってからフロントエンドのユーザービリティや分析精度の修正などに注力することができたかなと思います。

そのおかげで、最終発表の1週間以上前にアプリケーションをリリースすることができました。

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感想やフィードバックをもらい、バグなどの改善までできたことはとても良かったと思います。

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まとめ

所属部署の性質上、フロントエンドの経験もなく、あまりAWSリソースを触る機会もなく、なにもわからない状態だったので、チームメンバーにたくさん迷惑をかけたと思います。 みんな優秀で助けてもらうばかりでした。

ひとつ言えることは、楽しかったです。

まだ最終発表前なので、結果はまた後ほどお知らせしたいと思います。

追記

  • ANGEL賞:ビジネス的に興味深い。価値がある内容か。ソリューション全体の完成度を評価。

  • ベストアーキテクチャ賞:Well Architectedなシステム。技術的なチャレンジ。CI/CDなシステムを評価。

の両方で見事1位に選ばれました!!!