re:Inventも12月分は本日(12/18)で終わりですね。
Keynoteも12/16のWerner Vogels Keynoteで一旦終わりです。
現在は、Keynoteは12/11の分までが、録画としてページ内で配信されています。
今回のお題の12/2はAndy Jassy Keynoteです。
2日目のKeynoteで発表が有ったサービス・新機能・ツールは39個でした(独自調べ) 一覧にまとめたましたので公開します。
名称 | 概要 | GA/Preview | URL |
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D3 Instances | Amazon EC2: 高密度ストレージインスタンス。最大32のvCPUと、256GiBのメモリに加えて、48TBのHDDを内蔵し、分散ファイルシステム、ビッグデータ分析ワークロード、データウェアハウス、ログ処理、データ処理などの用途に使える | GA(東京は近日) | EC2 更新 – D3/D3en 高密度ストレージインスタンス | Amazon Web Services ブログ |
D3en Instances | Amazon EC2: D3と同じく、高密度ストレージインスタンス。D3より多い336TBのHDDを内蔵する | GA(東京は近日) | EC2 更新 – D3/D3en 高密度ストレージインスタンス | Amazon Web Services ブログ |
G4ad Instances | Amazon EC2: AMD GPU(Radeon Pro V520)と第 2 世代 EPYC プロセッサを搭載したグラフィック向けのインスタンス | 近日公開 | 近日公開 – グラフィックワークロード用の AMD GPU を搭載した Amazon EC2 G4ad インスタンス | Amazon Web Services ブログ Amazon EC2 G4 Instances — Amazon Web Services (AWS) |
C6gn Instances | Amazon EC2: C6gからネットワーク帯域の拡張し、最大100Gbpsのネットワーク帯域幅と38GbpsのEBS帯域幅が特徴。C6gと比べてネットワーク帯域幅が4倍、EBS帯域幅が2倍、そして4倍のパケット処理パフォーマンスを実現 | 近日公開 | 近日公開 – EC2 C6gn インスタンス – AWS Graviton2 プロセッサーによる 100 Gbps ネットワーキング | Amazon Web Services ブログ |
Habana Gaudi-based Amazon EC2 instances | Habana社のAIアクセラレータであるGaudiを搭載したEC2インスタンス。8個のアクセラレータを搭載し、GPUベースのインスタンスに比べて8倍のパフォーマンスを実現 | 2021年前半 | Amazon EC2 instances powered by Habana Gaudi - Amazon Web Services (AWS) Habana Gaudi AI Processors to bring lower cost-to-train to Amazon EC2 customers - Habana |
AWS Trainium | AWSによって設計されたカスタム機械学習チップ。トレーニングワークロードに最適化されておりTFLOPSの計算能力を実現、MLコンピューティングの一連の流れをTrainiumとInferentiaを使うことで実現可能 | 2021年 | AWS Trainium - Amazon Web Services (AWS) |
Amazon ECS Anywhere | Amazon ECS タスクをどこにでもデプロイすることが可能になる。コントロールプレーンはAWS上にあり、ECSのワークロードをオンプレミスで実行可能。VM、ベアメタル、Raspberry Piなどサポートされているシステムであればどこでも利用可能 | 2021年 | Amazon ECS Anywhere のご紹介 | Amazon Web Services ブログ |
Amazon EKS Anywhere | Amazon EKS タスクをどこにでもデプロイすることが可能になる。AWSと、オンプレを区別せず、今あるオンプレミスのKubernetes環境も、すべてAWS上にあるEKSで管理が可能になり、自己管理型のKubernetesよりも信頼性の高いオンプレミスのKubernetes環境が構成できる | 2021年 | Amazon EKS Anywhere – アマゾン ウェブ サービス |
Amazon EKS Distro | EKSのコントロールプレーンを含めて、オンプレ上で実行可能にするKubernetesディストリビューション。コンプライアンスなどで、オンプレ上での実行が必須であり、EKSが利用できなかったワークフローを実行可能に | 公開済み | GitHub - aws/eks-distro: Amazon EKS Distro (EKS-D) is a Kubernetes distribution based on and used by Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) to create reliable and secure Kubernetes clusters. Amazon EKS Distro: Amazon EKS で使用される Kubernetes ディストリビューション | Amazon Web Services ブログ |
Amazon Elastic Container Registry Public | Docker Hubの代替サービス。AWSアカウントなしでもコンテナイメージを公開可能に | リリース済み | Amazon ECR(Docker イメージの保存と取得)| AWS |
AWS Lambda | 1msでの課金。今までは100ms単位での課金が、1ms単位での課金にUpdate。100ms以下の使っていなかった時間が自動的にコストから削減 | 機能追加 | New for AWS Lambda – 1ms Billing Granularity Adds Cost Savings | AWS News Blog |
AWS Lambda Container Support | Lambda上でコンテナを実行可能に。今までは、Fargateで行う必要があった、より複雑な処理を簡単にLambdaで実行可能に | GA(含む東京) | AWS Lambda の新機能 – コンテナイメージのサポート | Amazon Web Services ブログ Lambdaのコンテナイメージサイズでスピンアップ速度はどれくらい変わるのか #awsreinvent - サーバーワークスエンジニアブログ |
AWS Proton | サーバレスとコンテナベースのアプリケーションのインフラのデプロイを管理、自動化するサービス | Preview | AWS Proton | Fully Managed Application Deployment Service | Amazon Web Services AWS Proton でハッピー DevOps ライフ(に期待) - サーバーワークスエンジニアブログ |
Amazon EBS gp3 | 容量あたり(gp2より)20%廉価で、最大4倍のスループットが速く、2.5倍強のIOPSを持った、新しいSSD EBS | GA(含む東京) | 新機能 – キャパシティに関わらずパフォーマンスをプロビジョニングできる Amazon EBS gp3 ボリューム | Amazon Web Services ブログ Amazon EBSで新しい汎用ボリュームgp3が使えるようになりました! - サーバーワークスエンジニアブログ Amazon EBS ボリュームを gp2 から gp3 へ切り替えコストを削減する - サーバーワークスエンジニアブログ AWS CLIを使ってAmazon EBSの新しいボリュームタイプgp3へ移行してみた。 - サーバーワークスエンジニアブログ |
Amazon EBS io2 | IOPSが必要な環境に向けた、新しい世代のSSD EBS。また、io1と同じ料金で、耐久性がio1に比べ200倍向上 | GA(含む東京) | 新しい EBS ボリュームタイプ (io2) – 100 倍高い耐久性と 10 倍の IOPS/GiB | Amazon Web Services ブログ |
io2 Block Express | Amazon EBS: 最大256KIOPSと4000MBpsのスループットを持ったEBSで、ストレージのGiBあたり1000IOPSをプロビジョニング可能。今までストライピングするしか無く管理が複雑だったボリュームを単一のボリュームで実現できるように | Preview | Now in Preview – Larger & Faster io2 Block Express EBS Volumes with Higher Throughput | AWS News Blog |
Aurora Serverless v2 | リクエストに合わせて、トランザクションや容量が、速く柔軟にスケールする、新しいバージョンのAurora Serverless | Preview | Amazon Aurora Serverless | AWS |
Babelfish Aurora PostgreSQL | SQL Server向けのアプリケーションを、変更なし、あるいはわずかなコードの変更で、Aurora PostgreSQL上で実行可能にする | Preview | Babelfish for Aurora PostgreSQL (Preview) | Amazon Web Services |
Babelfish for PostgreSQL | オープンソースとすることで、Auroraだけでなく、その他の環境でもBabelfishを実行可能にする、コアソフトウェア | 2021年にGitHubにて公開予定 | Babelfish for PostgreSQL - Coming Soon |
AWS Glue Elastic Views | それぞれのデータソースに合わせたコードが不要で、複数のデータストア間でデータを自由に組み合わせた、マテリアライズドビューを簡単に構築可能にするサービス | Preview | AWS Glue Features – AWS Glue Elastic Views – Amazon Web Services |
Amazon SageMaker Data Wrangle | SageMakerStudio上で、MLのデータを数分で準備可能にするツール | GA | Amazon SageMaker Data Wrangler – Aggregate and Prepare Data for Machine Learning – Amazon Web Services |
Amazon SageMaker Feature Store | 機械学習の特徴量を保存・更新・取得・共有するための、完全に管理された専用のリポジトリ | GA | Amazon SageMaker Feature Store for machine learning (ML) – Amazon Web Services |
Amazon SageMaker Pipelines | エンドツーエンドの機械学習のパイプラインを簡単に構築、自動化、スケールできるようになるツール | GA | 新機能 — Amazon SageMaker Pipelines が機械学習プロジェクトに DevOps 機能を提供 | Amazon Web Services ブログ |
Amazon CodeGuru | Pythonに対応(今まではJavaのみ)と、CodeGuru Security Detectorでリアルタイムに不備のあるコードの検知を実施可能に | 機能追加 | Amazon CodeGuru の新機能 – Python サポート、Security Detector、および Memory Profiling | Amazon Web Services ブログCodeGuru が Python に対応したので Reviewer 機能を試してみました - サーバーワークスエンジニアブログ |
Amazon DevOps Guru | 運用上の問題を自動的に検出して修正を推奨するフルマネージドの運用サービス。 AWSで利用される機械学習を適用して、メトリクス、ログ、イベントなどのデータを自動的に収集および分析し、通常の運用パターンから逸脱した動作を特定する | Preview | New- Amazon DevOps Guru Helps Identify Application Errors and Fixes | AWS News Blog |
Amazon Quick Sight Q | より簡単に自然言語でQuick Sightを利用可能に | Preview | 新登場 – ビジネスデータに関する自然言語の質問に答える Amazon QuickSight Q | Amazon Web Services ブログ |
Amazon Connect Wisdom | 機械学習を使用して関連情報を表示することで、コールセンターでの回答の検索に費やす時間を削減するサービス | Preview | Amazon Connect Wisdom – アマゾン ウェブ サービス |
Amazon Connect Customer Profiles | コールセンターでの、顧客のプロファイルの統一されたビューと最新の情報を提供するサービス | リリース済み | Deliver personalized customer experience using Amazon Connect Customer Profiles | AWS Contact Center 新機能 Amazon Connect のCustomer Profilesを設定してみました - サーバーワークスエンジニアブログ |
Real-time Contact Lens for Amazon Connect | 機械学習で、コールセンターの管理者が、顧客との会話の感情、傾向、コンプライアンスをより簡単に把握・理解できるようにするツール | リリース済み(日本語未対応) | Real-time customer insights using machine learning with Contact Lens for Amazon Connect | AWS Contact Center |
Amazon Connect Tasks | コールセンターでのタスクを簡単に自動化、追跡、および管理できるツール | リリース済み | Easily prioritize, assign, track, and automate contact center agent work with Amazon Connect Tasks | AWS Contact Center |
Amazon Connect Voice ID | コールセンターでの音声対話をより安全かつ効率的に、機械学習の音声認識を用いてリアルタイムの発信者認証を提供するツール | Preview | Machine learning-based caller authentication with Amazon Connect Voice ID (preview) | AWS Contact Center |
Amazon Monitoron | 潜在的な障害を検出し、計画外のダウンタイムを削減できる、状態監視サービス | Preview | Amazon Monitron, a Simple and Cost-Effective Service Enabling Predictive Maintenance | AWS News Blog Amazon Monitronのセッション・デモ視聴レポート #reinvent2020 「MonitronセンサーのセットアップはEchoのセットアップみたいに簡単」 - サーバーワークスエンジニアブログ |
Amazon Lookout for Equipment | 機器の異常な動作を検出する機械学習のサービス。自動的にデータの組み合わせをテストし、機器の正常な動作を学習するのを、特別なスキルによらずサービス側で実施してくれる | Preview | 新機能 – Amazon Lookout for Equipment でセンサーデータを分析し、機器の故障検出に役立てる | Amazon Web Services ブログ |
AWS Panorama Appliance | 物理アプライアンスで、オンプレミスで映像を取り込みアプライアンス内で処理することで、高精度で低レイテンシーな自動予測を可能にする | Preview | AWS Panorama Appliance - Amazon Web Services AWS Panorama Appliance: コンピュータービジョンアプリケーションをエッジへ | Amazon Web Services ブログ |
AWS Panorama Device SDK | AWS Panorama Device向けのSDK。デバイスに組み込む、アプリケーションを作るために必要なツールを提供 | Preview | AWS Panorama Device SDK - Amazon Web Servicees Introducing the AWS Panorama Device SDK: Scaling computer vision at the edge with AWS Panorama-enabled devices | AWS Machine Learning Blog |
Amazon Lookout for Vision | 簡単に製造装置と機器の外観欠陥を検出するための機械学習サービス | GA(含む東京) | Amazon Lookout for Vision — 新しい ML サービスにより、製造の欠陥検出を簡素化 | Amazon Web Services ブログ 「[NEW LAUNCH!] Amazon Lookout for Vision」視聴レポート!!!!!! - サーバーワークスエンジニアブログ |
AWS Outposts | 新しく2つのサイズ、1.75インチ(1U)と.35インチ(2U)のOutpostを提供開始予定。1UにはGravitonプロセッサ、2UにはIntelプロセッサが搭載される | 新機能(2021年) | AWS Outposts 1U and 2U form factors – Amazon Web Services |
AWS Local Zone | Boston, Houston, MaiamiでPreviewを提供開始。12のLocal Zoneが2021年に提供開始予定(すべてアメリカ内) | 新ロケーション | Announcing Preview of AWS Local Zones in Boston, Houston, and Miami |
AWS Wavelength | まもなく(12/16から)KDDIが東京で提供開始。SKテレコムが韓国Daejeonで同じくまもなく提供開始予定。2021年にVodafoneがLondonで提供予定 | 新ロケーション | re:Invent 2020 Liveblog: Andy Jassy Keynote | AWS News Blog |
この直前にはMacのAWS上での利用開始の発表もありました。
並べるだけでもしんどいぐらい、たくさん発表されました。好きな分野からどんなUpdateがあったか探してもらえると良いのではないかと思います。
残り少ないですが、re:Inventを楽しんでいきましょう!