Amazon EBSで新しい汎用ボリュームgp3が使えるようになりました!

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こんにちは、技術1課の小倉です。
re:Inventが始まって、あっという間にアップデートがたくさん発表されました。そのアップデートのうちの一つで、Amazon EBSで新しい汎用ボリュームgp3が使えるようになりました!

gp3は東京リージョンを含むすべてのリージョンで使えます。

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 特徴は以下で、機能は汎用というよりもプロビジョンドIOPSのほうが近いように感じました。

  • gp2よりもストレージ価格が安い
  • 任意のボリュームサイズでベースラインパフォーマンス(3000 IOPS、125 MB/s)が使える
  • 追加料金を払うことでIOPSとスループットを増やすことができる

1点注意があるのですが、2020/12/2現在、gp3はブートボリュームとして使うことができません。ブートボリュームとして起動しようとするとエラーが表示され、インスタンスが終了します。製品ページのユースケースにはブートボリュームと記載されているので、今後できるようになるかもしれないです。

2020/12/4現在、ブートボリュームとして起動できるようになりました!

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Amazon EBS Provisioned IOPS Volume - Amazon Web Services

 

2020/12/5現在、gp3をブートボリュームとして作成したEC2インスタンスのAMIが取得できません。ただ、スナップショットは取得可能で、スナップショットからAMIを作成し、EC2を起動することはできます。

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2020/12/7現在、gp3をブートボリュームとして作成したEC2インスタンスでもAMIを取得できるようになりました!

 

比較表

gp2, gp3, io2の比較表です。

ボリュームタイプ gp3 gp2 io2
耐久性 99.8%-99.9% 99.8%-99.9% 99.999%
ボリュームサイズ 1 GB-16 TB 1 GB-16 TB 4 GB-16 TB
最大IOPS /ボリューム 16,000
(最小3,000)
16,000
(最小100)
64,000
最大スループット /ボリューム 1,000 MB/s 250 MB/s 1,000 MB/s
ストレージ料金(月額) $0.096/GB $0.12/GB $0.142/GB
IOPS料金(月額) 3,000 IOPSまで無料
3000を超える場合、$0.006/IOPS
- 32,000 IOPSまで $ 0.074/IOPS
32,001から64,000 IOPSまで$ 0.052/IOPS
スループット料金(月額) 125 MB/sまで無料
125 MB/sを超える場合、$0.048/MB/s
-  

※料金はすべて東京リージョンの料金です。

使ってみた

EC2作成時のEBSの指定でgp3が選択可能になってます。
デフォルトのIOPSが4000となっているので、IOPSを無料で使いたい人は3000に変更する必要があります。

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あとは以下の手順を参考にEBSボリュームを使用できる状態にすれば使えます。

Linux で Amazon EBS ボリュームを使用できるようにする - Amazon Elastic Compute Cloud

Windows で Amazon EBS ボリュームを使用できるようにする - Amazon Elastic Compute Cloud

 

また、作成後のストレージタイプの変更も可能です。対象のEBSボリュームを選択して、[アクション] - [ボリュームの変更]をクリックします。ボリュームタイプにgp3を選択するとIOPSとスループットを変更できます。

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変更時もブートボリュームをgp3にしようとすると以下のエラーがでました。

2020/12/4現在、ブートボリュームのgp3への変更も可能です。

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2020年12月10日 旧世代インスタンスでの注意事項追記

現在、旧世代(Previous generation instances)のインスタンスタイプでは gp3 に変更(Modify)を行うと変更がスタックしてしまうという事象が発生しております。事象が発生してしまった場合、以下の手順で対応可能です。

  1. EC2 インスタンスを停止し、当該のボリュームをデタッチする
  2. modifying 状態が解消されたことを確認後、gp3 以外のボリュームタイプ(gp2から変更したのであればgp2)に変更する
  3. EC2 インスタンスに再度アタッチを行い、インスタンスを起動(Start)する

そのため、旧世代のインスタンスをご利用されている場合は、現時点では gp3 への変更は控えて頂くようお願いします。補足しますと、旧世代は、 C1, C3, G2, I2, M1, M2, M3, R3, T1 のファミリーが該当します。

なお、旧世代のインスタンスでは、gp3 をアタッチして正常に利用することもできない状況です。

2021/2/25現在、旧世代のインスタンスでも使用可能になりました。詳細は以下のブログに記載されています。

まとめ

Amazon EBSで新しい汎用ボリュームgp3が使えるようになりました。gp2よりも低価格でベースラインパフォーマンスが上がっています。
2020/12/2現在、ブートボリュームとして使うことができないので、すべてのgp2をgp3へ移行することは難しいですが、選択肢が増えましたので、使い方によってはコストを下げることが可能となっています。

2020/12/4現在、ブートボリュームとしても使うことができるようになりましたので、gp3の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

 

小倉 大(記事一覧)

アプリケーションサービス部エデュケーションサービス課 札幌在住

AWSトレーニングの講師をしています。

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