こんにちは、技術1課の小倉です。
2020/6/10にアップデートがあり、AWS BackupでAmazon Auroraのスナップショットがとれるようになりました!
Amazon Aurora スナップショットが AWS Backup 経由で管理可能に
今まではAmazon EC2、Amazon EBS、Amazon RDS、Amazon DynamoDB、Amazon EFS、AWS Storage Gatewayのバックアップが取得できていましたが、今回のアップデートでAmazon Auroraのバックアップが取得できるようになりました。対応するサービスが増えたことにより、よりバックアップの管理がしやすくなっています。
AWS Backupとは
AWSサービスのデータのバックアップを一元化と自動化を簡単に実行できる、マネージド型のバックアップサービスです。 AWS公式サイト : AWS Backup
2020/6/16現在、AWS Backupでできることと対応サービスを以下に記載します。
■できること
- リソースのバックアップ取得(スケジュール、オンデマンド)
- バックアップアクティビティの監視
- 取得したバックアップのリージョン間コピー
- 取得したバックアップからの復元
■対応サービス
- Amazon EC2
- Amazon EBS
- Amazon RDS
- Amazon DynamoDB
- AWS Storage Gateway
- Amazon EFS
- Amazon Aurora
料金は保管、復元、転送にかかります。最新の料金は公式サイトでご確認ください。 AWS公式サイト : AWS Backup pricing
設定方法
サービスのオプトインでAuroraの有効化
いつからかわからないのですが、どのサービスのバックアップを取得するかを設定できるようになっていました。確認したらAuroraはデフォルトで無効になっていたので、有効に変更します。
マネジメントコンソールにログインして、AWS Backupのコンソール画面を表示します。
ナビゲーションペインの[設定]をクリックし、[リソースを設定]をクリックします。
リソースを設定の画面でAuroraを有効に変更して、[確認]をクリックします。
Auroraが有効になりました。
バックアッププランの作成
今回はAuroraのスナップショットをとるだけの目的ですので、細かい設定はせずにもともと用意されている設定を使用します。
ナビゲーションペインで [バックアッププラン]をクリックし、[バックアッププランを作成]をクリックします。
バックアッププランを作成の画面で以下を入力し、下にスクロールして [プランを作成]をクリックします。
- 開始する方法を選択してください : [既存のプランから開始]を選択
- プランを選択 : [Daily-35day-Retention]を選択
- バックアッププラン名 : プラン名を入力(今回はAurora_snapshot)
バックアッププランが作成されました。
この状態だとどのリソースのバックアップを取得するかを指定していませんので、 [リソースを割り当てる]をクリックしてリソースを割り当てます。
リソースを割り当てるの画面で、以下を選択し、[リソースを割り当てる]をクリックします。
- リソース割り当て名 : 割り当て名を入力(今回はAurora_snapshot)
- 割り当て単位 : リソースIDを選択
- リソースタイプ : Auroraを選択
- クラスターID : 現在稼働しているAuroraを指定
これで設定は完了です。あとはバックアップが取得されるのを待ちます。
ナビゲーションペインの [ジョブ]をクリックするとバックアップジョブの確認ができます。
ジョブが動いたので、Auroraのスナップショットを確認します。
マネジメントコンソールでAuroraのコンソールを開き、ナビゲーションペインの [スナップショット]をクリックし、バックアップサービスのタブをクリックします。ここで、AWS Backupで取得したスナップショットを確認できます。
まとめ
AWS BackupでAmazon Auroraのスナップショットがとれるようになりました。AWS Backupで対応サービスが増えてきているので、よりバックアップの管理がしやすくなります。定期的に自動でバックアップ取得やリージョン間コピーができますので、バックアップに課題をお持ちの方は使ってみてはいかがでしょうか。
また、本ブログの内容は2020/6/17(水) 12:00よりYouTube Liveで配信される「30分でわかる AWS UPDATE!」でも取り上げる予定ですので、ぜひご覧ください!
もしリアルタイムで見逃しても、アーカイブ動画から内容を確認できます。
小倉 大(記事一覧)
アプリケーションサービス部ラーニングエクスペリエンス課 札幌在住
AWSトレーニングの講師をしています。
最近は5歳の息子と遊ぶのが楽しいです!
Twitter: @MasaruOgura