Alexa for Business(12)新機能(4)会議室活用メトリクス

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 こんにちは、サーバーワークスのこけしの人、坂本(@t_sakam)です。前回は、re:Invent 2019期間に発表されたAlexa for Businessの新機能、会議終了リマインダーを確認しました。会議はついつい長引きがちなのでAlexaがリマインドしてくれると助かりますね!  
 今回も引き続き、Alexa for Businessの新機能を試してみたいと思います。新機能の第四弾は「会議室活用メトリクス」です。このメトリクスで会議の合計数、よく使用される会議室やAlexaによってどのくらい会議室が解放されたかなどがわかります。設定が必要ですので、このブログで手順を記載したいと思います。

【前回】第十一回 会議終了リマインダー
http://blog.serverworks.co.jp/tech/2019/12/19/alexa_for_business_011/

1. Usage reports

 Alexa for Businessのマネジメントコンソールの左メニューの「Usage reports」を選択します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012513.png

2. Generate Alexa for Business reports

 「Generate Alexa for Business reports」ページが表示されたら、「Create report」ボタンを押します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012518.png

3. Create report

 「Create report」ページが表示されました。「Time frame」は、1 day report、7 day report、30 day reportの3つから選択できます。「Delivery option」は、Download now、Deliver to my S3 bucketの2つから選択できます。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012521.png

4. Deliver to my S3 bucket

 Download nowを選ぶと、すぐデータをダウンロードできますが、今回はS3のバケットにデータを保存する方(Deliver to my S3 bucket)を試します。「Time frame」はデフォルトのまま「1 day report」にしておきます。「Delivery option」で「Deliver to my S3 bucket」を選択すると、S3 bucket nameの入力欄や説明文が表示されます。S3 bucket nameの入力欄の上の説明文に「here」と書かれたリンクがあるので、押します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012527.png

5. S3 Bucket Policy

 バケットに指定するポリシーの設定手順が表示されます。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012530.png

6. ポリシーをコピー

 画面下にポリシーが明確に書かれているので、コピーしておきます。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012534.png

7. バケットを作成

 S3のマネジメントコンソールに移動し、「バケットを作成する」ボタンを押します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012537.png

8. バケット名を入力して作成

 バケット名を入力し、「作成」ボタンを押します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012543.png

9. 完了

 バケットが作成できました。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012547.png

10. バケットの中へ

 作成したバケットの中へ入ります。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012551.png

11. アクセス権限

 アクセス権限タブを選択し、「バケットポリシー」ボタンを押します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012555.png

12. バケットポリシー

 手順6でコピーしたポリシーをペーストします。Resourceにあるバケット名の2箇所を実際のバケット名に変更し、右上の「保存」ボタンを押します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012559.png

13. S3 bucket name

 Alexa for Businessの画面に戻ります。「Delivery option(配送オプション)」の「Package reports into a single zip file」はデフォルトのまま、チェックが入ったままにしています。最後に、先ほど作成したバケットの名前を入力し、右下の「Create」ボタンを押します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012604.png

14. 完了

 設定できました。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012608.png

15. S3 location

 画面のS3 locationの箇所にバケット名が表示され、リンクになっているので押します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012611.png

16. 確認

 データが保存されている場所に飛びました。バケットの中にzipファイルが保存されていることが確認できます。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012616.png

17. Scheduled reports

 スケジュールを設定することで、自動でデータを作成できるので、引き続き設定しておきます。「Scheduled reports」タブを選択します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012619.png

18. Scheduled reports詳細

 まず、レポートの名前を入力します。今回は「Kokeshi Report Schedule」としました。「Frequency(頻度)」はデフォルトのまま「Daily」にしておきます。「Delivery method(配送方法)」の「Package reports into a single zip file」もデフォルトのまま、チェックが入ったままにしています。最後に「S3 bucket name」にバケット名を入れて、「Create」ボタンを押します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012625.png

19. 完了

 設定できました。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012630.png

20. 保存されたデータのダウンロード

 次の日になってバケットにデータが保存されたら、ダウンロードします。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012634.png

21. 作成されたファイル

 ダウンロードしたzipファイルの中身が以下のキャプチャです。2つのHTMLファイルと5つのCSVファイルがあります。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012640.png

22. 30day_room_utilization_snapshot.html

 HTMLファイルの「30day_room_utilization_snapshot.html」の方をブラウザで開いてみます。チェックインされた数やリリースされた会議室の数がわかるグラフ等が表示されます。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012643.png

23. a4b_30day_usage_report.html

 「a4b_30day_usage_report.html」の方もブラウザで開いてみます。リモート会議のときに「ジョイン・マイ・ミーティング」とAlexaに言って、会議に参加した数がわかるグラフ等が表示されます。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012646.png

24. room_report_files.csv

 CSVファイルも一つ確認してみます。「room_report_files.csv」ではAlexaとやりとりした数が会議室ごとに記録されています。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712012650.png

まとめ

 今回は、re:Invent 2019の期間中に発表されたAlexa for Businessの新機能の中から「会議室活用メトリクス」を試してみました。この機能を使うと、よく使用される会議室や、Alexaによってどのくらい会議室が解放されたか等、会議室の活用状況をグラフや表で確認できることがわかりました。ひと目で会議室の活用状況がわかるので、とても便利ですね!
 
 ではでは、また次回以降でAlexa for Businessの他の機能も確認していきたいと思います。お楽しみに!

 いや〜、「Alexa for Business」って本当にいいものですね!

坂本 知子(記事一覧)

サーバーワークスのこけしの人(@t_sakam)。2020 APN AWS Top Engineers。