去る2015年10月27日、「ジェイソンが語るIT業界研究セミナー」を札幌で開催しました。
このセミナーは、弊社サーバーワークスと、資本提携先であるテラスカイ、SKY365の3社合同で実施しました。
プログラムは以下のようになっています。
- テラスカイ ジェイソン・デイヴィッド・ダニエルソン氏による「ジェイソンが語る ITエンジニアの世界」
- 弊社代表 大石による「IT業界とクラウド」
- テラスカイ 佐藤社長による「これからのIT・クラウド業界」
- パネルディスカッション
- 各社ブースでの詳細説明
どのプログラムも面白く、かつIT業界の未来が見えてワクワクするような内容でした。中でも、前半の講演3件が印象に残りましたので、詳しく紹介します。
ジェイソン氏による「ジェイソンが語る ITエンジニアの世界」
IT業界がどのような業界であるのか、エンジニアはどんな仕事をするのか、それらは日本と米国ではどう違うのかというお話でした。
私の印象に残ったのは「米国では大学で学んだことを仕事にする。日本では大学で学んだことを仕事にしないケースが多く、会社に入ってからいろいろ学ぶ。」という点です。一般的にこの話題は「日本では大学生が勉強しない。だから就職してから会社がいろいろ教えなければならず、それが日本企業の競争力を削いでいる」という文脈で、日本の短所として語られている気がします。しかしジェイソン氏は「日本の方が、就職してからいろいろ学ぶから、チャンスがいっぱいあるよ!」とポジティブに捉えていたのが新鮮でした。
学生さんを前に熱く語りかけ、時に笑いを誘い、会場を沸かせてくれました。
弊社代表 大石による「IT業界とクラウド」
就職イベントや技術展示会でおなじみの名物「切腹プレゼン」が、今回も炸裂しました。「皆さんが今回のプレゼンから得るものがなければ、切腹します!」という宣言から始まり、なぜ弊社がクラウド事業を始めたのか、クラウドがIT業界をどう変えるのかなどについて語りました。プレゼン中、学生さんが終始静かだったので心配したのですが、杞憂でした。今回初めてクラウドについて知ったという学生さんが、多数弊社のブースに来てくれました。弊社のクラウドへの熱意を、学生さんたちは静かに受け止めてくれたようでした。
テラスカイ 佐藤社長による「これからのIT・クラウド業界」
セミナー前半の最後には、テラスカイの佐藤社長が、業界の歴史を踏まえたうえでのこれからのIT業界について語りました。ジェイソン氏との出会いやテラスカイの事業説明をしたのち、業界のライフサイクルについてのお話がありました。どの業界も、黎明期に多数の会社が生まれ、競争を経て大手数社に収斂してゆくそうです。そして、クラウド業界はその中の黎明期にあたり、まさに多数の会社が生まれ、事業を行っているさなかにあるそうです。
業界のライフサイクルという長いスパンで考えると、たまたまこの面白い時期にクラウド業界に入れたことはラッキーだと思いました。参加した学生さんも、このタイミングでクラウド業界に飛び込んでみたくなったと思います。
さいごに
クラウドという技術は誕生してからまだ歴史が浅く、その周辺で次々と新しい事業や企業が生まれています。それらのうち、生き残るものはどんどん大きくなってゆきますが、一方で淘汰される事業・企業も出てくるはずです。荒波の中をサーフィンしながら進んでいくのに似ている気がします(私はサーフィンしたことないですが...)。この変化の中に飛び込んでみたいという方は、ぜひ弊社採用ページよりご応募ください。
以上!!