MicrosoftワークロードのAWS移行パターン解説!「Migrating Microsoft workloads to AWS」視聴レポート

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はじめに

こんにちは、技術三課の三木です。

私の地元は近所に水田や畑が多く、この時期になるとところどころで野焼きを見かけるようになります。
晩秋の空気と程良く混ざった独特の香りをかぐと、なんだか幼少期を思い出して懐かしい気持ちになる今日この頃です。

さて、そんなわけで12月になりましたので、re:Inventが開催中でございます!

re:Inventとは

re:InventとはAWSの年次イベントです。
様々な新機能・新サービスの紹介や各種サービスの活用方法や顧客事例の紹介などが行われます。
このイベントでは何と500を超えるセッションが開催されます!

今年はオンライン開催という事で視聴者上限もなく、気軽に参加することが出来ます。
参加はこちらから!

AWS - re:Invent


多くのセッションが英語ではありますが、私の見たセッションはどれも資料が分かりやすく、勉強になるものばかりでした。
「面白そうだな」「勉強になりそうだな」「使えそうだな」と感じましたら、ぜひ参加してみてください!
(英語のセッションが多くはありますが、資料は分かりやすく作られてますので、気後れせずに一度参加してみる事を強くお勧めします。)

セッション - Migrating Microsoft workloads to AWS

今回は「Migrating Microsoft workloads to AWS」というセッションに参加したので、その要点をご紹介します。

また、ADの移行に関しては別のセッションもありました。こちらは弊社鎌田が紹介しておりますので、よければ併せてご覧ください! blog.serverworks.co.jp

このセッションの概要

このセッションではMicrosoftワークロードをAWSに移行する場合の、移行パターンを紹介しています。

Microsoft Active Directory の利用パターン

AWS環境でMicrosft ADを利用するには、大きく3つのパターンがあります。

  • Amazon EC2上にMicrosoft ADを構築
  • AWS-Managed Microsoft ADを利用
  • AWS AD Connectorを利用してオンプレADと接続

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3つの移行パターン - Microsoft AD

EC2サーバ上にMicrosoft ADを構築

ADサーバをそのままAWSに構築するといったものです。
自分たちで運用/保守する必要がありますが、運用方法を大きく変える必要が無いことはメリットとも言えます。

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EC2サーバ上にMicrosoft ADを構築

AWS-Managed Microsoft ADを利用

AWSのマネージドサービスである AWS-Managed Microsoft AD を利用する方法です。
マネージドサービスなので運用保守の手間をかける必要が無く、高可用性が保証されます。
その一方、RDP接続が出来ないなどの制約がある事から、既存の運用方法をそのまま継続できるとは限らない部分に注意が必要です。

参考:AWS Docs - AWS Managed Microsoft AD

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AWS-Managed Microsoft ADを利用

AWS AD Connectorを利用してオンプレADと接続

AD Connectorはオンプレ環境のADサーバへの通信を中継する、プロキシのようなものです。
IAMベースのアクセス制御が可能となりますが、こちらも運用方法を新たに考える必要がある部分は要注意となります。

参考:AWS Docs - Active Directory Connector

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AWS AD Connectorを利用してオンプレADと接続

SQL Server 移行パターン

Microsoft SQL Serverの移行には、移行先として2つの選択肢、移行方法に3つの選択肢があります。

移行先

移行先としては

  • Amazon EC2
  • RDS for SQL Server

の2種類があります。

EC2サーバの場合、オンプレ環境と同じように扱うことが出来ます。
すなわち、サーバ設定を変更したりサーバ上でバッチ実行などができる一方、メンテナンスやバックアップを自分たちで行う必要があります。

他方、RDS for SQL Server はマネージドサービスの為、メンテナンスやバックアップといった部分をAWSに任せることが出来ます。

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SQL Server 移行先の選択

移行方法

移行方法は

  • DMS(Data Migration Service)を使った移行
  • VM移行ツール(Cloud Endure もしくは AWS Serer Migration Service)を使った移行
  • SQL Serverの機能を使った移行

の3種類があります。
どれを利用するかはケースバイケースとなりますので、それぞれの特性をおさえて選択することが重要です。

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SQL Server 移行方法

.NETアプリケーション移行先プラットフォーム

.NETアプリケーションの移行先としては

  • Amazon EC2
  • AWS Elastic Beanstalk / AWS ECS / AWS EKS
  • AWS Lambda

があります。

サーバーをそのまま持っていくのであればAmazon EC2、
基盤を刷新するのであればAmazon Elastic BeanstalkやAWS ECS、AWS EKS、
サーバレス化するならAWS Lambda
といったように、それぞれ特性に合わせた選択肢があります。

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.NETアプリケーションの移行先プラットフォーム

デモ

このブログでは紹介出来ませんが、セッションの最後にCloudEndureを利用した移行のデモンストレーションがありました。 実際の操作を見ることが出来るので、イメージをつかむのにはちょうど良かったと考えます。

さいごに

いかがだったでしょうか。今回は私の参加したセッションを紹介することで、雰囲気を感じ取ってもらえればと思い執筆しました。
このブログではセッション内のすべてを紹介することは出来ませんでしたが、
セッションの中では移行ツールの仕組みや.NETアプリケーションの移行方法なども紹介されていました。

興味があれば、ぜひ皆さんも参加してみてください。
また、他のセッションについても紹介がありましたので、こちらも視聴してみようと考えています。

  • WIN301 - Best practices for running Microsoft Active Directory on AWS
  • WIN302 - Managing and governing Microsoft workloads on AWS
  • WIN303 - Cost-optimize SQL Servers to AWS
  • WIN304 - Migrate SQL Server to AWS



なお、英語のリスニングにどうしても自信が無い方は、Google翻訳などを利用しても良いかと思います。 弊社ブログにてGoogle翻訳を使った和訳方法をご紹介しておりますので、良ければご活用ください。
(私も試してみましたが、私の場合は特に何もいじらなくても、そのままGoogle翻訳のマイクボタンを押すだけで翻訳してくれました。 )

blog.serverworks.co.jp

三木 宏昭 (執筆記事の一覧)

クラウドインテグレーション部 技術1課

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