はじめに
こんにちは! サーバーワークス毎日AWS月曜日担当の篠﨑です。今回も4/5放送の毎日AWS #173のトークスクリプト の公開をさせていただきます。
耳だけではなかなかよく分からない!流れてしまう!ということもあるかと思いますので、ぜひこちらのブログも見ながら聞いていただければと思います!
ではさっそく最新1日のアップデートを見ていきましょう。
今回は 4月2日、5件のアップデートがありました。
トークスクリプト
Amazon RedshiftのマネージドVPCエンドポイントが登場
Amazon Redshiftで別のVPCや別のアカウントと接続をする際に
マネージドなVPCエンドポイントが利用可能になり、PrivateLinkを利用した接続をサポートしました、というアップデートになります。
これまで、別のアカウントにあるEC2などからRedshiftに接続する際には、インターネットを介した接続が必要でした。
そのため、Redshiftクラスターをパブリックサブネットで実行したり、パブリックサブネットにNLBを設置することが多かったかと思います。
今回、Redshiftに対応したVPCエンドポイントができたことで、
Redshiftクラスターをパブリックサブネットに置く必要や、NLBを管理する手間がなくなるようになります。
こちらを利用するためにはクラスターの再配置を有効にすることと、クラスターのインスタンスタイプにRA3を利用することが条件となります。
また、PrivateLinkを利用するため、データ転送料金と関連コストが発生しますので、ご注意ください。
クロスVPC、もしくはクロスアカウントでRedshiftを利用されていた方はぜひチェックしてみてください。
AWS Elemental Media ConvertでHLS入力が可能に
こちらのアップデートはメディアサービスElemental Media Convertについてのアップデートになります。
配信用のオンデマンドコンテンツをトランスコードすることができるAWS Elemental Media Convertですが、
このアップデートにより、HLS、すなわちHTTP Live Streaming パッケージをMedia Convertに入力することができるようになりました。
このHLSですが、もともとAppleが開発したWeb上でストリーミング配信をするためのプロトコルで、
現在では、多くのサービスで利用されているプロトコルになっています。
これまでは出力形式としてHLSには対応していましたが、これからはHLSからの入力ができるようになり、
Accelerated Transcoding機能を使用して、より迅速な処理が必要なユースケースにも対応することができます。
最近は特に配信に関するAWSのアップデートが多く出ていますので、ご興味のある方はぜひ一度触ってみてはいかがでしょうか?
System Manager パラメータストアでパブリックパラメータの検出を容易に
こちらのアップデートはAWS System Managerでパブリックパラメータの検索がよりしやすくなりました、というものになります。
System Managerのパラメータストアとは、設定データの管理やパスワードなどの機密情報の管理をするストレージのことです。
今回、パブリックパラメータと呼ばれる、
アカウントに固有しない、EC2 インスタンスのAMIや、グローバルインフラストラクチャについてのパラメータの検索をコンソールなどでより簡単にできるようになったというものです。
これまでもCLIで検索することができたのですが、コンソールからでもより簡単に検索できるようになったというアップデートでした。
パラメータストアはパスワードなどをアプリケーションで参照する際に使うケースが多いかと思いますが、
パブリックパラメータの検索でもパラメータストア使ってみてはいかがでしょうか
Amazon LightsailのブループリントにPrestaShopとCentOS8が追加
タイトルの通りですが、Amazon Lightsailで、PrestaShopとCentOS8が対応したというアップデートになります。
Amazon LightsailはWordpressなどのアプリケーションを、数クリックのみで起動することができるサービスになっています。
自動的にネットワークやセキュリティ環境の設定もしてくれて、
サービスが拡大したら、EC2への移行もできるというスモールスタートするにはピッタリのサービスとなっています。
料金も月額で非常にシンプルなものとなっています。
起動することができるOSやアプリケーションにPrestaShop、CentOS8が加わり、より充実したものとなっていますので、
これから何かサービスの展開をしたい、スモールスタートでやっていきたいといった方は
ぜひこのAmazon Lightsail検討してみてはいかがでしょうか
AWS Backint Agent バージョン1.03が利用可能に
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/04/aws-backint-agent-version-1-03-now-available/
AWS Backintのアップデートになります。
AWS Backintとは、SAP HANA向けにバックアップや復元をするためのソリューションとなっています。
SAP HANAとは、SAP社が提供するカラムストア型リレーショナルインメモリデータベースのことです。
Backint Agent バージョン1.03で新たに追加されたオプションは次の3つとなります。
オブジェクトのタグ付けです。
Backintでは、バックアップ先として、S3を利用しており、そのバックアップオブジェクトに対して、タグ付けをすることが可能になります。
スケジュールされたログローテーションです。
Backintのログファイルのライフサイクルを定義することで、簡単にアーカイブすることができるようになります。
自動署名検証です。
Backint Agentをインストールしているときに、署名の確認を自動的にすることができるようになりました。
AWS Backintをご利用の方はご確認してみてください。
以上5件、4/2 のアップデートでした。
最後に
今回のアップデートはいかがだったでしょうか? 引き続き、毎日AWSでは日々のアップデート情報について放送をしていきますので、よろしくお願いします!!
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