Cloud Automatorでジョブの連続実行時に、後続ジョブの実行開始を指定時間遅らせるアクションをリリースします。
概要
ジョブワークフローで「1番目のジョブ (以降ジョブA) を実行した後に指定した時間待機してから2番目のジョブ (以降ジョブB) を実行する」を実現したい場合、従来はジョブBを単独のタイマートリガージョブとして作成し、「ジョブAが終了する時刻 + 待機時間」をジョブBの起動時刻として設定して、ジョブAのジョブワークフローとは別に実行する必要がありました。
上記方法は一連のジョブが一つのジョブワークフローで完結せずジョブの管理が煩雑になるため、運用負荷が高くなる要因の一つになっておりました。
「指定時間待機」アクションで解決できること
本日、新しく「指定時間待機」アクションをリリース致しました。
例えば、ジョブワークフローで1番目のジョブAを実行した後に2番目のジョブとして今回の「指定時間待機」アクションを設定することで、「ジョブAの実行後に特定の時間待機してからジョブBを実行する」を一つのジョブワークフローで完結できるため、以前のようなジョブ管理の手間が発生せず運用負荷を軽減することができます。
ご利用方法
- Cloud Automator のジョブ作成画面のアクション選択フォームにおいて「Other: 指定時間待機」を選択してください。
- アクションのパラメータを入力する画面において、パラメータを設定ください。
待機する時間は1〜60分で調整可能です。
アクションのマニュアルを用意しておりますのでこちらもご参考ください。
おわりに
今後のリリース計画については、ロードマップページにて公開しております。
これからもCloud Automatorをよろしくお願いいたします。
Cloud Automator(クラウドオートメーター)とは、ノンプログラミングでAWS運用を自動化し、AWSの利用を最大限に引き出すサービスです。バックアップや災害対策、AWS費用の削減を実現する「ジョブ」と、AWSがガイドライン通りに運用されていることを継続的に確認する「構成レビュー」という2つの機能をご提供しております。