Cloud Automatorに「EC2: インスタンスをすべて停止」アクションが追加されました。これにより、複数のAWSアカウントおよびリージョンで稼働しているEC2インスタンスを一括して停止できるようになります。
概要
今回リリースされた「EC2: インスタンスをすべて停止」アクションを利用すると、指定したすべてのAWSアカウントについて、利用可能なすべてのリージョンで稼働中のEC2インスタンス(以下インスタンス)の検出と停止を継続的に行うことができます。複雑な設定は必要ありません。
以下のような課題をお持ちの方には、特におすすめです。
- 普段利用しないリージョンで誰かが誤ってインスタンスを起動してしまった場合に、誰もそれに気づかず不要な課金が発生し続けないか心配
- 複数のAWSアカウントを利用しており、それらのすべてで不要なインスタンスが起動していないことを定期的にチェックするのが大変
ジョブの作成方法
- Cloud Automatorのジョブ作成画面のアクション選択フォームで「EC2: インスタンスをすべて停止」アクションを選択してください
- 一括停止の対象にしたいAWSアカウントを選択してください(30件まで複数選択可)
- アクションのパラメーターを入力する画面において、必要に応じて「特定のタグが付いたインスタンスを除外する」設定をしてください(除外しない場合は設定不要)
各パラメーターの詳細については、アクションのマニュアルをご覧ください。
注意事項
「EC2: インスタンスをすべて停止」アクションには以下のような制限があります。
- 利用可能なすべてのリージョンが対象となり、対象とするリージョンを指定することはできません
- 1回のジョブ実行で停止できるインスタンス数は、AWSアカウント1つにつき、全リージョンで合わせて最大200台までです(201台以上ある場合は、ランダムに選ばれた200台だけが停止されます)
おわりに
今後のリリース計画については、ロードマップページにて公開しております。 これからもCloud Automatorをよろしくお願いいたします。
おぐら (記事一覧)
サービス開発部・サービス開発課にて、Ruby / Rails / Reactを使ってCloud Automatorを開発しています。