【AWSアプデ 5/19】AWS App Runnerが一般提供開始 他6件【#毎日AWS 200 】

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はじめに

こんにちは!サーバーワークスの小林です。 今回は、 5/19のアップデートについて紹介していきます。

こちらの内容については、YoutubeやPodcastでもアップロードしているので、気になる方はぜひチェックしてください。


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では、さっそく最新1日のアップデートを見ていきましょう。   今回は 5/19 、7件のアップデートがありました。

アップデート内容

①AWS App Runnerが一般提供開始

新サービスのサービス開始についてのアップデートになります。

AWS App Runnerとは、ソースコードやコンテナイメージを使用して、アプリケーションを簡単にデプロイできるマネージドサービスです。 アプリケーションを動かすためのインフラストラクチャやコンテナオーケストレーションはAWS側で最適な設定としてくれるため、ユーザーが検討する必要なく、 コンテナイメージがあるECRもしくはソースコードのあるGitHubを指定し、ビルドコマンドもしくは開始コマンドを設定するだけでアプリケーションを動かすことが可能です。 VPCなどのネットワークやロードバランサーも含め、自動で構築してくれます。 また、App Runnerはコンテナイメージの自動構築をサポートしているため、コンテナイメージがなくてもアプリケーションのソースコードのみで、自動的にコンテナで実行されます。

App Runnerは東京を含む5つのリージョンで利用可能で、マネージメントコンソールもしくはCLIから利用可能です。 現在App RunnerのWorkShopも提供されていますため、App Runner使ってみたいけどどのように使っていいかわからない方などは是非活用してください

②AWS Application Migration Serviceが一般提供開始

こちらも新サービスのサービス開始についてのアップデートになります。

AWS Application Migration Service、通称MGNとは、マネージドなアプリケーション移行サービスになります。 移行元のサーバを断続的にレプリケーションを行うことで、無停止でテストおよび移行をすることが可能になります。 AWSでは、現在マイグレーションサービスとして、CloudEndureMigrationまたはServerMigration Service(SMS)を提供しております。 Application Migration ServiceもCloudEndureMigrationの技術を使用して開発されたサービスになります。

今後はCloudEndureMigrationまたはServerMigration Service(SMS)ではなく、AWS Application Migration Serviceの使用を推奨することをAWS公式が出しています。 ただ、AWS Application Migration Serviceでサポートされていないサービスの移行の場合はCloudEndureMigrationを使用する、エージェントをインストールできない場合はServerMigration Serviceを使用する、という形になります。

移行の新たな選択肢になりますので、移行ご検討の方は要チェックしてください

③AWS Amplify HostingでNext.js Webアプリのサーバーサイドレンダリングをサポート

マネージドな静的ウェブサイトホスティングサービスであるAWS Amplify Hostingで、Next.js Webアプリのサーバーサイドレンダリング、通称SSRをサポートしました。

まず、SSRとは、ウェブページのレンダリングをブラウザではなくサーバ上で行う方法になります。 SSRアプリをデプロイするためにAmplifyHostingのCI / CDとホスティング機能が提供されます。この機能はNext.jsバージョン9系以降でサポートしています。

Amplify Librariesでは、2020年9月にNext.jsのSSR対応がされましたので、リソースの構築からアプリケーションのホスティングまで、AmplifyでSSRを構築することが可能です。

SSR構成のウェブサイトの構築を考えている方は、是非Amplifyも選択肢の一つとしてご検討ください

④AWS IoT Core DeviceAdvisorの一般提供開始

こちらは、IoTデバイスをAWSに接続して管理するAWS IoT Coreの新機能DeviceAdvisorの提供開始のアップデートになります。

DeviceAdvisorとは、IoTデバイスの検証するためのマネージドなテスト機能で、IoTデバイスがAWS IoT Coreと安全に接続された状態であるか検証することが可能で、IoTアプリケーションを本番利用する前にデバックなどにご利用することが可能です。

DeviceAdvisorは追加料金なしで利用することができます。 東京を含む4つのリージョンでこの機能は利用可能になっておりますので、該当リージョンでAWS IoT Coreご利用の方は是非DeviceAdvisorを使用してみてください。

⑤AWS Compute OptimizerでAmazon EBSボリュームとAWS Lambda関数のメモリサイズの推奨事項をCSVファイルとしてAmazon S3にエクスポートできるように

使用状況からスペックの過不足をレコメンデーションしてくれるサービスAWS Compute Optimizerで、 Amazon EBSボリュームとAWS Lambda関数のメモリサイズの推奨事項をCSVファイルとしてAmazon S3にエクスポートできるようになりました。

スペックの過不足のレコメンデーション結果はマネージメントコンソールからGUIで確認可能ですが、その結果をS3で保管することが可能になりました。 また、マルチアカウント運用をされている場合、管理アカウントの単一のS3に複数のアカウントのCompute Optimizerの結果を集約して一括管理することも可能です。

東京リージョンを含む多くのリージョンで使用できます。なお、AWS Compute Optimizerは追加料金なしで利用できます。 コスト削減のために利用することも可能ですので、是非ご利用ご検討ください。

⑥Amazon EKSおよびEKS DistroでKubernetesバージョン1.20をサポート

Amazon EKSおよびEKS DistroでKubernetesバージョン1.20をサポートしました、というアップデートになります。

Kubernetes 1.20でのリリースでは、RuntimeClassの設定、プロセスIDの制限の設定、APIのPriorityとFairness(フェアネス)がデフォルトで有効になっていることなどが挙げられます。

Kubernetesバージョンの更新は一度に1つのマイナーバージョンしか上げられません。そのため、1.19から1.20にあげることは可能ですが、1.18から1.20にあげる場合は、1.19に上げてから、1.20にあげる必要があります。

また、Kubernetesバージョン1.16は2021年7月15日にサポート終了しますので、ご注意ください。

⑦AWS Elemental MediaConnectでCDIとJPEGXSをサポート

マネージドなライブビデオ転送サービスであるAWS Elemental MediaConnectでクラウドデジタルインターフェース、通称CDIとJPEG XSをサポートしました、というアップデートになります。

まずクラウドデジタルインターフェースとは、2020年9月に提供開始した非圧縮のライブビデオ転送のためのインターフェースになります。 今回のアップデートでCDIフローを使って、非圧縮のライブビデオのワークフローをElemental MediaConnectで対応することが可能になりました。

また、ビデオ出力としてJPEGXSにも対応しております。 Elemental MediaConnectご利用の方は是非確認してみてください。

以上7件、5/19のアップデートでした。

最後に

今度とも毎日AWSお楽しみに!


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