こんにちは。AWS CLIが好きな福島です。
昨日のアップデートで、Amazon RDS for PostgreSQLでも自動バックアップをクロスリージョンに自動でコピーできるようになりました。
Amazon RDS for PostgreSQLでもと記載している通り、実は、Amazon RDS for Oracleでは、 昨年の12月に自動バックアップをクロスリージョンに自動でコピーできるようになっておりました。
今回は、実際に自動バックアップをクロスリージョンに自動でコピーしてみましたので、その内容をブログに記載いたします。
ポイント
サポートされているDBエンジンは、以下の通りです。
①Oracleバージョン12.1.0.2.v10以降
②PostgreSQLバージョン9.6以降暗号化されていないRDSのみ、サポートしております。
サポートしているリージョンは、以下の通りです。
①us-east-1とus-west-2の間
②eu-central-1とeu-west-1間
③ap-northeast-1(東京)からap-northeast-3(大阪)
※ap-northeast-3(大阪)からap-northeast-1(東京)へのコピーは対応していません。新規または既存のDBインスタンスで設定可能です。
設定項目
自動バックアップをクロスリージョンに自動でコピーする設定は以下の通りです。
※「暗号を有効化」にチェックが入っていると設定が表示されないので、注意。
Enable replication in another AWS Region
チェックを付けるDestination Region(コピーするリージョン)
東京リージョンの場合、Asia Pacific(Osaka)のみ、指定可能です。Replicated backup retention period(コピーしたバックアップの保持期間)
1日~35日で設定可能です。
設定が完了すると以下のように表示されます。
動作確認
そして、東京リージョンにあるRDSの自動バックアップが行われると以下の通り、大阪リージョンに自動バックアップが自動でコピーされました。
終わりに
今回のアップデートでAmazon RDS for PostgreSQLでも自動バックアップをクロスリージョンに自動でコピーできるようになり、 より簡単にDR対策ができるようになりましたので、これを機にDR対策について、検討してみてはいかがでしょうか。