AWS エンジニアが大切にしている2つのポイント

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営業部 佐竹です。
本日は AWS 初心者に向けた大切な2つのポイントを記載したいと思います。

はじめに

最近 AWS に関わるエンジニアが増えてきたと感じます。クラウド業界の市場規模が広がり続けているのもありますが、個人的には AWS クラウドプラクティショナーが転職に有利な資格だと認識されてきていることからもそれを感じ取っています。

さて、今日はそんな「最近 AWS に触れ始めました」という方に向けてのブログになります。

本ブログでお伝えしたいことはたったの2つです。AWS エンジニアになると決めた方は、是非この2つのポイントを押さえて貰えれば幸いです。

  1. AWS では、アップデートを追い続ける
  2. AWS では、十分に機能検証を行ってから本番環境へ適用する

この2つのポイントは、社内で活躍しているエンジニアは全員が必ずやっています。反対に、皆が皆、当然のようにこれをやっているためか、これらが語られることも少ない印象です

本日は、そんな「AWS 業界の当たり前」について解説していきます。

AWS では、アップデートを追い続ける

AWS ではアップデートが日々行われています。活躍するエンジニアになりたいという方は、アップデートを是非とも追い続けてください。

AWS は日々アップデートがものすごい速度で行われています。そのため、時が経つにつれ、当時はベストであった設計がいつの間にか「時代遅れ」となってしまうようなことが起きます。それを食い止めるためには、日々 AWS のアップデートをキャッチアップして、それを定期的に現 AWS 環境 に導入していくという姿勢が必要になります。

例えば、最近ですと以下のブログでご紹介しているように gp3 という新しいタイプの EBS Volume がリリースされましたが、これにより gp2 は完全に過去のものとなりました。既に多くのお客様が gp3 への移行を行っておられます。

blog.serverworks.co.jp

では AWS のアップデートをどのように追いかけるのか、お勧めの方法を記載します。

公式の What's New を英語で確認する

aws.amazon.com

上記ページにある What's New Feed に日々のリリースやアップデート情報が記載されます。日本語表記ではこれが遅れて掲載されたり、和訳されない情報もあったりするため、英語(English)に設定して閲覧ください。

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英語と日本語で表示内容と掲載件数が大きく異なる

このページは「毎朝確認する」や、「仕事終わりに毎日見る」など、確認を習慣化するのがおすすめです。

リリースではリージョンに注目する

リリースでは、リージョンに注目します。というのは、東京リージョンで利用ができないリリースがあるためです。

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東京リージョン未対応のアップデートもあるため、リージョンに注意する

「こんな新しい機能が出ました」とお客様に伝えても「東京リージョン未対応」の場合は、東京リージョンをメインに据えていることが多い日本のお客様環境では実際には利用できないものとなってしまいます。

期待値を正しくコントロールするためにも、東京リージョンで利用できるかどうかはよく見ておきましょう

ドキュメントを英語で確認する

新しい機能のアップデートを、AWS 公式ドキュメントで詳しく確認したい場合があります。

そのような場合も、日本語から英語(English)に切り替えて確認を行います。日本語ドキュメントはアップデートの反映が遅れるということもありますが、英語版が正式なドキュメントとされているのもその理由です。

日本語版は、場合によっては誤訳がされている可能性も少なからずありますので、英語版で確認する癖をつけておくと良いでしょう。

「AWSサービスアップデートまとめ」を確認する

他には「AWSサービスアップデートまとめ」も重宝します。日本語で毎週のサマリーが公開されていますのでこちらを確認されても良いでしょう。

aws.amazon.com

What's New Feed の英語版からは少し遅れますが、まとめてチェックするのに向いています。

AWS では、十分に機能検証を行ってから本番環境へ適用する

2つ目は、機能検証の重要性です。AWS では、本番環境へのリリース前に必ず検証フェーズを設けてください。

AWS はデプロイまでの速度が高速です。即時にサーバーリソースが提供されるためです。加えて物理サーバーでは、一度決定したスペックを数年間使わざるを得ない(返却も難しい)となりますが、AWS であればスクラップ&ビルドが容易に可能です。

よって、実機で検証を行うことがスピーディに可能となるのですが、これは凄いことなのです。本番を想定した検証が実機ですぐに可能で、且つ問題があれば捨てれるためです。

例としてですが、最近 Amazon Aurora の r6g というインスタンスファミリーが、以下のブログ記事の通りリリースされました。

blog.serverworks.co.jp

本 r6g インスタンスファミリーはコストパフォーマンスに優れるものとなっていますが、新しい機能ですので何らかの問題が発生する可能性もなくはありません。よって、「動作確認を行いたい」となるのですが、もちろんこれは可能です。加えて、それでいて r6g への変更後も任意のタイミングで元通りのインスタンスクラスに戻せるようになっています。

このように、AWS の機能アップデートは検証を事前に行うことが可能となっています。反対に、いきなりの本番環境への適用は推奨されません。十分な検証期間を設けて、その後に本番環境へリリースするよう調整ください。

AWS 利用料を把握する

さきほど「本番を想定した検証が実機ですぐに可能で、且つ問題があれば捨てれるのです。」と記載しました。

ここに記載されている「捨てる(削除する)」ことを忘れないようにしてください。

例えば、短期的に Auto Scaling を用いて EC2 インスタンスを4台構成から、40台構成にすることも可能ですが、コストを鑑みると検証完了後には素早く元に戻すべきです。

また、このように「実際に最大スペックを検証するだけでなく、コストについても把握できる」のは AWS の強みでもあります。よって検証期間においては、その性能だけではなく、コストについても意識を持つ必要があります。

加えてですが、検証が終わったら全ての不要リソースは削除されることを推奨いたします。AWS 利用料を把握・通知したい場合は AWS Budgets の設定を行うことを合わせて推奨します。

docs.aws.amazon.com

まとめ

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本日は AWS 初心者に向けた大切な2つのポイントを記載しました。

それは「AWS では、アップデートを追い続ける」ことと「AWS では、十分に機能検証を行ってから本番環境へ適用する」ことでした。

これらの2つを意識することで、間違いなく AWS 業界での成長が促進されますので、是非意識してキャリアを築いて頂ければ幸いです。

では、またお会いしましょう。

佐竹 陽一 (Yoichi Satake) エンジニアブログの記事一覧はコチラ

営業部カスタマーサクセス課所属。AWS資格12冠。2010年1月からAWSを利用してきました。2021 Japan APN Ambassador /2020-2021 APN ALL AWS Certifications Engineer。AWSのコスト削減、最適化を得意としています。