こんにちは、PS課の佐藤です。
以前AppStream 2.0で日本語を使用する方法をブログにしていたのですが、その際にシステムロケールを変更することはサポートされていないと記載しました。先日アップデートで正式にシステムロケールの変更を含めて日本語サポートされましたので、確認した内容を記事にします。
アップデート内容
デフォルトの地域設定にて英語に加えて日本語がサポートされるようになりました。そのためImage Builderにて以下の設定を変えてフリートを起動するセッションに適用されるようになったというような旨、記載がされています。
これまでシステムロケールの変更が必要なアプリケーションは文字化けして表示されるようなこともあったのですが、このアップデートによってシステムロケールに日本語を選択することができるようになっています。
- Time Zone
- Display Language
- System Locale
- User Locale
- Input Method
AppStream 2.0 Now Supports Default Regional Settings for English and Japanese
試した結果
日本語環境の利用はまとまっていますので手順はここを見てください → Configure Default Regional Settings for your Users.
手順通りに日本語を指定したImageでフリートを起動して確認のためにコマンドプロンプトでsysteminfoコマンドを実行するとちゃんと、日本語になっていました。
注意点
- Template Userに反映されない。 公式手順通りに実施した際に言語設定のオーバーライドをしただけでは、Template UserにSwitch Userしても日本語表示に切り替わりませんでした。
最終的にフリートで日本語になっているので気にする必要はないと思いますが、問題ありませんが、言語の詳細設定にて「ようこそ画面、システムアカウント、および新しいユーザーアカウントに現保設定を適用する」から設定をコピーすることでTemplate Userも日本語表示になります。 - AWS CLIのアップデートが必要。 Image Builderで私が使用したイメージではAWS CLIのバージョンが古かったので、イメージ作成時にエラーとなりました。新しいバージョンをインストールしましょう。
まとめ
- これまではsysprepで日本語を指定して起動していましたがその手間がなくなり、Image Builderで指定した言語で起動することができるようになりました。
- re:InventのセッションでAppStream 2.0の事例紹介があり、海外ではバリバリ活用されているユーザもいるようですので、日本でも利用が広がれば嬉しいですね。