ハローハロージャパン。技術4課の高橋です。AWS re:Invent 2016 に参加するため、ちょうど今ラスベガスにいます。
「How Amazon is enabling the future of Automotive」というセッションがとてもおもしろくエキサイティングでした。AWSはもはや単なるサーバー屋さんではないんだなと感じました。
セッション概要
将来的に自動運転技術について、AWSがどのように関われるかを紹介したものです。あくまで将来的なもので、今現在のお話ではありません。
単に自動で運転するだけじゃないぞ!
単に自動運転についてだけではなく、IoT、Alexa、そして AI によるコンシェルジュの様なサービスが展開される可能性についてのお話がされました。何を言っているかわからないと思うので、一つずつ順を追って説明します。
システム概要
IoT の世界では、車はデバイスの一つと考えます。ガソリンの量や、鍵がかかっているかといったことをわざわざ車に行って確かめなくても、デバイス(車)の状態を PCやスマホから調べることができるようになるでしょう。また都市レベルでは、どの車がどこにあり、またどの道路が渋滞しているといったことが把握できるようになるかもしれません。
これだけでも便利ですが、もうちょっと便利になると嬉しいでしょう。例えば、約束の時間通りに目的地につくように、道路が渋滞していたら少し早めに出発を促してくれたりなんかしたらいいですよね。
そう、それAWSでできちゃうんです
昨日のキーノートで、Alexaの新機能「Alexa Service Delivery Program for Partners」が発表されました。これとAWS IoTを使うことで、上に書いたような世界が実現できるのです!
AWS IoT でデバイス(車)の各種ステータスチェックや、操作を行います。そしてユーザが車に対して行う操作は、Alexaに語りかけるだけ。
家の中から「鍵かけたっけ?」「鍵かかってません」「じゃあ、鍵かけて」「はい分かりました、ガチャ」なんてことができるようになるのです。
さらにまた AI によって、車生活がより便利になるかもしれません。
例として、病院の予約があったとしましょう。道路は渋滞していて、さらにガソリンが減っているので病院に行く前にガソリンスタンドへ行かなくなてはいけないとしましょう。いちいちこれらの状態をユーザが把握している必要があるでしょうか?でも大丈夫、AI と IoT があれば、すべて自動で解決してくれます。全てを知っている AI は、あなたにこう言うでしょう「道路が渋滞していて、ガソリンもいれないといけないので、いつもより30分早くでましょう」と。
まとめ
AWSのすごさと可能性に驚きました。性能の良いサーバーを柔軟に使えるといっただけででないのですね。
re:Invent 2016 では、AWSによるイノベーションに対する絶え間ない努力を感じます。