AWS Snowballにファミリーの追加
昨年のre:Inventで発表されたSnowballですが、ファミリーが増えました。
- AWS Snowball Edge – より多くのストレージ, ローカルエンドポイント, Lambdaファンクション | Amazon Web Services ブログ
- AWS Snowmobile – エクサバイトのデータを数週間でクラウドに移動 | Amazon Web Services ブログ
Keynoteで発表されて衝撃だったSnowmobileをご紹介します。
Snowmobileとは?
Snowballを使うことでTB級のデータをクラウドに移行することは比較的ラクになりました。
しかしエクサバイト級のデータを移行することはあまり現実的ではなく、またエクサバイト級のデータを取り扱うユーザーも増えてきていました。
そこで登場したのがSnowmobileです。
要は、すごくでかいトラックでデータセンターから直接AWSへデータを送る、Snowballの超巨大版です。
初日Keynoteのラスボス的に登場
数々の新サービスが発表されたKeynoteですが、その最後を飾って登場したのがSnowmobileでした。
巨大なコンテナを積んだトラックが会場へ乗り入れて来たときはどよめいていました。 最初はネタかなにかと勘ぐっていましたが、AWSは本気でした。。 巨大なデータを移行するためには巨大な物理で対応する、わかりやすいですが本当にやってしまうのか、という驚きでいっぱいです。
Snowmobileスペック
物理&ネットワーク
- 100PBのデータを保管
- 40Gbps接続を束ねて利用し、1Tbpsのデータ転送
- 長さ45フィート、高さ9.6フィート、幅8フィート
- 耐久性のある耐タンパー性輸送コンテナ
- 防水
- 気候調節
- 350KWの交流電力を消費
- (現場に十分な電力容量がなければ)発電機の手配可能
セキュリティ
- 流通過程の追跡
- ビデオ監視
- AWS Key Management Service (KMS)キーにて書き込み前に暗号化
- セルラーまたは衛星通信を利用したGPSトラッキング
- 輸送中に警備車両による護衛
- オンプレミスデーターセンタにSnowmobileがいる間、専任の警備員を手配
対応リージョン
- 米国東部(北バージニア)
- 米国東部(オハイオ)
- 米国西部(北カリフォルニア)
- 米国西部(オレゴン)
まとめ
スケールがでかすぎる!!東京リージョンに導入される日は果たしてくるのでしょうか!