こんにちは。クラウドインテグレーション部技術4課の山﨑です。
休日はロードバイクで荒川を疾走しています。最近すごく寒いので、耳あてが欲しいです。
さてさて、WEBサーバーを構築していると複数のグローバルIPが欲しくなることがありませんか?
IPベースのバーチャルホストの構築の際には、複数のグローバルIPアドレスが必要になったりしますよね。
そんな時のために、EC2に複数のグロバールIPを付与する方法をまとめてみました!
目次
1. 作業内容
2. 作業
・セカンダリIPの追加
・EIPの付与
3. 最後に
1.作業内容
EC2にグローバルIPを追加で付与するには、以下の二つがありますが、今回は①をやっていきます。
①既存のENIにセカンダリIPを追加し、追加したセカンダリIPにEIPをアタッチする。
②新たにENIを作成し、EIPをアタッチする。
EIPは、プライベートIPと1対1で紐付けるため、EIPを追加するには、EIPと紐付いていないプライベートIPが必要となります。
※注意※
(1)インスタンスタイプによって、インスタンスにアタッチできるENIの数やENIに割り当てられるセカンダリIPの数が変わってきます。(2つ以上も可)
ENIの制限に関する詳細は以下のリンクをご参照ください。
Elastic Network Interface(ENI)
ex) t2.largeの場合
アタッチできるENIの数 : 3
1つのENIに付与できるセカンダリIPの数 : 12
(2)セカンダリIPはDHCPによってIP取得をすることができません。そのため、OSでIPアドレスの固定設定をする必要があります。
2.作業
1.セカンダリIPの追加
1. テスト環境は以下のようになります。事前にEIPをアタッチしてあります。サーバーのENIにセカンダリIPを追加してみましょう。
2. ネットワーク&ネキュリティの項目の[ネットワークインターフェイス] を選択します。
3.サーバーにアタッチしている[ENI]を選択し、[アクション]-[プライベートIPアドレスの管理]を選択します。
4. [新しいIPの割り当て]を選択します。
5. [任意のプライベートIP]を入力し、[更新する]を選択します。
※既存のIPアドレスと重複しないようにご注意ください。
6. 更新後、指定したプライベートIPが割り当てられているか確認します。画像のようになっていれば、セカンダリIPの追加は完了です。
2.EIPのアタッチ
1. 次に追加したセカンダリIPにEIPをアタッチします。ネットワーク&ネキュリティの項目の[Elastic IP]を選択します。
2.割り当てられていない [EIP]を選択し、[アクション]-[アドレスの関連付け]を選択します。
3.サーバーにアタッチしている[ENI]を入力し、追加した[セカンダリIP]を選択します。その後、[関連付ける]を選択します。
4. インスタンスの状態を確認し、[Elastic IP]と[セカンダリプライベートIP]が画面のようになっていれば作業完了です。
3.最後に
テストサーバーのインタンスタイプを大きくして、セカンダリIPを4つ、EIPを5つアタッチしてみました。
なんだか、迫力がありますね。。。
でわでわ。