プレイングマネージャーはダメ?正解?

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プロジェクトマネジメントチームの丸山です。

タスクがオーバーフローしているプロジェクトでメンバーからタスクを引き取って作業をしていたところ
「それはプロジェクトマネージャーとしての作業なんですか?PMってプレイングマネージャーですか?」
と、言われました。
「PMはプロジェクトをマネジメントすることが仕事ではない。プロジェクトを成功に導くことです」
が、わたしのこたえだったのですがいい質問だなぁ。と思いましたので、ちょっと掘り下げてみたいと思います。


pm

 

プロジェクトって問題が起こるもの

わたしたちがとりくんでいる「プロジェクト」には以下の要素があります。
・目的がある
・期限がある
・資源の制約がある
・独自性がある


「プロジェクト」は「定常業務(定型業務)」とは違う価値を産んでいます。
定型化できないからこその価値、だからこそ難しいし、問題が起こるのです。

そのためプロジェクトマネジメント業務として、品質・納期・コストを満たすためにあらゆる手を打つ必要があります。

PMが作業を行うことの是非

個人的な意見としては、やらなくていいならやらないほうがいいです。
プロジェクトを成功させること、価値を提供することがなにか。を、PMは考えるべきであって作業者になるべきではありません。
ただし、PM自身が作業を行うことでプロジェクトを成功に導けるのであればそれはするべき仕事です。

ただ、作業を行う割合が期間が増えているのであればそれはプロジェクトの健全ではないことも理解すべきです。
プロジェクトの契約内容や条件(営業)、プロジェクトの管理方法(PM)、プロジェクトメンバーのタスク管理や能力(メンバー)など複数の問題点があると思って間違いありません。

作業を行いつつ、改善の手を打つ必要があります。

PMがPM業務で忙しい状態

PMっていつも忙しいですよね。わたしだけでしょうか。
せっかくなのでPMが忙しい別のケースも考えてみたいと思います。
PMがいわゆるプロジェクトマネジメント業務で忙しくて首が回らない状態になってしまっているのも問題です。

そんな時期だってあります。
でもその状況が長期的に続いたり、改悪していくのであれば放置するわけにはいきません。
リソースの問題かもしれないし、仕組みで解決できる問題かもしれません。
どちらにしても、改善の手を打つ必要があります。

PMが忙しくない状態

あまり経験したことがありませんが忙しくないシーンを想像してみます。
短期的にはそんなときもありました。
しかしそんなものは短期的な幻想です。
次に起こるリスクを想定し先に手を打っておく必要があります。
万が一忙しくない状態が続くならそれはそれで問題です。
これでいい。となってしまったらもうそれ以上は成長できません。
改善の手を打つ必要があります。

改善のとりくみで忙しい状況

プロジェクトは来たものを受け身で対応しているだけでは状況がどんどん悪化していきます。
自分たちのやりたい仕事をやるために、よりよいプロジェクト管理をするためにやるべきことはつきません。
やっぱりどう考えても忙しくないなんてことはないのです。

いつだって考えてがんばれる楽しい仕事

なんだかつらい仕事のように書いてきましたが、プロジェクトマネジメントはいつだってリスクと闘いながら問題解決ができるエキサイティングな仕事で楽しいな。と思いました。
どんな状況でも自分自身が楽しみながら自分の意志でコントロールしてお客様に価値の提供ができる仕事をさせてもらえてるということにとても感謝しています。