JIRA Redmine Importerプラグインを試す

記事タイトルとURLをコピーする
慣れたツールを使うのも良いですが、定期的に新しいツールにトライすることも大切ですね。
なかなかRedmineから抜け出せていませんが、評判の良いJIRAへの移行をにらみ、移行プラグイン「JIRA Redmine Importer」を試してみました。

RedmineとJIRA

  • RedmineはWebベースのプロジェクト管理ソフトウェアで、オープンソースなので誰でも自由に利用できます。タスク管理の他、Wiki機能によって情報共有にも利用できます。
    今でも頻繁にアップデートされています。
    http://redmine.jp/
  • JIRAもプロジェクト管理ソフトウェアです。Atlassian社の製品であり、有償となります。また、Wikiについては Confluenceという製品を組み合わせることになります。
    http://www.atlassian.com/ja/software/jira/overview

材料

  • 移行元のRedmine。今回はバージョン2.2を移行元として試しました。1.3.9以降 と 2.0以降に対応しています。
  • 移行先はJIRA5.2.6 ダウンロード版にて評価しました。
  • サーバーはEC2、OSはAmazon Linux x64を使用。JIRAはリソースを要求するので、c1.xlarge というちょっとお高いインスタンスタイプをチョイス。

手順

ウィザード形式で答えていくだけの簡単操作でチケットとユーザーがインポートされます。
  1. 管理者ユーザーでログイン、管理メニュー→システム→インポートとエクスポート→Redmineとクリックします。
    select redmine importer plugin
  2. Redmineへの接続情報を入力。RedmineのURLとRedmine管理者ユーザー、パスワードを指定します。
  3. プロジェクトマッピング設定。移行するRedmineプロジェクトを選択します。移行先となるJIRAプロジェクトはここで新規作成できます。
  4. カスタムフィールドの設定。そのまま移行できそうです。
  5. フィールドマッピングの設定。まだ使いドコロを把握できていません。
  6. 値マッピングの設定。動いているプロジェクトの場合、statusの変換は検討どころでしょうね。
  7. リンクのセットアップ。
  8. インポート実行。待ちます。
  9. インポート完了!
    いくつかのエラーが報告されていますので、確認が必要ですね。

いくつかのプロジェクトインポートを試してみて気づいた点

  • チケット数が少ないプロジェクトのインポートであっても、インポートステップで20分以上の待ちがありました。Webアプリケーションでこの待ちはちょっと心配です。
  • 対象としたRedmineでは、チケットが6000件程度登録されているプロジェクトがあり、時間がかかるのはこれが原因?だとすると、もっと大規模プロジェクトの場合はどうなのか、気になりました。
  • インポート中、下記画面へ遷移することがありました。再試行ボタンクリックすると管理者パスワードの入力を求められますが、言いなりに操作するとうまくインポートされませんでした。(ブラウザの戻るボタンでなぜかインポートされました)

まとめ

少し不安なところもありますが、「JIRA Redmine Importer」を使えば短時間でツールの移行ができることは間違いなさそうです