第12回 JAWS-UG 東京勉強会〜クラウドDBナイト〜参加レポート

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こんにちは。営業部の永淵(@Nagafuchik)です。 6月5日(火)19時から秋葉原富士ソフトさんホールで開催されました第12回 JAWS-UG 東京勉強会 クラウドDBナイトに参加してきました。ちなみに今回は富士ソフトさんのご厚意により、会場がスケールアップしたこともありこれまで2〜3人だった受け付けもまさかの8人体制で臨みました! 受付をしていた関係で会場を走り倒した竹下さん(@dynakou)のお話とAWS最新アップデートと題しお話されたAWS テクニカルエバンジェリスト 堀内さん(@horiuchi)のお話は聞けず・・twitterのTLを見ると、AWSの最新アップデートの発表があったようです。エバンジェリストにも"試用期間"があるということを知りました。このスピード感あふれるAWSの開発に置いて行かれないようにしたいです。

AWS VP Rajuさん AWSのアーキテクチャの面からAWSの素晴らしさ SwamiさんのAWS データベースサービスのテクニカルな面についてのお話。

4種類のレプリケーションとして

  • 論理的レプリケーション(例:MySQLレプリケーション)
  • 物理的レプリケーション(例:Oracle Dataguard)
  • 同期レプリケーション(例:Amazon RDS Multi-AZ)
  • 非同期レプリケーション(例: Amazon RDS Read Replica)

を説明されていてとても面白かったです。 内容の詳細はこちらをご参照いただければと思います => サーバーワークスエンジニアブログ 「AWSデータベースサービス×ソーシャルゲーム祭り」レポート ====== そして大分時間も押してきたところで、ここからはLTタイム!

「DynamoDBだけでソシャゲを作ってみた」 株式会社マイネット・ジャパン(@mynetjapan )伊藤さん

GREEにて提供されている「ファルキューレの紋章」というカードバトル型ゲームを開発されています。紆余曲折あったものの 5/23 無事リリースされたとのことでした。伊藤さんの語り口調が起承転結でまとまっていたので、真似をしてまとめてみました。 起)現実を見る

  • これまでせいぜいFacebookアプリを作ったほどでユーザ10万人超えのサービス開発経験がなかった
  • クラウドなんて実運用で利用したこともなかった、というよりむしろ検証程度で使ってみて「使えない」と思っていたぐらいだった
  • ストレージはMySQLで実装するつもりだったし、そもそもNoSQLを採用した実績もなく、社内に経験者もいなかった

承)3/13にすべてが変わった!〜きっかけはAWS ソリューションアーキテクト 松尾さん〜

  • 松尾さんの「運用が楽だよ~」の一言がきっかけでMySQLからDynamoDBへの乗り換えを決断し、実装を開始(リリース71日前)

転)ソースコードを半分くらい棄てた

  • 「自分の書いたものを棄てた程度だったから良かった」と言い放つ伊藤さんがかっこ良すぎました。

結)DynamoDBだけでソシャゲはつくれるということを証明 私は伊藤さんが当初「AWSってなんか難しそう」というイメージを持っていたというお話が印象に残りました。よく聞く「都市伝説」かもしれませんが、そういったイメージを持っている方にも気軽に使っていただけるような提案をしていきたいです。 資料も公開されていますのでぜひご覧ください。

「DynamoDBを選んだ理由」 芸者東京エンターテインメント株式会社 竹下さん

ソーシャルゲーム「おみせやさん」等を開発されている会社さん。言語は主にScalaを使って開発しているとのことでした。 現在、AWSを使ったマイクロブログの実装を行っているとのことで、MySQLで実装した場合とDynamoDBを使って実装したの場合の違いを説明されました。DynamoDBの何よりも素晴らしいところはSPOFがないところとしつつ、「NoSQLは万能ではないし、だいたいのサービスはMySQL+Memcachedで事足りる。その前提の認識を持った上で導入することで運用の手間が省けるといったメリットを強く感じることができる」とおっしゃっていたのが印象的でした。

KLab株式会社 天羽さん(@amo_k

昨年東証マザーズに上場し、今年の5月に東証一部上場を果たしたとのことでソーシャルゲーム業界が急成長していることがわかります。KLabさんはソーシャル事業に力をいれているとのことで、現在登録ユーザ数1,800万人以上も。Cloudworksも負けていられません。実際に現在絶賛提供中のiPhoneアプリ「真・戦国バスター」はAWS上でLAMP構成を組んでいるとのことで、RDSのスケールアウトとスケールアップの容易さがとてもはまっているとのことでした。 これからどんなサービスにAWSを利用されるのか興味津々です。
---ここからネタ枠---

「得上もSimpleDBとDynamoDBへの愛を伝えたい」 株式会社マイニングブラウニー 得上さん(@tottkug

AWSのデータベースサービスに対する愛を独特の語り口調で伝えました。得上さんに言葉の壁はありません。そもそも得上さんがAWSにはまったきっかけとして、

  • 処理費用分だけしかお金がかからない
  • メンテナンスの費用を気にしなくて良い
  • DynamoDBはずっと待っていた!運用も気にすることなく、望み通りのスループットが手に入る

といったことに心から魅力を感じたから、とのことでした。資料もアップされていますのでぜひご覧下さい。

「RDSで3200億円」 株式会社サーバーワークス 大石(@ooishi

昨年の震災時に急遽ご協力させていただいた日本赤十字社の事例を紹介されました。Amazon RDSであればどんな負荷にも耐えられると信じ、負荷テスト無しで導入したとのことで、実際にそのAWS上で震災時の高負荷にも耐え、義援金3,200億円を集めています。 これからもどんどんこの事例をご紹介し、まだまだ義援金を集めていくとのことですので、ぜひご協力をいただきたいです。 この事例についてはこちらもぜひご覧ください。
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感想

AWSの幅広いサービスの中からデータベースに特化して勉強させていただきました。まだまだ勉強不足ではありますが、YesSQLとNoSQLとの違いを知ることができました。提供するサービスに合ったデータベースサービスを選択し、導入していきたいなぁと感じています。 最後になりましたが、図々しくお願いしてゲットした素敵な写真で締めたいと思います!皆様ありがとうございました。