はじめに
こんにちは。技術1課の三木宏昭です。
近所の桜が徐々に咲き始めていて、春の訪れを感じるこの頃です。
春といえば花粉症。 私は夜になると症状が悪化していたのですが、枕カバーを外干しせずに部屋干しすることで劇的に改善しました。
目には見えなくとも、外では飛散してるんだなあと感じる出来事でした。
Route53のクォータ
今回は、Route53のクォータについて説明します。
クォータとは
クォータとは上限値のことです。クォータ値を超えて登録/作成する事は出来ません。
例えばVPC数のクォータは、「リージョン毎に5つ」となっています。これはリージョン内で6つ目のVPCを作成する事が出来ない事を意味しています。
また、クォータによっては上限を引き上げる事が可能なものもあります。上記の例でいうと、申請する事で6つ以上のVPCを作成する事が出来るようになります。
Route53のクォータ値と具体例
クォータについての公式ドキュメントはこちらになります。
今回はドキュメントから、よく使われるであろう以下の値について説明します。
# | 対象 | クォータ値 |
---|---|---|
1 | ドメイン | AWSアカウントあたり50 |
2 | ホストゾーン | AWSアカウントあたり500 |
3 | レコード | ホストゾーンあたり10,000 |
1. ドメインのクォータ
Route53の「登録済みドメイン」から確認できる項目です。
以下の画面です。
これは50個まで作成する事が出来ます。50個を超える場合、クォータ引き上げのリクエストが必要です。
2. ホストゾーンのクォータ
Route53の「ホストゾーン」から確認できる項目です。
以下の画面です。
これは500個まで作成する事が出来ます。500個を超える場合、クォータ引き上げのリクエストが必要です。
3. レコードのクォータ
Route53の「ホストゾーン」から任意のホストゾーンを選択した画面で確認できる項目です。
以下の画面です。
これは10,000まで作成する事が出来ます。10,000を超える場合、クォータ引き上げのリクエストが必要です。また、追加料金が適用されます。
おわりに
いかがだったでしょうか。今回取り上げた項目以外のクォータについては、公式ドキュメントをご参照ください。
また、クォータの引き上げリクエストはService Quotasから行うことが出来ます。左ペインから「AWSのサービス」を選んで、申請したいサービスを選択してください。
ServiceQuotasについては、弊社ブログの下記記事もあわせてご参考ください。
皆さんのお役に立てれば幸いです。それでは、また。
三木 宏昭 (執筆記事の一覧)
クラウドインテグレーション部 技術1課
紅茶と親子丼とAWSが好き
2021年の目標:毎日リングフィットアドベンチャーのコントローラーを持つ
2021 APN ALL AWS Certifications Engineers