宮澤です。
タイトルの通り、Amazon WorkSpacesの次世代型画面転送プロトコルのWSPがリリースされていて、「拙僧は昂ぶっておりまする」状態なので早速紹介したいと思います。
WSPとは
WSPは、WorkSpaces Streaming Protocol の略で、AWSが独自に開発したVDI用の画面転送プロトコルになります。
これは、帯域の低いネットワークやグローバルでWorkSpacesを利用した際に、安定して利用できるようにすることなどを目的として作られています。
2020年12月1日にリリースとなりましたが、1年ぐらい前からベータ版として利用は可能でした。
Amazon WorkSpaces Streaming Protocol (ベータ版) の紹介
現状
現在はリリースされているため、WorkSpacesの作成画面上でもベータの文字は消えています。
現状、WSPはWindows版のみ提供されていて、AmazonLinux2版のWorkSpacesは用意されていないようでした。
試しに起動してみたところ、バンドルの部分は以下のように、WSPと表示されていました。
WSPを利用する場合は、WorkSpacesクライアントアプリが3系である必要があります。
また、WSP対応しているクライアントアプリは Mac OSXとWindows系のものしか提供されていないため、Chromebookなどほかのデバイスでは現状使うことはできなそうです。
※IntelMacのBig SurでWorkSpacesへの接続はできました。
まとめ
WSP版のWorkSpacesを構築して、社内のメンバーとGoogle Meetで通話したところ、一切ラグを感じずに違和感なく会話ができました。
リリース現在では、Webカメラのサポートはベータ版のみで利用できなかったのですが、ベータということは近いうちに実装されると思われるので、非常に楽しみです。
WSPにより、VDI上でWeb会議がスムーズにできるようになると、在宅勤務がメインになりつつある現状でも、十分WorkSpacesを活かせそうですね。
宮澤 慶 (記事一覧)
コーポレートエンジニアリング部 情報システム 管理者