キックオフミーティングをリモートでやったら逆に盛り上がった話

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こんにちは、大石です。

facebookでもポストしましたが、この2月末で第21期が終わり新しい期を迎えるということで、先日キックオフミーティングを行いました。

当社は普段からリモートワークが多いこともあって、キックオフは年に2回だけある「みんなが顔を合わせる数少ない機会」でもあります。そういう事情もあって私もキックオフでみんなと会えることをとても楽しみにしていたのですが、コロナウイルスの影響もあり2月17日には早々に「全員集合は禁止」を決め、代わりにYouTube Liveで社内に配信することにしました。

正直にいって、キックオフをリモートにしたと決めたときは

「仕方ないとはわかってるけど残念だなぁ〜」

というのが第一印象でした。普段リモートワークが多いからこそ、全員で集まって「今期も高い目標に向かってみんなで力を合わせて頑張ろう!」という気持ちをみんなで共有する機会が、私たちにとっては本当に貴重なわけです。

そうはいっても健康より大切なものはありませんので、キックオフをリモートにする判断自体に迷いはなく、2月17日には早々に「キックオフミーティングはリモートにします」という決定をしました。

そんな訳で配信形式でのキックオフ開催となったわけですが、運営チームがちょっとした工夫をしてくれて、このキックオフミーティング中に自由につぶやけるSlackのチャンネルを用意してくれたんです(※YouTube Liveの場合「非公開動画だとコメントできない」から、という事情もあります)。

これがとてもよくて、みんな配信を見ながらリアルタイムにコメントができるので、妙な一体感というか双方向性があるんですよね(お歳を召した方には「昔のニコ生の感じ」といえば伝わると思います)。

物理的に集まってキックオフをやる時は、マナーの意味も含めてノートPCやスマホを使うことなく「スピーカーの話を聞く」ことにしているので、どうしても一方通行になってしまうんですよね。もちろん笑いや頷きである程度の反応はわかりますが、それでもどうしても情報は限定的です。

それに対して、オンラインでやると細かい点にも笑いや突っ込み、意見の表明とか様々なリアクションがあるので、スピーカーが様々な反応をしれるのはもちろん、参加している人同士もコメントをし合うことでイベントがインタラクティブになり、結果としてかなり盛り上がっていました。これは私も想定していませんでした。

↑これは発表の中で「バビロニアの教え」というキーワードが出てきたときの様子

リアルに集まって酒を飲んで盛り上がって円陣を組んで(組みませんけど)「やるぞーー!!」という昭和なノリも結構ですが、外国人の方もハンディキャップを背負った方も子育て中の方もいろんな方がいる中で「どこか一つの場所に集まって、アレルギーを持った人もいる酒という名の依存症誘発液をグビグビ飲むことでしかモチベーションを保てないのであれば、そっちの方が問題だなぁ」と改めて感じた次第です。

儀式として集まることを否定はしませんが、集まっても結局一方通行のコミュニケーションしかできないのであれば、集まる意義は限定的です。オンラインでこれだけ盛り上がってしまうと、逆に「みんなで集まることの意義とは何か?」を改めて考えさせられるよい機会となりました。

もしこれから「リモートでキックオフをやりたい」という方がいらっしゃれば今回の私たちの取り組みからいろいろとご紹介できることがあると思いますので、ご遠慮なくお問い合わせください。

こんな時期ですから、みなさんで力を合わせてこの非常時を乗り切っていきましょう。

リモートでのキックオフ、おすすめします!