2024年11月7日にリリースした「EC2: インスタンスをバックアップ」アクションの機能がアップデートされたのでお知らせいたします。
概要
今回のアップデートにより、「EC2: インスタンスをバックアップ」アクションにおいて、バックアップ結果の把握とバックアップ失敗時の後処理実行ができるようになりました。
変更前:
- Cloud AutomatorはAWS Backupのバックアップジョブを開始するまでが責務
- バックアップジョブの開始の成否=Cloud Automatorのジョブの成否
- バックアップジョブ開始後にバックアップ取得が失敗した場合、Cloud Automatorのジョブは成功となるため「失敗時の後処理」は実行されない
変更後:
- Cloud Automatorはバックアップジョブの開始から完了を確認するまでが責務
- バックアップジョブによるバックアップ取得の成否=Cloud Automatorのジョブの成否
- バックアップジョブ開始後にバックアップ取得が失敗した場合、Cloud Automatorのジョブは失敗となるため「失敗時の後処理」が実行される
今後は、バックアップ失敗時の処理をAWS Backup側で設定・構築することなくCloud Automatorだけで以下のような運用が可能となります。
- Eメール後処理による、バックアップ失敗時の通知メール送信
- SQS後処理やWebhook後処理による、失敗時の代替ジョブの自動実行
おわりに
今後のリリース計画については、ロードマップページにて公開しております。 これからもCloud Automatorをよろしくお願いいたします。
おぐら (記事一覧)
サービス開発部・サービス開発課にて、Ruby / Rails / Reactを使ってCloud Automatorを開発しています。