【初心者向け】Amazon EventBridgeについてまとめてみた

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こんにちは!現在CS課でOJT中の日高です! Amazon CloudWatchって機能が多くて混乱しちゃいますよね.... ってことでCloudWatchについてIT初心者がまとめてみたシリーズの第4弾です。

第1弾ではAmazon CloudWatch Metricsについて、第2弾ではAmazon CloudWatch Logsについて、第3弾ではAmazon CloudWatch Alarmについてまとめているのでよければご覧ください!!

【初心者向け】CloudWatch Metricsの概念についてのイメージをまとめてみた - サーバーワークスエンジニアブログ

【初心者向け】Amazon CloudWatch Logsについてまとめてみた - サーバーワークスエンジニアブログ

【初心者向け】Amazon CloudWatch Alarmについてまとめてみた - サーバーワークスエンジニアブログ

今回はAmazon EventBridge(今後はEventBridgeと記載)について記載していきます。

サービスの概要

EventBridgeとは一言で書くと「AWSリソースやアプリケーションの変更内容などのイベントをリアルタイムに発行するサービス」です。
発行されたイベントに対して別のサービスの起動や、特定の時間にAWSサービスを起動する処理などに利用されます。
このEventBridgeの前身がCloudWatch Eventsです。
CloudWatch Eventsとの大きな違いはAWSサービス以外のイベントを発行できるようになったことが挙げられます。

ちなみに、AWSの公式ドキュメントにはこのように書いてあります。

Amazon EventBridge は、アプリケーションをさまざまなソースからのデータに接続するために使用できるサーバーレスのイベントバスサービスです。EventBridge は、アプリケーション、SaaS (Software as a Service) アプリケーション、および AWS サービスからのリアルタイムデータのストリームを、AWS Lambda 関数、API デスティネーションを使用した HTTP 呼び出しエンドポイント、または他の AWS アカウントのイベントバスなどのターゲットに配信します。

※「Amazon EventBridge とは」抜粋: https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/eventbridge/latest/userguide/eb-what-is.html

サービスの詳細

EventBridgeで押さえていただきたいが概念は「Rule」と「Event Bus」の2つとなります。

Rule(ルール)

上記の図のようにEventBridgeが発行するイベントはルールの設定に従います。 ルールはAWSリソースやアプリケーションなどの変更に従う「event-based」と、スケジュール設定に従う「times-based」があります。
「event-based」の対象となるイベント変更を数多くのサービスがサポートしています。
また、EventBridgeがイベントを発行する対象でないサービスであってもCloudTrailのAPIコールを使ってイベントを検知できます。

※CloudTrailとEventBridgeの連携について詳しくは以下をご覧ください docs.aws.amazon.com

「times-based」はcronまたはrate式を利用してスケジュール設定ができます。
ですので、EventBridgeで5分ごとにイベントを実行するだったり、曜日指定をしたうえでイベントを実行させることができます。

Event Bus(イベントバス)

Event Busとは様々なイベントを伝達するための概念です。
現在(2023年1月25日時点)は3種類のEvent Busが存在します。

Default Event Bus

  • AWSのサービス・アプリケーションから発生するイベントに対して使用できるイベントバスです。
  • どのAWSアカウントにも必ず1つ自動的に作られます。(下記にマネジメントコンソールの画面のスクショを貼ります。)

Custom Event Bus

  • ユーザー独自のアプリケーションで使用できるイベントバスです
  • こちらは自由に作成することができます

Partner Event Bus

  • AWS以外のSaaSアプリケーションで利用できるイベントバスです。
  • SaaSサービス側で登録しないと基本的に利用できません。

まとめ

簡単にではありますが、EventBridge についてまとめさせていただきました。
どなたかのお力になれていれば幸いです。

日高 僚太(執筆記事の一覧)

EC部ソリューションアーキテクト2課 / AWS認定資格 12冠

2022年IT未経験で新卒入社しました。
最近はダーツとサウナが気になっています!
記事に関するお問い合わせや修正依頼⇒ hidaka@serverworks.co.jp