こんにちは。サービス開発課でCloud Automatorの開発・運用をしている尾崎です。
サーバーワークスでは新卒メンバーが希望する各課を回ってOJTを行い、新卒メンバーが自身のキャリア選択の参考にするとともに、既存メンバーも新卒メンバーを受け入れることで、新しい気づきを得られる機会として活用しています。
私の所属するサービス開発課でもOJTの受け入れをしています。OJTのトレーニー(新卒メンバー)には基礎的なWebアプリケーション開発の知識習得から、実際にCloud Automatorの開発に携わるところまでを経験してもらい、サービス開発課の仕事に触れてもらうことを目標としています。
サービス開発課でのOJTのこれまでの課題
そのOJTでCloud Automatorの開発をする際、Cloud Automatorが動く開発環境を構築するのに従来は1~2日かかっていました。
もちろんWebアプリケーションの環境構築について触れるのは大事なことなので、OJTの研修課題では前半でWebアプリケーションの環境構築という課題を設けており、環境構築の難しさはそこで経験してもらうようにしています。
なので、Cloud Automatorを開発するための環境構築はできれば簡略化し、開発業務により多くの時間を当てて欲しいという想いがありました。
GitHub Codespacesの導入
サービス開発課ではGitHubを利用したチーム開発をしており、GitHubがCodespacesを利用した開発に移行したというブログ記事が発表されて以来、実際にCodespacesを試したりして、あっという間に環境構築ができることに感動していました。
チームとしてCodespacesに移行するということは今のところないのですが、OJT等で早く開発環境を構築したいときには使っていくということで導入が決まりました。
Codespacesの導入も実際には .devcontainer
ディレクトリに設定ファイルやDockerfileを書いていく必要があるのですが、Visual Studio Codeで開発コンテナ設定ファイルを追加を実行することで難なく設定できました。
Codespacesを導入しての感想
実際にOJTできているトレーニーにCodespacesを利用して開発環境を構築していただいた日の、日報の一部です(本人掲載承諾済)。
[所感] Codespacesが楽すぎる。
OJTを受け入れる側としても環境構築のサポートが少なくて済むことで、通常業務を進めることもできますし、トレーニー・トレーナー双方にメリットがありました。
気になる料金ですが、今のところ最下位の2 core
プランでパフォーマンスが足りているので、業務として使う分には全く問題ないレベルです。
Codespacesには月の料金の上限を設定できる機能や、30分間(設定変更可能)の無操作による自動停止機能もあるので、料金面でも安心してCodespacesをOJTで利用してもらうことができています。
まとめ
サービス開発課ではOJTで行う環境構築にGitHub Codespacesを取り入れて、OJTで課題となっていたアプリケーション開発の環境構築にかかる時間を削減しました。
このように、サービス開発課では積極的に新しいツールや仕組みを試して、良さそうであれば実際に取り入れ、日々の業務を改善しています。
今後も間接的になるかもしれませんが、常によりよい方法や仕組みを取り入れることでユーザーに価値を届けていければと考えています。