GitHub Certificationsを全冠したので勉強方法をまとめてみました

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こんにちは。サービス開発課でアプリケーション開発に従事している尾崎です。
普段の業務ではGitHubを使い、チームメンバーと協力しながらアプリケーション開発をしています。
GitHubはTeamプランを利用しています。

2024/01/08にGitHub CertificationsがGAされ、パートナーや従業員以外でも受験が可能になりました。

github.blog

GA後、コツコツ受験して全冠を達成したので、この記事では受験を考えている人向けに勉強方法や対策方法をまとめてみます。

GitHub Certificationsとは

GitHub Certificationsは、GitHubが提供する認定資格です。

サイトには

GitHub Certification を取得して、GitHub のテクノロジとワークフローに関する専門知識を示しましょう。

と記載されています。
認定を取得することももちろんですが、認定を取得に向けて学習することでGitHubの機能や一歩踏み込んだ使い方を学ぶことができれば、と思い受験を決めました。
上長にその想いを伝えたところ、応援したいということで受験費用を会社負担してもらえることになりました。ちなみによっぽど業務とは関係の無い的外れな資格取得でなければ、受験費用は会社負担にしてくれます。うれしい。

勉強方法

ここからは僕が行った勉強方法をまとめてみます。
とはいえ、大きな勉強方法はGitHubに限らず他の認定試験でも共通する部分が多いと思います。

1. Studyガイドリポジトリを出発点としてMicrosoft Learnで学習する

github.com

まずどんな試験で、その試験で問われる知識を広く浅く学びます。
公式ドキュメントに目を通すかんじですね。

2. ひたすら問題集を解く

有志が問題集を公開しています。
本物の試験受けた感覚だと、内容は完全に一致してはいないけど、問われる内容や選択肢の選び方はかなりいい線行っているかんじです。
この問題集をできるだけ多く解くといいと思います。無料ですし。

ghcertified.com

問題を解いてわからないことは都度調べるようにしていました。

3. 実際にGitHubの機能を使ってみる

GitHub ActionsやAdvanced Securityに関しては実際に使ってみることで理解を深めることができます。
特にGitHub Actionsのイベント種別だったり、Advanced Security向けにはリポジトリのSecurityタブで何ができるか、使ってみるとかなり知識が定着します。
Administrationに関してはエンタープライズレベルの設定など、触ることができる部分が少ない場合もあると思います。僕は触ることができなかったので、GitHubの画面とMicrosoftのLearnに記載されているスクリーンショットを見比べながら、Enterpriseプランではここら辺にこんな設定があるんだな、ということをイメージしながら学習しました。

対策方法

実際に受験をして、有効だったと感じた対策方法をまとめてみます。

1. 英語でドキュメントを読む

試験は英語で出題されます。
とにかくGitHubのドキュメントは英語で読むことを強くおすすめします。
GitHubのドキュメントを英語で読むことで、試験に出てくる単語やフレーズを覚えることができます。

(例) 複合アクション -> Composite Action

https://docs.github.com/ja/actions/creating-actions/creating-a-composite-action

2. どの権限/プラン でどんな操作ができるか、どんな機能を利用できるのかをきちんと理解する

GitHubではいろんな権限(ロール)を設定することができます。
どの権限でどの操作ができるかを理解しておく必要があります。
また、どのプランでどの機能が利用できるかも把握しておく必要があります。
プライベートリポジトリとパブリックリポジトリで利用できる機能も異なるので、そこも把握しておく必要があります。

この部分に関してはGitHubのドキュメント上部にある機能を使えるユーザーやプランについての説明を必ず読むようにしましょう。

(例) Dependency review の Who can use this feature?

About dependency review - GitHub Docs

3. 設定の階層構造を理解する

Enterpriseレベル、Organizationレベル、Repositoryレベルで設定できる項目や影響範囲を理解することがとても大切です。
設定がどこまで影響するのかを問う問題がすべての認定試験で1問は必ず出題されるといっても過言ではありません。

(例) Organizationシークレットは配下の複数のRepositoryで共有できる。

受験場所・身分証明書

準備ができたらあとは受験です。僕はPSIのオンライン受験を利用しました。

身分証明書は他のGitHub Certifications受験記事を参考にパスポートを利用しました。
GitHub CertificationsをPSIで受験する場合は受験者の表記と身分証明書の表記が一致している必要があり、英語表記があるパスポートを利用する方が多いようです。

ただ、PSIで受験日程を登録する際に名前を入力する部分があったので、そこに日本語で記入すれば運転免許証やマイナンバーカードでも受験可能かもしれません(未確認)。僕はGitHubに登録されている英語表記が入力されていたのとパスポートがあったので、特に変更せず登録しました。

ちなみに出題される英語の難易度ですが、GitHubのドキュメントを英語で読むことができれば大丈夫だと思います。
むしろ問題文が機械翻訳されて変な日本語になってわかりづらいというのがない、というメリットと捉えるといいかなと思います。

まとめ

この記事ではGitHub Certificationsを全冠するまでに至った勉強方法や受験をしてみての対策方法をまとめてみました。
この記事がこれからGitHubの認定試験を受験される方、受験を考えている方の参考になれば幸いです。

GitHubはこれからも当分の間、開発の中では中心的な存在であり続けると思います。
自身のスキルアップやチームの開発効率向上のためにも、GitHub Certificationsを受験してみるのもいいかもしれません。

サーバーワークスはクラウドインテグレーションはもちろん、僕が所属しているところのようにGitHubを中心にチームでアプリケーション開発を行う部署もあります。
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